間違った冷え対策をしてたのに妊娠できるようになった理由

間違った冷え対策をしてたのに妊娠できるようになった理由

妊活中は冷えを気にして、体を異様なほど温める温活をされる方が

急増しています。

子宮が冷えている!そんな言葉どおり、

私の子宮が冷えているからきっと妊娠できずにいるんだと

よもぎ蒸しや下腹部を温める事に努めていませんか?

 

冷えに関わるのは自律神経だという事をご存知でしょうか?

もともと、子宮や卵巣まわりの生殖器は骨盤内にあり、

そこの近くを太い動脈が通っているので

じっさい本当にその部分が冷えるという事はおきません。

 

でも、自律神経の乱れの影響で手足の冷え、体全体の低体温の傾向

そういったトラブルは起きてきてしまいます。

なので自分の子宮も冷えているのではと思われがちですが

冷え対策も間違えるとかえって自律神経を乱すもとであり、

かえって不妊体質を招いてしまいます。

 

自律神経と不妊ストレスの関係

ストレスがかかると、交感神経が優位になります。

ストレスがかかると体の皮膚表面の血流を妨げ、

体温は下がります。

その分、熱は体の深部にこもる形になります。

そのため、自律神経は交感神経と副交感神経がお互い

バランスを保てることが重要なのですが、

不妊で悩み始めるとそれが非常に難しくなります。

 

そうでなくても、

私たちの現代の生活は交感神経が優位になりやすい生活スタイルです。

働いていても、仕事のストレスをため込みます。

かといって、妊活に専念しようとして仕事をやめて専業主婦になったとしても

色々考える時間が増えて、前よりも

考え込んだり、落ち込むことも増えてしまったという

話しもよく聞きます。

 

ストレス対処により自律神経を整え冷え対策が可能

ストレスには種類がありますが、物理的にかかるストレスではなく

心理的にかかるストレスは物事のとらえ方が大きな

原因になってきます。

そのため、ストレス発散など一時的な発散方法では

常に思考をし続ける脳のなかの反応では

自律神経を上手に整えていくことは難しいとされています。

 

物事の考え癖、捉え方の癖を変えていくことが大事だといえます。

 

かといって、不安や焦り、ネガティブな事ばかり考えてしまう

色々考えないようにしようとしても

難しい部分でもあるかと思います。

 

そのためにも、メンタルコントロールは

正しく自分のスキルとして身につけておきましょう。

自律神経の乱れは冷え体質に直結します。

物理的にあたためる事が大切なのではなく、

自分の自律神経をバランスよく整える事の方が重要だといえます。

 

実際に、よもぎ蒸しや物理的にあたためた後、

逆に冷えるような気がすると話してくださる方もいます。

私たちの体のメカニズムは複雑でよくできています。

物理的にあたためると、体は異様だと判断して

逆に冷やそうと反応してくれます。

それを繰り返すと、コントロールがうまくできなくなってしまいます。

そのため、ホッカイロや何かで、

局所的に子宮や生殖器を物理的にあたためるという事は

冷え対策としてはリスクも伴います。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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