腸内環境が不妊症の原因に…根拠に基づく妊娠するための腸活ポイント |

腸内環境が不妊症の原因に…根拠に基づく妊娠するための腸活ポイント

食べるもので腸内環境が変わり、その腸内環境が妊娠しにくさに影響が

でてきたりもします。腸内環境と食べ物、妊娠との関係についてお伝えしていきます。

 

健康的な体つくりに欠かせないのが、1つ1つの細胞に酸素と栄養を届けてあげる事。

質の良い血液の流れをよくしてあげることです。

妊娠できずに不妊で悩む方は、細胞の質の劣化、能力の衰えで男性でも女性でも悩まれています。

タイミングが大事と思われている方も多いですが、不妊治療でも体外受精では受精させているにも関わらず

妊娠に至らず結果を出せずにいる背景に卵子細胞の質が影響しています。

 

質の良い血液を循環させて、良い状態を作っていくことが

大切ですが、そこには、自律神経と腸内環境が関わってきます。

 

自律神経と腸内環境は妊娠しやすさと関係あり

自律神経のバランスも、腸内環境も妊娠しやすさと関係があります。

最近では、サプリで妊娠!食で妊娠!断食で妊娠!

そんな情報がインターネット上でも普及していますね。

 

腸内環境は免疫力とも関係が深い器官です。

免疫細胞の多くが腸内にあり、また卵子の質をよく数を温存するためには欠かせないとされる

睡眠ホルモンであるメラトニンの前駆体にもなる

セロトニンという幸せホルモンの7割は腸内で作られるとも言われています。

セロトニンはストレスなどでダメージを受けた自律神経の修復にも使われるホルモンです。

 

妊娠しやすい体質を作ろうとするとき、単純に食だけでという短絡的な発想をしてしまうのは危険ですが、

腸内環境を整える、自律神経をバランスよく整えていくという視点はとても大事だと言えるでしょう。

 

腸をいたわるとセロトニン分泌が高まる

腸内環境を整えるとセロトニンの分泌が高まる事が言われています。

腸で作られたセロトニンが直接脳内に入るわけではないものの、

腸内で作られたセロトニンが迷走神経に刺激をあたえ、それによって脳の視床下部に命令が出る仕組み

になっているようです。視床下部は、精神的な状態に影響をあたえるホルモンの分泌に関わる

エリアでもあり、セロトニンだけでなくオキシトシンやエンドルフィンにも影響がでて、

腸内環境が整うと幸福感が増しやすくなります。(1)

 

また、セロトニンやオキシトシンには子宮収縮に関わり、妊娠のサポートをしているという部分もあります。

射精され、進入してきた精子が早くに卵管膨大部にたどり着けるのは、

こういったホルモンの影響によって子宮や卵管が収縮しているからです。

腸内でのセロトニンは脳神経に働きかけ、分泌を促しているというのです。

さらに、腸内細菌が食物繊維を発酵させそれによってできた脂肪酸が脳内の

セロトニン分泌につながっているという事も言われています。(2)

腸をいたわってあげるって大切ですね。

 

妊娠しやすく 腸内環境を整えるポイント

よく噛んで食べる

腸内環境と食べ物をよく噛んで食べる事とは相関関係があることがわかっています。

よく噛んで食べることの大切さは知られていますが、

現代の食事内容は昔に比べると柔らかく飲み込みやすい食べ物ばかりです。

粗食回数が圧倒的にすくなく減っているといわれています。

 

そこで、ガムがおススメポイントとなります。

そして、もう1つのポイントとしては、水をこまめに飲むという事になります。

1日1リットルから2リットルが目安と言われています。

 

食物繊維をたっぷりとる

腸内環境を整えるには、腸内細菌を多様化してあげる事と、腸内細菌のエサとなるものを

たっぷりとってあげるようにしていきましょう。

腸内細菌は食物繊維が大好物です。

野菜や果物を積極的にとっていきましょう。生の野菜には細菌がついているので、

生野菜とかもちゃんと摂取する事って大事ですね。

またジャガイモに含まれるレジスタントスターチも腸内環境の改善には良いとされています。

そして、レジスタントスターチには抗炎症作用があるため、睡眠改善効果もでてきます。(3)。

ニンニク・長ネギ・アスパラガスなどもおススメな食材になります。

 

腸内細菌を殺してしまわない生活を

抗生剤に注意

除菌・抗菌っとても良いようなものの気がしてしまいますね。

悪い菌はやっつける。でも、これと同時に体にとって良い働きをしてしまう善玉菌も

死んでしまうのです。それによって腸内環境がボロボロになってしまったり、

抗生剤などを使用した場合は腸内環境が元通りになるのに半年近くかかるといわれています。(4

 

抗菌・除菌系の洗剤やシャンプー制汗剤に注意

必要以上に抗菌・除菌グッズは使わないようにしましょう。

実際に、抗菌・除菌石鹸やシャンプーなどに含まれる成分によって不妊リスクが高まると

言われているものはたくさんあります。(5

ばい菌への対処はしっかりとした流水による手洗いで充分です。必要最低限な洗うなどで充分ですね。

体にとって大事な菌を殺してしまっては妊活もうまくいかなくなってしまいかねません。

 

化粧品や日焼け止めの添加物

また、女性が毎日使う化粧品に含まれる化学物質は環境ホルモンとして働きかけ、(6

腸内環境を壊しながら、女性ホルモンも乱していってしまいます気をつけたいのが

パラベン・フタル酸エステル・トリクロサン・ジオキサン、ホルムアルデヒド、酢酸塩などなど

添加物が使われていない化粧品を選ぶこともちょっと気をつけたいですね。

 

加工食品や添加物を控える食事

加工食品になどに含まれる添加物はそれそのもの不妊リスクを高めるものもありますし、

腸内環境にとっては最悪です。体の中では炎症反応がおこりやすくなってしまいます。

妊活中は気をつけたいNG食品についてはこちら

 

自然に触れて外気などからも良い菌を取り入れる

室内はできるだけ換気をするようにしましょう。外が大気汚染という場合は

別ですが、環境が良ければできるだけ自然な外の空気を取り入れていきましょう。

大気中にはいろいろな菌がいます。お部屋を喚起するだけでも

また、家の中に観葉植物などを育てておくのも良いでしょう。子宝草あたりはぴったりかも

しれません。子宝に恵まれやすく環境を整えるお手伝いになりますね。

 

腸内環境を乱す原因は不妊の原因にもなる

腸内環境を乱す原因は、不妊の原因にもなっているものばかりです。

  • 抗生物質
  • 鎮痛剤
  • 化粧品・日焼け止めの添加物
  • 抗菌・除菌などの製品
  • 大気汚染
  • プラスチック製品の使用
  • 残留農薬

 

というのも、これらに共通しておこる事が炎症反応と酸化だからにほかなりません。

どれも研究で不妊リスクが高まっていることが確認されていますし、

腸内環境への影響も研究で言われています。

妊娠できない原因はいろいろ言われていますが、卵子と精子の質といった部分、

DNAの損傷レベルに行きついていきますが、炎症反応と酸化ストレスはDNA損傷レベルを

高めていって細胞をボロボロにしてしまうからです。

 

他にもできる腸内環境の整え方 ストレス対策

腸は第2の脳といわれるほど、脳とは神経でつながって密接に関わり合う器官です。

そのため、ストレスがかかった状態や、メンタリティが腸や自律神経にもダイレクトに影響が出てきてしまいます。(7,8)。

精神的にストレスを抱えても腸内環境が悪くなりますし、

腸内環境が悪いと精神的に不安が強くなったり、うつなど精神疾患になるリスクも

高まってしまいます。腸内細菌によって、脳の伝達物質を操作しているとも言われています。

菌によって何を考えるのか見たいなのも操られているのですね・・・。

食事面でできる改善をしながら、メンタルケアに取り組むことが妊娠しやすい状態を作る

一歩一歩になっているようです。

 

自律神経や腸の働きを高めるためにできる取り組みと合わせて、メンタルをコントロールすることも必要になります。

腸の状態はメンタリティとも関係があって、通常の腸の状態から、イライラしやすい、疲れやすい、

神経質、まじめ、心配性、せっかち、ため込みやすい

タイプの方は内視鏡でみてみても、腸はむくみがちに・・・そんなむくみがちな腸を整えていってあげましょう。

 

子宮環境は食事によって影響を受けている

出産歴のある18~45歳の女性56名から子宮内容液と血液を採取し、

アミノ酸分析を液体クロマトグラフィーで行なっている研究では、食事内容の調査も併せて行なっています。(9

その結果、子宮内容液は平均3.54mMのアミノ酸を含んでいてその構成成分については

なんと年齢、BMI、生理周期、婦人科疾患とは無関係!一方食事内容とは有意な関連があったのです。

食べ物によって子宮環境が変わるという事が判明したのです。

健康的な食生活、いわゆる地中海式の食事療法のような

新鮮な野菜、フルーツ、全粒穀物、魚が多く、肉類と脂肪の少ない食事と比べ、

逆のような不健康な食生活方ではアミノ酸濃度が有意に違っていて、子宮環境へ影響が強いことがわかりました。

でも血液中のアミノ酸と子宮内容液のアミノ酸には関連がなかったことからも、子宮環境には食べ物大事という

結果に。体外受精などでの培養液はアミノ酸濃度などもとても重要になっています。

そのため食事や栄養によって妊娠しやすさにも違いが出てくる可能性は十分あるということです。

でもどれだけ食事を変えても栄養の吸収などに影響するのは腸内環境です。

そのため合わせてメンタルと腸内環境を整えておくことは妊活においても大事ですね。

 

最後に

息詰まって、焦って、悩んでいるときほど、下を向いて気持ちもふさぎ込みがちです。

そんな時は、自律神経も、腸内環境もいい状態にはなっていくのが難しいところ。

心も体もトータル的にいい状態を作っていくことが大事になっていくといえますね。

1人でなやんでいるとどうしてもネガティブになってしまうので、もんもんとしたり、

ネット検索ばかりになってしまうかもしれません。

苦しい時は、一休みしたり、心理サポートを受けてみるのも妊娠しやすさの支えになります。

 

参考文献

1 2015 Apr 9;161(2):264-76. doi: 10.1016/j.cell.2015.02.047.Indigenous bacteria from the gut microbiota regulate host serotonin biosynthesis.

2Article| Volume 161, ISSUE 2, P264-276, April 09, 2015Indigenous Bacteria from the Gut Microbiota Regulate Host Serotonin Biosynthesis

3Butyrate and other short-chain fatty acids as modulators of immunity: what relevance for health? Kees Meijera, Paul de Vosb and Marion G. Priebe

4Gut microbiota disturbance during antibiotic therapy: a multi-omic approach

5graham rook skin microbiome

6 2008 Jul;28(5):561-78. doi: 10.1002/jat.1358.Paraben esters: review of recent studies of endocrine toxicity, absorption, esterase and human exposure, and discussion of potential human health risks.

7 2011 Mar;23(3):187-92. doi: 10.1111/j.1365-2982.2010.01664.x.The microbiome-gut-brain axis: from bowel to behavior.

8 2012 May;24(5):405-13. doi: 10.1111/j.1365-2982.2012.01906.x. Epub 2012 Mar 8.Microbes and the gut-brain axis.

9Human Reproduction, Volume 30, Issue 4, April 2015, Pages 917–924, https://doi.org/10.1093/humrep/dev008

 

 

 

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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