既婚女性3人に1人は不妊で悩み、離婚にまで発展

既婚女性3人に1人は不妊で悩み、離婚にまで発展

近年不妊で悩むカップルが増加中。以前は女性に原因があると思われていた不妊ですが

男性側にも原因があるケースが多いという事も浸透し10組に1組という時代ではなく、

3人に1人は悩むというくらい、不妊を身近に感じる時代です。不妊が原因で離婚などにも

進展しまうケースもあり、何かと不安にあおられる時代になってきている感じがあります。

身近になってきた不妊という問題についてみていきましょう。

 

みんなひっそりと不妊でなやんでいる

Yahoo!ニュースに、製薬会社が行った

20代から40代の既婚者15000人に行ったアンケートの結果では

既婚女性の3人に1人は不妊で悩んでいる、不妊で悩んだ経験があるという結果だったようです。

 

自分だけが不妊で悩んでいて、周囲はどんどん妊娠していく・・・

自分だけが取り残されているのかもと孤独感が強まりがちですが、

みなさん、人にはなかなか公表しにくい問題内容なのでひっそりと

悩まれているのかもしれないことがうかがえますね。

 

不妊が原因で離婚にまで

離婚の原因が不妊という事も少なくなくなっているのでないでしょうか。

日本の30代の離婚率は3組に1組といわれ世界的に見て26位くらいです。

30代女性が多く抱える悩みでもある「不妊」を原因としていたり、

不妊に関連した不妊治療がきっかけであったり、価値観のズレ、セックスレス

など原因は多いのかもしれません。

デンマークでの研究によると、不妊治療を受けて子どもを授からなかった場合、

夫婦の離婚率は、授かった夫婦に比べて約3倍も離婚しやすかったようです。

実際にどれくらいの率で不妊がきっかけで離婚になってしまっているのかはわからないですが、

子どもが授からないという事がきっかけで、愛し合っていた男女に修復できない亀裂が

入ってしまうのも悲しいですね。

特に不妊治療は精神的にも経済的にも負担がかかりやすく、保険が適応にならない

不妊治療に至っては高額な医療費がかかってきますから

男女ともにゆとりがなくなった夫婦生活、家庭になりやすくなってしまうと言えるでしょう。

不妊治療も不妊の原因によっては有効なケースもありますが、

かえって悪循環になってしまう事もありますので、夫婦でよく話し合い、

協力し合い、価値観を揃えておく必要性がありそうです。

 

不妊治療への誘導が一般的

インターネットやマスコミなどの影響から、情報はあふれかえる時代です。

困ったこと、不安な事があれば、すぐにググれば何かにヒットする時代です。

また、いろいろな情報が飛び交いますし、病院へ行けばいったで患者さんの囲い込みが始まりますし、

病院では特に指摘されなかったのに、漢方薬局へ行けば

ホルモンバランスにダメだしされて漢方をすすめられてと、

どうしたらいいのか翻弄されながら、不安だけが大きくなってしまう

環境がこんなにも整ってしまっているんだなぁと常日頃、感じるようになりました。

検査の結果必要があれば適切な治療はそれはそれで効果があるもので、

必要なご夫婦もあるでしょうが、

不妊治療を受けてきたのに授からなかった方が自然妊娠できたり、

医師からは、ステップアップをすすめられたけれど、

納得がいかずに相談に来た方があっさりと自然妊娠できたりと、そういうケースをよく見ます。

 

妊娠しにくかったら、みんなが進んでいく不妊治療という道をたどらないと

妊娠できないかというとそうではないと思います。

やみくもに、不安をあおったり、焦らせたり、そんな時代と環境が

より妊娠しにくさに拍車をかけているようにも感じます。

 

 

まとめ

子どもができない原因は色々あるかと思います。

悩んでいるのは自分だけと思いこまずに、妊娠に向けて取り組んでいくこと、

夫婦の問題としてよく話し合い、子どもを授かっていくことに前向きになれるといいですね。

 

 

 

 

 

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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