流産後の悲しみつらさにカウンセリング

流産後の悲しみつらさにカウンセリング

今、不妊で悩んでいるけれど、身近に相談できる相手がいない、

あれだけ望んだ妊娠だっただけに流産を経験すると、

その悲しみは「悲しい」とか「つらい」という言葉では言い尽くせないものがあります。

自分を責める気持ちも、これからの妊活に不安になる部分もあるでしょう。

精神的なストレスが強い場合は、次の妊娠が難しくなったり、流産しやすく

なってしまう部分もあります。

流産後から気分が落ち込む、つらいと感じる気持ちがあったら、

カウンセリングってどうなんだろう?相談してみるとどう変われるんだろうって

思えたらと思います。

 

流産後や死産後につらさを感じるのはみんなそう

流産や死産を経験したら、こんなにいつまでもつらい気持ちですごし、

泣いていてはいけないと思う必要はありません。

喪失感に教われ、なんとも悲しい毎日を送っている事にも

なんだか自分らしく生活できなくなってしまったことを思うとつらいかも

しれません。それはみんな同じように体験します。

そんな時、カウンセリングなど誰かに相談したいと思い、必要性を

感じられたかたなら大いにいい効果を得られます。(1

 

流産後うつっぽさ、不安の症状をもっていますか?

精神的につらいストレスを抱えているほど、不安や抑うつ感はでやすく、

不妊で悩んでいても同じように精神的に苦痛を感じます。(2

そして、流産や死産でも同じように精神的につらく感じているほど、

不安やうつっぽい症状が体の症状などとして出てきたりもします。

 

うつ病の症状は、悲しみ、空虚感、絶望感、今までは楽めたことでも関心が持てない、

集中力の低下、食欲の変化などといった症状が現れます。(3

 

不安症状では、心配や緊張を強く感じ、眠りにつくのが困難になる、

集中して物事に取り組めない、筋肉の緊張、痛み、いらいら、吐き気、

その他の関連する症状がでることもあります。(4

そして、3ヶ月から1年くらい続くこともあります。

 

流産後すぐはうつ病という事でなくてもつらい

流産後に感じる精神的な辛さは、似たような状態になるからといって、

うつ病として診断されるわけではありません。

ただ、流産後から、体調がすぐれない、生理周期が乱れる、

PMSが辛くなるなど精神的な理由で体調が崩れたり、ホルモン分泌に

影響がでてきて次の妊娠に向けて前向きな妊活がしにくくなることも

あります。そのため、心のケアはできるだけ取り組めた方が

プラスに働きかけてくれます。

 

流産後の夫婦間のやりとりがよりストレスになる事も

流産についてつらいと受け止める女性に対し、一時は落ち込むものの

夫婦間で、つらさの受け止めや関わり合い方にズレがあると、

どんどん流産をきっかけに夫婦関係に亀裂が入ってしまう事や変化する事もあります。

そうすることで、妊娠した後、産めなかったことに対しより罪悪感を

引きずってしまう事もあるでしょうし、その後の夫婦関係や

性生活がスムーズにいかない事もでてきてしまいます。

パートナーと流産後に、口論になったり、自分の気持ちを受け止めて

もらえないと感じることが増えるのは望ましくはありません。

そのため、カウンセリングなどで相談し、気持ちの面や夫婦間の

関係についてもアドバイスなどを得ていくことはプラスになります。

 

1、相談できるカウンセラーを

心理療法を取り入れていく事もいい事もあります。

医療に頼っても、うまくいかないっ場合は一つの選択肢にはなるとは思いますが、

ごく普通の主婦の方がカウンセリングをしているケースもありますが、

知識に偏りがあったり、経験不足から、

本当に、その方にあったアドバイスができているのかはわからなくなります。

インターネット上の情報はかなり吟味した方が良い場合もあります。

ご自身の人生を左右するカウンセリングにおいては、心理カウンセラー、

看護師や保健師をはじめ不妊につてもある程度知識があるカウンセラーさんを

選んでいく事が大切だと言えます。

 

2.実際に問い合わせてみる

実際に、興味をもったカウンセラーさんに 問い合わせをしたり、

質問を投げかけてみる事が大切です。

実際に問い合わせた時に、良く話を聞いてくれるところ、

自分の状態をヒアリングするのにたっぷりと時間をかけてくれるかどうか

を見極めていっていただくと良いでしょう。

 

まとめ

流産や死産後は、悲しくつらい状況を経験するのは一般的です。

こんなにつらくて苦しいと思う時間を過ごすかもしれませんが、

それは、誰のせいでもないですし、みんな起こりうることです。

そして、それを誰かに相談したり、カウンセリングを受ける事も

決して心が弱いという事でもないですし、生活の質を高めたり、

また心を立て直して妊活に取り組めるようにするためにプラスに働きます。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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