妊娠しやすい人の特徴・不妊になりやすい人の5つの特徴

妊娠しやすい人の特徴・不妊になりやすい人の5つの特徴

妊娠しにくい人には特徴があると聞いたことがありませんか?

妊娠しやすい人にも、子どもができにくい人にも特徴があります。

不妊で悩む多くのご夫婦に関わる事で見えてきた、一般的な特徴とはちょっと違う視点からもみてみました。

なかなか赤ちゃんを授かれず、自分は不妊なのかもしれないと悩まれていましたら、

妊娠しやすい人の特徴を持ち合わせているのかどうかチェックしてみるのも1つ。

そして、改善させていくようにしてみましょう。

 

妊娠しにくい人の特徴と改善ポイント

妊娠しやすい人としにくい人には特徴があります。

不妊に影響している部分と改善していくためのポイントを順にみていきましょう。

実際に不妊治療の専門の医師などが書かれている書籍などを読んでみて、治療の現場で働きながら

何かの研究結果としてあるわけではないけれど、実際に肌で感じられている部分なども含め

紹介していきたいと思います。

 

女性ホルモンの分泌が整っていない

まずは、妊娠しやすい状態というのは、ホルモンバランスが整い、

正常範囲内で、ある一定の間隔で周期で月経がおこるという状態であることです。

ただ生理があればいいという事ではなく、女性が妊娠から出産までを順調に進めるように

主には2つ、エストロゲンとプロゲステロンの女性ホルモンの分泌がバランスをたもち

脳と卵巣・子宮で連携をとりながら分泌されるように整っている状態です。

 

基礎体温をつけてみて、グラフがある程度2相性になるように整えていきましょう。

月経周期は25日~38日におさまっていない、ガタガタしている、低温期が長い、高温期が短い

低温期から高温期への移行に時間がかかるという場合は、

ホルモンバランスが乱れていて女性の体の中で、

妊娠に向けての準備がうまく整っていない可能性があります。

 

エストロゲンの分泌が不足し、排卵障害や卵の未成熟に

エストロゲンは排卵にむけて原子卵胞を育て排卵に向けて子宮内膜を厚くしながら準備させていくよう

働きかけていきます。ただ、月経周期が短かったり、低温期が長すぎる場合は

卵子自体がうまく育たず排卵しても受精しにくくなっていたり、

排卵すらできずに無排卵になっている可能性もあります。

 

プロゲステロンの分泌が不十分で着床障害に

排卵後に多く分泌されるプロゲステロンは子宮内膜をさらに厚くし妊娠を維持していく役割をもちます。

ただ高温期が短い場合は受精した受精卵が着床しにくく妊娠も維持しにくくなります。

黄体機能が低下していてもプロゲステロンは低下します。

 

改善点

女性ホルモンの分泌が整うようにまずは生活習慣の改善を行っていきましょう。

栄養バランスを整え、規則正しい食事や睡眠も重要です。

適度な運動といった休息と活動のバランスも整えるようにしましょう。

特にホルモンバランスはストレスによっても乱れやすいため女性はメンタルケアも欠かせないといえます。

特に妊活中は生理へのイメージも悪くなりがちでガッカリしがちに。

女性であることの象徴である生理という現象を前向きにとらえる事も心のケアにつながりますよ。

 

両親から厳しく育てられている

お父さんかお母さんから厳しめに育てられていて自分が親から大事にされなかったような

愛情をいっぱい受け取れなかったような気落ちを抱えているという傾向があるのも

妊娠しにくい人の特徴になっています。

もちろん、両親から大事にされてそだっていて両親との関係は幼少期より良好だけど、

妊娠しにくいという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、男性不妊というケースでも話を伺っていってみると

厳しくしつけられた、育てられたという男性は、自信が持てない部分を多く抱えていたり

自分を肯定的に捉えることが難しい部分を多く持ち否定的な感情を心の中に持ちがちです。

 

そうすることによって、自分という存在にいいイメージが持てない分、自律神経が乱れやすく

生殖機能が低下しやすいという面を併せ持っています。

こんな自分が親になれるのだろうか?ちゃんと育てられるのだろうか?

赤ちゃんが授かったら嬉しい反面不安になる部分も多く、

欲しいと思う気持ちと同時に欲しいような欲しくないような不安に駆られてしまうようです。

そういった感情が子孫拒否みたいなのを起こさせてしまっているのかもしれません。

実際に自己肯定感が低い場合、セロトニンやオキシトシンといった愛情ホルモン・絆のホルモンと呼ばれる

ホルモンの分泌が低下し健康的な良い状態を作りにくくなります。

妊娠しやすい人は心身ともに健康的という点も重要になりそうです。

 

改善点

自分のことを肯定的に受け止めていくことを増やすことで自己肯定感を高めたり、

自分の両親に対しても、自分がどのように受け止めているのか一度ノートや紙に書き出して

整理して見つめ直してみる事から始めてみるのもよいでしょう。

また、偏った捉え方になっていないか、視野を広げて別の味方をしてみたりしてみるのもよいでしょう。

いいイメージが持てない相手に対して慈愛の瞑想などを行っていくことも効果的になりますよ。

 

ストレスを抱えパートナーに泣き顔や落胆姿を見せている

ストレスを抱えていると自分の中に色々な感情も悲しさやつらさ、ガッカリした落胆ぶりなどって

出てくるものではありますが、その感情のコントロールが上手にできず、

そんな姿をパートナーにずっと見せ続けてしまうという特徴があります。

ストレスを抱えているほど妊娠しにくくなってしまうという言事はご存知でしょうか?

ストレス度が高いほど妊娠までの期間が長くなり不妊になる傾向が高まります。

赤ちゃんが欲しい女性はポジティブで前向きに、ストレスのケアが上手にできるという事も必要です。

ストレスによりコルチゾールというホルモンが分泌されると性ホルモンの分泌は低下します。

また同時にホルモンなどの受容体の働きも低下してしまうためホルモンバランスも乱れやすくなります。

 

ストレスによって活性酸素が発生することによって細胞自体が変形し始めてしまいます。

特に卵子という細胞は生まれ変わることがない細胞のため劣化させないように抗酸化力を高め

いい状態を維持して卵を温存してあげる必要性があります。

 

さらに、男性は女性の落胆ぶりや悲しい気持ちで泣いている姿を見ると

同時に自分も似たような感情を持つようになり人から人へ感情が感染するかのように移ってしまいます。

これはミラーニューロンという細胞の働きによってみる事によって

同じように感情までまねてしまうようになります。そのため夫は、パートナーの悲しむ姿を見るたびに

同じような感情になりストレスを感じさらにテストステロン値が低下し性欲が低下するようになってしまうのです。

妊娠できないで落ち込んでいる姿をパートナーにずっと見せているほど、パートナーは

性欲が低下し生殖機能が衰えていってしまう方向に向いてしまうようになってしまうのです。

 

改善点

妊活をしていれば、どうしてもストレスはたまってしまう事もあります。

そのためのケアを行う事、そして、男性っパートナーの前でネガティブに感情的になっている姿を

見せすぎない特に泣いたりする姿を見せない方が良いという事になります。

妊娠しやすい女性は、性格的にもポジティブで前向きといった点があります。

落ち込んでも長引かせずに切り替えが上手というところもありますので、

自分の心のマネジメントを行うようにしていきましょう。

 

充分な睡眠をとっていない

寝つきが悪い、寝ていても途中で目覚める、寝て起きてもスッキリしない

疲れが取れないと感じているのも妊娠しにくい人の特徴です。

仕事を抱えながら家事に、治療に、妊活にと、何だかやる気も起きにくく日中の活動も

疲れが残ったまま頑張っているのは質の良い睡眠がとれていなかったり、

睡眠不足になってい可能性が高いです。

いつも不妊のことを考えていたり、ネットサーフィンを行っては情報収集をしていて

妊活の情報につい振り回されがちになってしまってもいます。

寝付くころも考え事や不安になることが多く、寝つきの悪さや夜中の中途覚醒につながりやすくなっています。

夕食の時間が不規則であったり、夜遅い時間の晩御飯なども睡眠の質を下げやすくなります。

睡眠不足や睡眠の質が低い場合、健康状態に影響が出やすくなります。

精神的にもイライラしたり判断力が低下し感情的にもなりやすくストレスも溜めがちになりますね。

睡眠時に体と脳の休息となり、成長ホルモンやメラトニンといった分泌されるホルモンによって

細胞は元気を取り戻すように修復されています。

 

この卵巣中のメラトニン濃度が高い女性は残された卵子の数も多く、卵子の質自体もよい状態で

受精後の卵の分割がフラグメントができにくくスムーズだといわれています。

 

改善点

睡眠の質を高められるよう、まずは生活のリズムから整えるようにしましょう。

規則正しく寝る時間、食事の時間などをある程度規則的にすることを心がけていきましょう。

また日中は日光にあたり、軽く有酸素運動など体を動かす運動などを取り入れることで

夜眠るころにはちょうど副交感神経が優位になりゆったりリラックスしながら

寝付けるようになりやすくなります。

寝際の考え事は避けて、お気に入りの本を読んだり、フットバスを楽しんだり

パートナーと楽しい会話などしながらゆったりと過ごせるようにしていきましょう。

夜間や寝る前のスマホやテレビ、パソコンなどのディスプレイを見るのは避けて目から

強い光を入れるのを避ける様な生活スタイルが好ましいでしょう。

 

仲良し夫婦だけどセックスが少ない

妊娠しにくい人の特徴としてこれがかなり原因にもなっているのではと思うものに

性生活の少なさがあげられます。

もちろん仲はよく、手つなぎデートをしたり、家ではハグもキスもあるというご夫婦で

いっけんするとなぜ仲良しなのに不妊なの?と思うようなご夫婦が多いのです。

でも、性的なスキンシップは少なく、旦那さんから誘ってくることもほとんどなく、

排卵期のタイミングのみ月に2回程度という性生活を送っているのも特徴的です。

そのタイミングも、妻から、子どもができやすい日だからという事でセックスをそれとなく

お誘いしていくというパターンであり、旦那さんが性生活に積極的ではなくなっているというのが特徴です。

性生活がある程度あり目安としては週2回以上性生活があり、男女とも健康的であるという場合

20代、30代では1年で80~90%の自然妊娠率があるわけです。

でも、実際はこの性生活が実に少なくなっているという点もかなり不妊に影響を与えてしまうのです。

受精しやすいようにという事でタイミング重視に傾くことで

性生活が義務的で負担に感じられてしまい、性的な関係を築くことが嫌になりがちになってしまいます。

妊娠しやすい人は逆にあまり排卵日や排卵期ばかりを意識しすぎず、

定期的に性的なスキンシップをとり、排卵期以外にもセックスの回数がある程度あるという特徴があります。

改善点

子どもが欲しいといっても受精させようとすることばかりを意識しすぎる事を控えてみましょう。

タイミング重視で女性か男性へセックスのタイミングを指示し始めると

心理的にも負担感がかかり、生殖に対して回避したい、という心理が芽生えてしまいます。

そのため、どれだけ妊娠の為と思っても妻とエッチすることに対してプレッシャーを感じ

回避したくなってしまうようになります。そのため疲れている、仕事が忙しいという事で

拒否されるように進展しやすくなります。

また性的なスキンシップをとることが減る事で排卵期以外の性生活にも興味が薄れがちになってしまうので、

日頃から女性であることを意識してもらえるよう、オシャレやお化粧などを心がける事はもちろんですが

夫婦のコミュニケーションを増やし、エッチの時だけでなく、

性的なスキンシップも日頃からとるようにしていきましょう。

 

妊娠しやすい人の共通点からみた問題点

でも…これらをみてみるとある共通点にたどり着きます。それは心とストレスです。

心や思考やイメージが、性格をはじめ、日々の習慣にも大きく影響してきます。

思考がもとで人の行動が決まり、行動の積み重ねで習慣ができるからです。

パートナーとの関係を作るのも、心です。セックスの質や回数を決めていくのも心と習慣です。

 

妊娠しやすくしたかったら、

そもそものセックスの回数を単純に増やせばいいことかもしれません。

ストレスがよくなかったら、ストレスに感じなければよいまででしょう。

睡眠時間が短かったら、たっぷり眠ればよいことでしょう。

イライラしたくなかったら、おおらかに過ごせばよいことでしょう。

 

でも、実際にそれがなかなかできないから難しいのではないでしょうか。

なぜできないのでしょう???

不妊の本当の原因がここにあると思います。

問題となっている部分をうまく改善できないという事の方が問題だとは思いませんか?

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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