妊娠したい人の炎症体質を食べ物で改善5つのポイント
卵巣の炎症、子宮の炎症が不妊のもとに・・・
例えば子宮内膜症やチョコレート嚢胞など、血液の逆流がもとで
炎症反応が大切な生殖器官でおきることによって
組織の変形をはじめ、閉塞や癒着などによって妊娠しにくくさせてしまう
ことがおきてきます。
物理的な変形が排卵にも、着床にも影響がでることはもちろん、
炎症反応というのは目には見えない形で、不妊検査とかでは
わからない形で現れ出てきます。
炎症がおこると、その炎症物質の影響によって着床しづらくなったり、
卵子や胚の質が低下したり、免疫反応にも影響がでて、
精子の運動性能や卵管の働きが弱まったりというような変化になってしまうのです。
はっきりと病気になっていなくても、炎症体質の方は妊娠しにくさと
関係があるといえます。
アトピーなどをはじめ皮膚の炎症などを持っているケースもそうですし、
風をひきやすいなど進入してきた菌との炎症反応が頻繁に
おきるかたもそうですね。
炎症体質を整えていくことも妊娠しやすさにつながっているといえます。
食事から妊娠につながる炎症体質改善との関係
子宮内膜症と食生活、栄養との関係について様々な事が
調べられてきていますが、
食事の内容やパターンと子宮内膜症について調べた研究のまとめでは
新鮮な野菜や果物、乳製品、オメガ3脂肪酸、ビタミンDといった食生活・栄養素は
子宮内膜症にかかりにくさと関係すると報告されています。
これらから炎症体質の改善につながるポイントを見ていきたいます。
1 野菜や果物を積極的にたくさん食べる
食物繊維やビタミンをはじめ酵素をふんだんに含んでいる
果物や野菜の摂取が
多い女性ほど子宮内膜症になりにくいという報告もあります。
2 加工肉の摂取は少なく
野菜や果物は多く、ハムなど加工してある肉の摂取が少ない女性
ほど子宮内膜症になる傾向がすくないという事も言われています。
3 良質の脂肪の摂取が多い
質の良い脂肪の摂取、ここではオメガ3脂肪酸の摂取を指します。
オメガ脂肪酸は魚やオリーブオイルに含まれる脂肪分であり
血液をサラサラにしてくれる役割があります。
また、女性ホルモンの分泌にも関わってくる脂肪です。
逆に、トランス脂肪酸というマーガリンやマヨネーズなど
人工的に加工してある脂肪の摂取は控えることが望ましいです。
4 ビタミンDの摂取
子宮内膜症の女性はそうでない女性に比べてビタミンD濃度が低いことが
研究で報告されています。ビタミンDには炎症を抑える効果や
細胞の増殖を抑える効果が認められており、その効果が考えられます。
5 血糖値の安定
ごはんやパン、麺類やお菓子などをはじめとする炭水化物の摂取は
血糖値を上げます。高血糖の状態が長く続くと血管の壁はキズつき
炎症反応がおこります。
血糖値をあんていさせるため、炭水化物は精製しすぎないものを
えらぶなどの工夫も好ましいですし、野菜などのおかずとともに
食物繊維と一緒にできるだけ
とるようにすることで血糖値を安定化しやすくなります。
まとめ
今回は炎症体質の改善のために自分で取り組める食生活・栄養という面から
紹介させていただきました。
炎症体質に関わるのは単純に栄養や食事面からだけの影響だけではないので
この食事にしたら、食べ物を変えたら病気が治るとかそういったことでは
ないので、妊娠しやすいじょうたいを作っていくために必用な
1つの要素として食事をとらえていただけたらと思います。