栄養不足が男性ホルモンと不妊に影響 妊娠のための食事とは
男性不妊の原因にはセックスレスや、男性の性欲低下・勃起不足などもあります。
男性の性欲・精力と大きく関係するのにテストステロンという男性ホルモンがあり、
栄養をもとに作られます。そのため栄養不足によって男性ホルモンをはじめ
妊娠しにくくさせてしまう性にまつわる障害が引き起こされている可能性もありますね。
男性ホルモンと不妊、栄養とホルモンについてみていきましょう。
男性ホルモンと栄養素
この男性ホルモンの代表と言えばテストステロンです。
このテストステロンはストレスや年齢と共に減っていくというのもありますが、
あまり知られてはいないかもしれませんが、
食事からのある栄養素が不足している事も関係しています。
ホルモンはタンパク質に含まれるアミノ酸をはじめ、コレステロールや
カルシウムや亜鉛などのミネラル分やビタミンB6などのビタミン類といったさまざまな
栄養素を摂取していることが大切だといいます。
原材料となる栄養だけを摂取すればテストステロンの分泌を促せるのではなく、
体の機能が活性化するような栄養素をまんべんなくとれていることで
ホルモンの分泌も促されるようになっていきます。
男性のライフスタイルから、不足しがちなのはミネラルやビタミン類です。
妊活中なのに性欲がない、精力がない、そんな時は今の食事を見直してみては
いかがでしょうか。
男性性欲低下・精力低下を引き起こす要因
・ストレス
・疲労の蓄積
・性に対するネガティブな経験
・男性ホルモン(テストステロン)の低下
・睡眠不足
・運動不足
・コレステロール不足
など、様々な要因がありますが、
最後のコレステロール不足はあまり知られてはいないのです。
男性ホルモン(テストステロン)を減らしてしまう食生活
現代の食生活は、昔に比べて炭水化物の摂取が多く、一方で脂質の摂取が不足しがちです。
また、外食が多い場合や惣菜を使った食事が多くなるとどうしても
ビタミンやミネラルも不足しがちです。
余分に取りすぎているのは炭水化物・糖質などです。
健康にはコレステロール・脂質はよくないというイメージが強いのですが、
実際は良くないのが炭水化物の取りすぎです。
炭水化物も少量ならもちろん必要ですが、現代の食事は7割くらいを炭水化物が占めるような
食事になりがちです。
特に男性では、ラーメン・牛丼・チャーハン・カレーライス・寿司
焼肉定食・餃子定食・ファーストフードといった炭水化物が多い食事が
人気があります。しかもご飯は大盛りという事も・・・
太っていないからと言って炭水化物が多くて脂質が少ない食事をしていると
妊娠に大きく関係してくる男性特有の
男性ホルモン(テストステロン)が不足してしまいます。
脂肪が太ったり、健康を悪くするのではないかと思われて、
低脂肪・無脂肪と表示のある食品が料理に使われたりしますが、
脂肪は必要です。
何から脂肪をとったらいいのかという注意点はありますが、
基本は自然に近く、穀物由来ではないモノ。
肉・魚・タマゴ・オリーブオイル・アマニオイル・ゴマ油・アボガド・ナッツ類などです。
テストステロンはコレステロールから
テストステロンはコレステロールから作られます。
なので、食事からコレステロールをとる事は大切なのです。
食事からとれない場合でも、
人間は体の中でコレステロールを作り出して補うこともできますが、
内部で作りだす時には家庭が複雑で肝臓に負担がかかる事と、
炭水化物が入ってくればどんどんコレステロールを過剰に生産し続けてしまうといった
異常事態になっていますのです。
そして、肥満・高コレステロール血症などを引き起こしていってしまいます。
食事からコレステロールをとれれば、そういった問題も起きませんし、
脂質は分解されてケトン体となって細胞内で使用可能なエネルギーになれるのです。
炭水化物からのブドウ糖だけが細胞にとって必要なエネルギーになるのではないので
安心して炭水化物を控えて、良質な資質を摂取して下さい。
不規則な食生活は男性ホルモンを減らす
食べる時間帯が不規則、3度の食事ではなく1日1回から2回なども不規則な食事です。
朝は簡単にパンとコーヒーといった食事、昼は外食、夜は遅い時間にお酒と一緒に
高カロリーで油っぽいものや手軽なラーメンなどになりがちでは?
食べるなど、手軽な食事を食べる習慣があるほど、不規則で栄養は不足がちになります。
妊娠を考える場合、女性だけでなく男性も摂取する栄養には気をつけていたいですね。
カップラーメンやスナック菓子など添加物が多い食品もせっかく摂取している
ミネラルの消化吸収を妨げてしまったりもします。
まとめ
男性ホルモンの分泌には多様な栄養素をバランスよく摂取し、規則正しい生活が
必要です。ホルモンの素となる栄養を補い、またホルモンバランスを整えられるよう
体の状態をよくするには、外食やコンビニ食、単食を避け、必要な栄養素を補っていくように
しましょう。また、男性ホルモンの分泌には食事だけでなく
精神的なケアをはじめ運動や睡眠、過労を防ぐなども大事ですね。
ストレスは万病の元と言われるくらいよくないモノです。
ストレスがかかり、憂鬱なときや気分よく性生活を送る事も難しく、
子供を目的としたセックスやタイミング重視になりすぎないようにしていくのも
性欲を低下させないためには気をつけたいところですね。