精液が少いどうしたらいい?妊娠しない?重要な男性妊活 |

精液が少いどうしたらいい?妊娠しない?重要な男性妊活

男性 落ち込む

男性の精液量が少ないきがする・・・

妊娠できないのはそのせいなのか?気になる点もあるでしょう。

今では日本では不妊のカップルは5.5組に1組といわれています。

世界を見ても、妊娠を望むカップルの15~30%が不妊を抱え、さらに

その原因の半数は男性側に原因があるといわれています。

精子の事、精液の事は気になりますね。(1

 

 

精液が少なくない事が不妊の原因に?

精液の量が少ないと、単純に全体の精子数も少なくなると考えられるので、

妊娠の確率は下がります。ただし、妊娠には、精液の量だけではなく、

いわゆる“質”=精液の濃度や精子の元気度なども大きく影響してきます

精液少ない

 

精液にある程度の量がないと、膣や子宮頸部を乗り越えて精子を届けることができません。

精液量で妊娠率が変わる

 

妊娠には、ある程度精液の量があることもポイントになります。

精液の量が少なければ、精子の数も減るという傾向があるためです。

ただ、あくまでも妊娠には精子の質が決め手にはなるものの、ある程度精子の数が

多く、細胞の質が良いことも妊娠しやすさの条件にはなりますね。

また精液には、精子を子宮の中へ届けるという役割も持ち合わせます。

また精子の質は精液の質でも決まるといわれていて、

良い精子が作ることができるというのも妊娠確率に影響が出てくる点といえますね。

 

精液は年齢とともに男性ホルモンの分泌量も減り、精液がすくなくなる傾向はあるものの、

不妊で悩みだし、不妊治療を開始したり、タイミングばかり気にして

SEX自体が子作りのための夫婦のコミュニケーションと

なってしまっては、ストレスがさらに精液を減らしてしまう原因となってしまいかねません。

 

妊娠に必要な精液量ってどれくらいあればいい?

WHOでは、2012年に発行した精液所見をの基準値がありますが、あくまでも妊娠ができる

正常値とみるのではなく、最低ラインとしてみるようにしてください。(2

 

■ 精液量:1.5ml以上
■ pH:7.2以上
■ 精子濃度:1500万/ml以上
■ 総精子数:3900万以上
■ 運動率:40%以上
■ 正常形態精子率:4%以上

 

この基準を下回ると、不妊という事ですが、この中で不妊に影響がより大きいのは、

低精子濃度(乏精子症)、精子運動性の低下(無精子症)、

異常な精子形態(奇形精子症)です。

不妊症との関連性が低い他の要因には、精液量、精巣上体、前立腺、

および精嚢機能のその他の精液マーカーが含まれます。(3

妊娠に関わるのは精液の量そのものではないので、

精子濃度や運動性、形態、さらにはDNA損傷レベルなどの方を

意識して改善する方が妊娠にはよいでしょう。

 

病院で治療できる病気が潜んでいる可能性も

精液が少ないといった場合、病気が潜んでいる可能性もあります。

例えば、精巣静脈瘤があります。(4

精索静脈瘤とは、腎静脈から内精索静脈へ静脈血が逆流することによって

陰嚢上部での蔓(つる)状静脈叢が怒張・うっ血している状態をいいます。

精索静脈瘤は 男性不妊症患者の約40%と言われています。

手術適応のケースもありますので、悩まれているようでしたら、

一度は泌尿器科などで検査をしてもらう事も大切です。

 

体調によっても大きく変化する精液量

その日の体調によっても大きく変化するのが精液量です。

量が多い、少ないばかりを気にすることはあまりなく、

精子の運動率・数などといった質にかかわる部分を高める習慣がとても大切です。

精液と精子の量に関係はないわけではないものの、精液の量はその日の体調や精神状態、

などによっても変化してくるものなので、

精液が少なくても精子の濃度は正常という場合もあり、ものすごく妊娠確率に影響があるかは

ケースバイケースとも言えるでしょう。

妊娠に必要な精液の量は基本的には、射精で約1.5mlから2mlです。

男性ではとくに精液がたくさん出た方がいい、少ないと妊娠しないのではと不安に感じる方も

いるかもしれませんが、妊娠するためにはこの他にも精液の中の数や運動率、奇形率や

精液中の白血球数なども関係してきます。精液の量が多い、少ないだけでは妊娠できるできないは

判断ができません。でも精液がすくないと妊娠しにくさに影響がある点はいなめないので

病気以外では、心がけられる点は気をつけたいですね。

 

精液は何からできているの?

精液量は精嚢、前立腺、尿道球腺(カウパー腺)、精巣上体の分泌液によって決まってきます。

精液量が少なくなってしまう原因としては以下の点があります。

 

・精液が外に出るための道のどこかが詰まっている

・逆行性射精(精液が膀胱に向かって逆流すること)

・精嚢の発育が悪い

・男性ホルモンの分泌が少ない

 

男性ホルモンのアンバランスでも精液減少に

精液成分と年齢や生活習慣との関係に関する研究を行った結果、

牡蠣やレバーに多く含まれる亜鉛が、精子数や精液量と関係していたり、

睡眠時間が少ないと精液のサビつきが高くなるなど、

生活習慣が精液の質と密接に関わっているということが明らかになりました。

男性の精液

 

男性の射精には脳もホルモンも大きくかかわります。

そのためには、男性らしさを司る

テストステロンというホルモンバランスを整えて、

精液の質を良い状態にすることで、精子の質を高める習慣を取り入れていきましょう。

 

男性不妊・精子の質に影響が大きいのは?

男性の妊娠しやすさに影響が大きいのは、精液の量ではないので、

その中に含まれる精子の質をよくしておくことはとても重要ですね。

では、何が精子の質に関わるのかを見ていきましょう。

不妊症の主な原因は、精巣不全、閉塞、停留精巣、低精液量、精子凝集、

特発性不妊症、精索静脈瘤、勃起または射精機能不全、異常な粘度、

内分泌障害、精子の高密度、先天性異常および環境的原因など。

その中でも特発性不妊は50%を占めています。

不妊の原因には、非遺伝的要因と遺伝的要因に分けることができます。

遺伝によっておこったものではない不妊については、

環境要因(有害な化学物質、農薬、重金属、ライフスタイルなど)があります。

近年、世界の環境も状況も50年の間に一気にかわりました。

先進国と発展途上国の両方で化学産業が急速ひろがって、

大量の生体異物が環境に流れ出たため、不妊につながるこれらの環境要因に敏感に

反応して影響がでています。

あまりにありすぎていったい何からしたらいいのかわからないレベルかも

しれません。

例えば、農薬、除草剤、化粧品、防腐剤、洗浄剤、一般廃棄物、

民間廃棄物、医薬品、産業副産物、汚染物質は、男性不妊に関係しています。(3)

この中でもライフスタイルは妊活をする男性が取り組むことができる部分です。

みていきましょう。

 

習慣1 精子の質改善にダイエット

男性の体形が精子の質に影響してしまいます。肥満は今すぐ

改善していきましょう。太っていると、精子のパラメーターと

男性ホルモンであるテストステロンを低下させる可能性があります。(5

さらに大事なのは、ダイエットは、食事療法や運動による

段階的な体重減少がポイントです。例えば、肥満手術などで

痩せたとしてもかえって無精子症となり、改善させられなかったのです。(6

男性が妊活に取り組むには、食事と運動から、適正なBMIにおさまるように

していくことに意味があります。

 

 

習慣2 ストレスをためない

男性ホルモンであるテストステロンは非常にストレスに弱いホルモンです。

仕事上のストレスももちろんそうですが、

妊活におけるプレッシャーも

義務感から強いストレスになっている可能性もあります。

性欲も低下しますし、精液の質にも影響がでてしまいます。

また、男性も子供の頃に育った環境や両親との関係によって、

ストレスをため込みやすかったり、人間関係でうまくいきにくさを

感じる事もありそれが不妊に影響しているとも言われています。

 

 

習慣3 アルコール、カフェイン、コーヒーは適度に

どれも妊活ではNGなのでは?といわれてきましたが、

エビデンスに一貫性がありませんでした。確かに、過度に取り入れる事は

望ましい事ではありませんが、あまりきつきつと管理する必要性も

ないところかもしれません。適度に摂取することが推奨されています。

何もかも妊活のためと頑張って断つと疲れてしまいますよね。

また、社会的にも人とお付き合いしていく上でも問題となりかねません。

適度なら良いでしょう。ただ、夜遅くの飲酒などはライフスタイルが

乱れる原因にもなってしまうので、注意しましょう。

かといって飲んでもいいという意味ではありません。お酒は、精液に影響が

ないといっても、アルコールの使用は、IVFでの流産の増加と出生率の

低下に関連しています。

あくまで適度に、そして飲酒量は気持ち控えめにしましょう。(7

 

習慣4 抗酸化剤などの妊活サプリより食事から

男性の精子の質を改善という場合には抗酸化が注目されています。

その点から、抗酸化剤の摂取、妊活サプリが人気だと思います。

そのためたくさんのビタミン剤や妊活サプリなどを飲んでいるという事も

あるかもしれません。ただ、酸化防止剤の使用が本当に有効なのか

どうかを調べてくれている研究ではすすめられるといった結論では

ありませんでした。

48件の公開された研究がシステマティックレビューに含まれ、そのうち、

37件の研究がメタ分析でした。その内容をまとめると、臨床妊娠率について

報告したのはわずか7/48件の試験だけであり、さらにそのうち4件のみが出生を報告しました。(8)

不妊男性に対する抗酸化物質、妊活サプリが有効かは明確な結論を

引き出すことはできないとしています。結果からみても、出生に影響がほとんど

ないのでは?としか思いようがない気がします・・・。

出生率を高めているのは食事からですね。

 

習慣5 携帯電話スマホと適度にお付き合い

過去数年間でスマホを使う人が急増しています。とっても便利ですものね。

でも、携帯電話の使用による健康への影響についての懸念が高まっています。

携帯電話技術は無線周波電磁放射(RF-EMR)を使用しているので、

日常生活でRF-EMRを大量に浴びてしまう事も増えました。

英国カンブリアのセラフィールド核施設で働いている父親に対して、

妊娠前の電離放射線被曝が増えたことによって、死産のリスクの増加が報告されてもいます。(9)

携帯電話の使用によって、テストステロン生合成を低下させ、

精子形成が損なわれ、さらに精子DNAを損傷してしまいます。(10)

それは、陰嚢が高体温にさらされてしまって、

酸化ストレスによって損傷をおこしてしまうという経路です。

見ていると、じっと座ったり同一姿勢になってしまいますよね。

それが陰嚢温度を高めてしまいます。精子はとにかく熱に弱いですから。

 

習慣6 女性のストレス軽減に協力を

妊活中に女性の方がより感情的につらい経験をしているといわれています。

もちろん、妊娠できない負担は男性もありますが、

女性は支えられたいとか、協力してほしいとも思っています。

熱心になれる女性と、まぁまぁといった男性側とで温度差も

生まれやすいのが妊活かもしれません。

そんなところにも妊活中の女性は精神的に悩んでいますし、

妊活・不妊治療と仕事との両立、家事をしてなどにも疲れを感じています。

子どもを授かるのは二人のためで、一緒に協力していて欲しいと

願っています。食べる事、体を動かす事、妊娠のために良い事、

一緒に取り組んで欲しいとも思っています。

夫婦で支え合いながら妊活していくことが子供を授かるにつながります。

何より女性はストレスを抱えていると、妊娠しにくい、流産率が高まる

など悪循環にもなってしまいます。(11)

 

妊活中は夫婦でマッサージなどもストレス軽減に効果的です。

妊活ストレスや痛みはマッサージのさする効果で軽減

 

まとめ

精液の少なさだけが妊娠できない事につながっているわけではありません。

精子の質、その中でも精液濃度、精子数、運動率、形態、DNA損傷など

いくつかの要因が関りそれが複合的になるほど妊娠しにくさに

影響します。精子の質を高めるために、ライフスタイルを変える事

から取り組むことも効果的です。夫婦で協力し合いながら総合力で

妊娠できるようにしていきましょう。

 

参考文献

(1) 2002 May;167(5):2138-44.Best practice policies for male infertility.

(2) 2017 Nov 1;23(6):660-680. doi: 10.1093/humupd/dmx021.The diagnosis of male infertility: an analysis of the evidence to support the development of global WHO guidance-challenges and future research opportunities.

(3)Visit for more related articles atAnnals of Clinical and Laboratory Research

(4) 2014 Dec;102(6):1556-60. doi: 10.1016/j.fertnstert.2014.10.007. Epub 2014 Nov 25.Report on varicocele and infertility: a committee opinion.

(5) 2014 Feb;29(2):193-200. doi: 10.1093/humrep/det428. Epub 2013 Dec 4.The relationship between male BMI and waist circumference on semen quality: data from the LIFE study.

(6) 2012 Dec;44(6):428-32. doi: 10.1111/j.1439-0272.2012.01300.x. Epub 2012 Apr 28.Dramatic reduction in sperm parameters following bariatric surgery: report of two cases.
(7) 2014 Aug;29(8):1801-9. doi: 10.1093/humrep/deu118. Epub 2014 Jun 3.Alcohol and male reproductive health: a cross-sectional study of 8344 healthy men from Europe and the USA.
(8) 2014;(12):CD007411. doi: 10.1002/14651858.CD007411.pub3. Epub 2014 Dec 15.Antioxidants for male subfertility.
(9)Deepinder F, Makker K, Agarwal A (2007) Cell phones and male infertility: Dissecting the relationship. Reprod Biomed Online 15: 266-270
(10)Behari J, Kesari KK (2006) Effects of microwave radiations on reproductive system in male rats. EmbryoTalk 1: 81-85.
(11) 2011 Mar 15;95(4):1302-7. doi: 10.1016/j.fertnstert.2010.05.048. Epub 2010 Jul 7.Human chorionic gonadotropin confers resistance to oxidative stress-induced apoptosis in decidualizing human endometrial stromal cells.

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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