自然妊娠の確率と受精率 妊娠しやすく3つの食事ルール

自然妊娠の確率や受精率からみる、妊娠しやすさに必要となる要素を見ていきましょう。
卵子の劣化が不妊の原因といわれるほど、日頃の食生活も
卵子の老化や劣化にも影響してくるため、気をつけたい食事の基本から、
注意しておくことでより妊娠しやすさにつながる3つのルールをご紹介していきます。
自然妊娠する確率
定期的な夫婦の営みがあって、避妊せず排卵日あたりに性交渉をもった場合
妊活半年で約80%、1年で約90%が妊娠したというドイツの研究があります。
おおよそ、生理1周期で20%の確率で自然妊娠している事になります。
まずは、妊娠しやすさにとって重要なのは、
定期的に夫婦の性生活がある事、そして、健康的な体つくりを男女ともに送っている事
この2点が欠かせません。
しかし、女性の年齢が上がると、どうしても卵巣機能の低下や卵子の質の低下という問題が
少なからず出てきてしまいます。
卵子は老化してしまうもので、その老化は止めることができません。
でも、劣化は防いだり、修復したりしながら劣化速度を遅くすることは可能です。
そのため、人によって卵子の老化速度も変わってきます。
だからこそ、ひと昔前は40代、50代でも自然妊娠・出産も多かったわけですね。
問題となる卵子の老化と劣化
子供ができにくくなる理由となる卵子の質について。卵子の老化と劣化の問題によって
受精しにくい、受精後に分割し育たず、着床していかないという問題が出てきます。
これは卵子の老化が原因の1つと言われています。
ただ、この老化や劣化という問題は、単純に年齢だけではなく、
不規則な生活、ストレス、添加物が多い食品の摂取や、糖質の多い食事、運動不足
などによっても引き起こされます。
特に、ストレスが多い生活をしていると活性酸素によって細胞は変形までしてしまいます。
自律神経へも悪影響がでるため、
ホルモンバランスが崩れ、質の良い卵子が育たない、
育って排卵したとしても受精できない、
受精したとしても分割〜着床しないということも増えていきます。
自然妊娠の場合の受精率について
卵子が精子と受精する確率は80%と高く、
その後、受精卵が着床する確率は50%以下となり、
さらに着床した受精卵が
妊娠継続していく確率は10~20%程度と言われています。
健康的で若く卵子や精子の質に問題がない男女であっても、
そもそも受精はしやすく、着床はしにくいという事がおきています。
妊娠においてかなり重要なのは着床というステップを越えていかれるのかどうかという事の
方が重要になるのです。
受精から着床へとスムーズに持っていかれるようにするには、
基本的には妊娠しやすさを食事で作っていく際は規則正しく、栄養バランスが良い食事で
あることが基本です。それに加えて、卵子の質を劣化させにくいように気をつけたい
3つのルールをご紹介していきます。
妊娠しやすさに大事な夫婦の3つの食習慣
1 女性ホルモンの素となる栄養をとる習慣
女性ホルモンはタンパク質から作られています。
なので、そのもととなるタンパク質が不足してしまっては
月経・排卵がおきなくなってしまいます。
卵はとってもアミノ酸のバランスも良いのでお勧めですし、
肉、魚もたっぷり取るようにしていきましょう。
2 食べ過ぎはせず、腹5分目程度習慣
現代では食べ物が豊富でありあまり、いつでも食べ物が手に入ります。
ついつい食べ過ぎたりする機会もおおいでしょう。
しかし、食べ過ぎは妊活には欠かせない免疫力を大きく低下させてしまいます。
免疫に関わる細胞は空腹の時ほどよく働きます。
妊娠って免疫機能がいい状態で働いていないと、成り立たない現象です。
自分以外の細胞を受け入れて、それをお腹の中で育てていくのですから、
攻撃しすぎてもいけないし、免疫色が低くても他のばい菌によって病気にかかりやすくなってしまいます。
腹八分目とはよく言いますが、腹5分目程度を心掛けていくとちょうど良いくらいです。
3 夫婦仲よく、よく会話をしながら食べる習慣
性生活において、心地よさを感じるのは男性は直接の物理刺激や
視覚刺激で興奮を感じる一方で、女性は心地よさ、快感を5感で感じていきます。
女性にとって食事はエッチへの延長でもあって、
夫婦仲良く楽しい会話をしてある事が、
夜の性生活での心地よさにつながります。
一人で食事、一緒に食べる機会が少ないと、一緒に楽しい事をしているという感覚が
少ない分、愛情ホルモンといわれるオキシトシンの分泌が少なくなってしまい、性欲も心地よさも感じにくくなってしまいます。
食事は夫婦一緒に仲よく、会話をして楽しいひと時にする習慣を心掛けてくださいね。