1年以内に妊娠体質へ改善のための5つの睡眠習慣

妊娠しやすい体質へ改善のための5つの睡眠習慣

ベッド睡眠 女性

長く不妊で悩むより、1年以内、できれば早くに赤ちゃんには来て欲しいですよね。

妊活期間は長くなるほど、精神的なストレス・プレッシャーがかかり、

自律神経やホルモンバンスも乱れやすくなってしまいます。

妊娠しやすいよう体質改善のために睡眠習慣を見直してみてはいかがでしょうか?

 

 

妊娠と睡眠

妊娠しやすさには、女性側としては女性のホルモンバランスが整い、

卵子が劣化せずに良い環境のなか育まれることにあります。

卵子の質の劣化が不妊に影響してくるため、劣化しないよう質をできるだけ

高めてあげられるように体質を改善していきたいところです。

そのために、女性ホルモンを整えていく上で、質が高く充分な睡眠をとってあることは

とても重要になっていきます。

睡眠が不足したり不規則になる事で、女性ホルモンのバランスはすぐ崩れてしまいます。

 

女性ホルモンバランスと睡眠

女性ホルモンのバランスは脳からの指令で始まります。

その脳が指令を正しく出せないと、ホルモンバランスは崩れるしかありません。

ホルモンバランスは視床下部というところから指令が出て、脳からの指令が血液に乗って

他のホルモンの影響を受けながら分泌量が変わってくるようになります。

ホルモンバランスの指令を司る脳の働きは、睡眠と密接な関係があり、

睡眠時に出てくるメラトニンというホルモンは細胞や器官の修復の役割があり、

質がよい睡眠がとれているほどホルモンバランスも整うようになります。

 

睡眠にはメラトニンというホルモンが関り、

メラトニンの分泌が多いと、日中のセロトニンも増えてやる気が出て幸せに過ごすことができます。

セロトニンは女性ホルモンであるエストロゲンの前駆体にもなります。

睡眠を欠いて十分なメラトニンが分泌されないと、

女性ホルモンのバランスにも悪影響が出てきてしまいます。

妊娠に欠かせない、女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンなどを分泌するには

卵巣も質の高い睡眠によって機能を修復させてあげて、

妊娠しやすい体質へ改善していってあげましょう。

 

 

1年以内に妊娠できる体質へ導く睡眠

1 朝起きる事を楽しくする

朝起きるのが嫌、ツラいのは、

起きてこれから過ごす1日を楽しみに思えていないからです。

少しでも朝起きるのを楽しみにする工夫で目覚めが全く違っていきますよ。

 

例えば、いい香りがするアイテムを用意しておくのも1つの工夫です。

スプレータイプで一瞬にして心地よい空間を用意することができますね。

1日を前向きに過ごすためにお好みの香りをお試しください。

 

2 夜寝る前に考える事

一日を振り返って嫌な事を考えながら寝てしまうと脳は寝ている時間も常に働きます。

ストレスにさらされた脳は疲れ切っていってしまいます。

寝際に考える事がカラダを整えていく事に大きく影響します。

寝る直前の考え事は睡眠の導入を妨げて、寝付きにくくさせてしまいます。

寝る前ほど、不安な事、うまくいかなかったこと、焦る事、ネガティブな事を

考えているほど睡眠の質は下がってしまいます。

楽しい事を考えて寝る習慣を大切にしていきましょう。

 

 

3 最低でも6時間は寝る

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠がありますが、これらが交互に起こりこれらを2セット

できる時間をしっかり確保してあげないと脳がダメージを受けてしまい、

ホルモン分泌の指令を正しく出せなくなってしまいます。

睡眠時間が少なくてはホルモンバランスを整える脳がうまく機能できなくなってしまい、

エストロゲンやプロゲステロンの分泌がスムーズでなければ、

月経不順、排卵障害や着床障害にもつながっていってしまいます。

睡眠時間を削っても妊活には良い事はなにもありません。たっぷり寝て整えていきましょう。

 

4 日光に昼間たっぷりあびる

日光に当たって強い光を感じる事で、メラトニンが分泌されます。

日中はできるだけ太陽光を肌から取り入れておきましょう。

朝起きて、カーテンを開け光を取り入れるのを清々しい朝の習慣にしたいですね。

 

5 寝る部屋にはテレビやパソコンをおかない

寝ている間にも聴覚は働いており、意識してはあまり感じないレベルの音も

耳から入っては脳内で処理されます。

寝る部屋にはテレビやパソコン、携帯電話スマホなどは置かないようにして

静かな環境で休むようにしましょう。

また、寝る前のテレビやパソコンなどの閲覧は目から入る光の刺激が強くなり

交感神経が優位になります。睡眠には、自律神経の中でも副交感神経優位になり

リラックスできている状態がベスト。できるだけ電子機械類から離れて、

自然な環境でゆったり質の良い睡眠に入っていかれるようにしていきましょう。

 

まとめ

妊娠しやすい体質へと改善していくには、まずは睡眠習慣を整え、

質の高い睡眠によって修復しながら、卵子を劣化の進行を防いだり、

女性ホルモンのバランスを整えてあげてましょう。

また、体質改善の点からすると、ホルモンバランスや卵子の質を高めていくには

バランスの良い食事や、適度な運動、ストレスケアも合わせて行っておくことが重要です。

不妊で悩みをかかえるときは心に負担もかかりますので、

心と体両方のケアを心がけていきましょう。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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