稀発月経でも妊娠できる?  ストレスをケアする睡眠習慣 |

稀発月経でも妊娠できる?  ストレスをケアする睡眠習慣

生理がたまにしか来ない。月経不順の悩みを抱えている場合、妊娠できるのかが

気がかりなところですね。稀発月経の場合は妊娠していかれるのか、

また女性ホルモンのバランスを崩す原因となるストレスを軽減していく手助けになる

睡眠習慣についてみていきましょう。

 

稀発月経とは?

月経周期が39日以上、間隔が長く開くような、長い周期を稀発月経と言います。

この原因は、卵巣の働きが不十分なために、ホルモンが順調に分泌されていないことが考えられます。

卵巣の働きが不十分となってしまう原因は色々あり、まずは普段の生活習慣の見直しを

心がけていきたいところです。

稀発月経でも排卵があるのなら妊娠・出産は可能です。なのでその点は一安心ですね。

しかし、無排卵という場合は、排卵がおこっていないので、そういった場合は妊娠はできませんし、

稀発月経の場合はそういったケースも少なくありません。

しばらく様子をみて、周期の長い状態が続くとしたら、

ホルモンバランスの状態や排卵の有無を調べたほうがよいでしょう。

排卵の有無を簡単にチェックするには、基礎体温表をつけてみて低温期と高温期との差が

0.3~0.5ある事をチェックしましょう。あくまでセルフチェックできる範囲ですが、

参考にはなるかと思います。

 

無排卵性稀発月経

排卵が起こらないタイプの無排卵性稀発月経は、思春期や更年期に多く見られます。

20~40歳代の女性の場合では、その原因がはっきりしないことが多く、

急激な体重の減少や増大、体型、肝臓など他に病気がある場合、ストレス、

ホルモンの分泌異常がある場合などで起こります。

排卵性稀発月経なら妊娠できる

月経が始まってから排卵までの期間、卵胞期が長く、基礎体温表では低温期にあたる部分が長くなります。

でも、排卵は起きている場合は、ホルモンの乱れによって起こる事が多いです。

稀発月経でも排卵があれば妊娠は可能です。

妊娠しやすくしていくためにはホルモンバランスを整えるようにしていくこと、

ホルモンバランスを乱す素となるストレスのケアや睡眠不足などの解消も大切です。

 

女性ホルモンが持つフィードバック機能

エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)というふたつの女性ホルモンは、

卵巣から分泌されていて、私たち女性の月経周期に関わってきます。

卵巣に「ホルモンを出して!」と指令を出しているのは、脳の視床下部というところです。

脳の視床下部は、その下にある下垂体というところに命令を出し、

すると下垂体は、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)という

ふたつの性腺刺激ホルモンを分泌しています。

このふたつが卵巣に働いて、エストロゲンとプロゲステロンを分泌させているのですが、

このホルモンの指令には、フィードバック機構があり

エストロゲンやプロゲステロンの分泌量を脳で管理していて調整しようとします。

卵巣からホルモンがあまり出ていないと、もっと出すように!と指令を出したり、

たくさん出ていると、「少し控えるように!」と指令を出して調整しているのですから、

女性ホルモンの調整役は脳が行っています。

ストレスが女性ホルモンの調整を狂わせる

ストレスを感じるとホルモンバランスは崩れてしまいます。

ストレスを感じて出るストレスホルモンの影響を受けてしまいます。

この女性ホルモンの分泌をコントロールしている脳の視床下部、下垂体では、

人の体の中にはたくさんのホルモンが存在し、

甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモン、成長ホルモンなどの内分泌系のホルモンもコントロールしています。

この脳の視床下部、下垂体はデリケートで脳にストレスが加わると、視床下部、下垂体の指令塔は影響を受けます。

ホルモンのコントロールしているもとが狂ってしまうため、女性ホルモンの分泌が狂い出してしまうのです。

それだけでなく、ほかの甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモン、成長ホルモンも連動していくように

なっているので、そうなると体は妊娠しにくくなっていってしまいます。

ホルモンは血液中にほんの微量に存在するだけのものなのですが、全身への影響が大きいものです。

体だけでなく心にも変調をもたらし影響するため、妊娠を望む女性はこの

非常にデリケートで微妙な調節をしてくれている脳をいい状態で保てるようにストレスケアをしたり

食事、運動、睡眠といった生活習慣を整える事は非常に大切なことになっていきます。

 

睡眠不足だとよりストレスが溜まってしまう

睡眠はとにかくホルモンバランス整えたり、ストレスをためないようにしていくのにも

とても大事です。でも大事だと分かっていても中々難しいところもあるかもしれません。

睡眠が足りないと、インスリンをはじめとした女性ホルモンだけでなく

他のホルモンも乱れてしまいます。

たった1日の寝不足でもインスリン抵抗性が高まってしまったり、ストレスホルモンであるコルチゾールが

増えてしまうという研究があります(1)インスリン抵抗性は細胞の劣化や老化と直結していく部分です。

卵子の老化という事ですね。

それが、たった一晩の睡眠時間が4時間を下回っただけで起こるのですからいかに睡眠を確保して

良い眠りについていくことが重要かお分かりいただけるかとと思います。

 

妊娠しやすく睡眠を改善するおすすめな方法

睡眠を改善していくには、そういった方法が良いのでしょうか。

睡眠についての論文(2)よりご紹介していきます。

これは不眠症の人を517名を対象とした研究です。

それぞれの実験で使われた対策法は違うものの大体が以下の3パターンにまとめてみています。

 

睡眠をよくするためのアドバイス・刺激制限療法・睡眠制限療法との3つです。

あまり聞きなれないものかもしれませんね。

結果としては、アドバイスを与えるというのは効果が少なく、

刺激制限療法・睡眠制限療法の2つは効果が高かったということです。

 

刺激制限療法とは、眠くなったらベッドに行き、寝るところではスマホや本を読むなど

寝ること以外の事は一切しない。途中で目が覚めたらベッドから出るといった

ベッド・寝床は眠る場所という事を脳へ教え込む方法で認知行動療法的なテクニックの一つとなっています。

 

そして、睡眠制限療法は眠る時間を決めて、あえて睡眠時間を減らしてから、

新しい眠りのパターンを体に覚えさせていく方法です。

 

アドバイスを受けて知識を持っているだけではだめで、やはり実践がないと改善はしていかないというところ。

当たり前かもしれませんが、まずは取り組みやすい、刺激制限法などで、

睡眠を改善していきましょう。

他にもできる睡眠改善方法もチェック

 

眠る前のスマホチェックはストレスのもと

眠る前は体も心(脳)もリラックスしていることがポイントです。

不妊で不安になったり焦っていると、どうしてもスマホなどで検索魔になってしまっているかも

しれません。スマホなどでブルーライトを夜に浴びるのは睡眠の妨げに

なってしまいます。夜はリラックスして眠れるようにしていきましょう。

夜は特に不安になったり、ネガティブな事を考えてもしまいがち。

瞑想やマインドフルネスなどの習慣を取り入れていくのもメンタルを健康的に保つのに効果的ですよ。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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