夫の行動が不妊で悩む女性のストレス緩和に有効!

夫の行動が不妊で悩む女性のストレス緩和に有効!

不妊はつらくストレス度が高くなり、そのストレスがさらに妊娠しにくさにも

影響を与えてきます。慢性的なストレスはよりホルモンだけでなく免疫や自律神経にも

影響を与えるため緩和させておくことが望ましいでしょう。

夫婦関係を高く評価しているほど、絆を深めながら進めていかれるケースもありますが、

一方で、関係性の希薄化、けんかが絶えない、夫婦間の不和などへと発展し舞っている

ご夫婦もいます。不妊で悩む女性は夫から満足なサポートを受けられる事でストレス度が

低下するという事もわかっています。

夫婦の問題である不妊を協力し合って進めていかれるように夫である男性は

どんなサポートをしていくとよいのか知っておくとよいですね。

 

夫婦関係の質の良さは何で決まってくる?

夫婦関係の質の良さは、夫と妻と相互にサポートし合う関係を築けていることが

重要になります。お互いに支援する構想をお互い交感し合っている事が

ポイントという事になります。そのため、一方通行だと感じたり、

温度差があるなと感じるほど、夫婦関係の質は低下し、

夫から充分なサポートを受けていると実感できずの満足感が満たされないため

ストレスを感じやすく不妊でのストレスに対しても過剰に反応してしまう事でしょう。

 

では、どういったことによって女性がサポートをを望んでいるのか

不妊で悩む女性からの聞き込み調査をしている研究結果より把握していってみましょう。

 

不妊治療が長期化するほど女性のストレス不安は強い

妊娠したいのに授からない、不妊治療をしているのに妊娠しないという状況は

より強く女性はストレスを感じるようになっていきます。

不妊治療をしても妊娠しないという結果は、治療の主体となる女性にとっては

心理的な負担が強いことが研究などでも示唆されています。

また、実際、カウンセリングでお話を伺うだけでもかなり苦しんでいる状況です。

不妊でつらさを感じる点は、周囲からの反応への傷つきやすさや妊娠できるのかという

不確かさからくる不安が大きな割合を占めます。

妊娠への不安が強い女性ほど精神的苦痛から健康を害するリスクも研究により示唆されています。

さらに、このストレスが強い傾向がある女性というのは、

他者に不妊のことを開示していないという共通点があります。

誰にも言えない、そうなってしまっている女性ほど身近な夫からのサポートも

より重要性が増してくると言えるでしょう。

 

妻が夫に求める協力的・支援的行動とは!

不妊で悩む女性が夫に求める協力的で支援的だと感じられる行動を

分類してみると、主に5つに分類分けできる事が判明しています。

そのため、これら5つの視点から妻を支えることができると、女性は支えられている、

協力してもらえていると思い、夫婦間で良好な関係が築けていると実感し満足感を

得ながら不妊の問題に立ち向かっていきやすくなるという事です。

ストレス度も低下し精神的負担が軽減し身体的な健康度も高まりやすくなりますね。

 

・不妊治療への身体的な参加(治療過程における夫の役割を果たす)

・赤ちゃんを授かる事子供がいる生活や不妊治療への関心の高さ

・自主的に健康度をたかめるための行動

・生理が来た、治療で結果がでない、つらい思いをした時の精神的な支え

・普段の家事や身の回りの世話への協力

 

特に、夫でないとできない事である上位3つは、男性パートナーから積極的支援が

得られるほど、女性も妊活に前向きに取り組みやすくなれます。

そのため、男性はこの3点において積極的に関わろうとするとよいでしょう。

 

男性が取り組みやすい妻の満足度を高めるサポート行動

男性にとっては、治療や検査への積極的参加はなかなか難しいと感じる

男性も少なくはないでしょう。そのため、子どものことや不妊治療への関心をもつ

という事や、自主的に健康的になろうとし自ら調べ食事や運動など改善できる

ことに取り組みその姿勢を妻と共有していくことを積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか。

女性もつらい不妊でも、支え合えている、協力してくれる夫がいるから頑張ろうと

思えたり、前向きに切り替えようとできたりもします。

自分だけが頑張っている、夫はわかってくれない、そう思うほど孤独感が

強まり夫婦間にも溝ができてしまいやすいので

そういった負の関係性につながらないようにしていくことも必要でしょう。

妊娠しやすくするにはどうしたらいいのだろう、そう疑問に思い、自ら積極的に

検索したり取り組もうとする姿勢が妻を支えていくことになります。

不妊治療中の女性の4割ほどが、夫ともっと不妊の経験について話し合いたいと思っています。

よく話し合いたい、話を聞いてほしいと思っていますから、

何か支えようと頑張らなくても、話をただ聞いてもらえるだけでも女性は支えられていると

思う事ができますよ。

 

女性は男性が感じるストレスにも配慮が必要

男性は男性で、不妊治療における検査を受けていくことや、精液の採取などには

ストレスを感じます。またタイミング療法などで支持のもと性生活をおくる事も

義務感やプレッシャーになります。

そうしたことを理解したうえで、参加しようとしてくれる夫に感謝したり、

高く評価して行く姿勢を見せていくことも大切でしょう。

そして、自分達の家族が増えていく未来をイメージできるような会話や

楽しい家庭になるように妊活だけでいっぱいにならずに、夫婦二人で過ごす日々にも

目を向けて楽しむ、和む、いたわり合うという事も大切にしていきたいですね。

仕事で疲れた男性が帰ってきたいと思えるあたたかい家庭になっているかを

振りかえってみましょう。

男性は男性で抱えている仕事や人間関係、社会での問題を抱えていて、常に

不妊治療中の妻に対し良好なサポート行動ばかりが取れるわけでもない事もあります。

そのため、精神的負担へのサポートには第3者のカウンセリングなどの介入も効果的です。

 

そして、相互で支え合うという事が良い夫婦関係、深い絆になっていくものです。

支え合いながら子供を授かっていきたいですね。

 

参考文献

日本助産学会誌 J. Jpn. Acad. Midwif., Vol. 23, No. 2, 271-279, 2009 夫の支援的・協力的側面に関する不妊女性の認識 淑徳大学看護学部

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjam/23/2/23_2_271/_pdf

五味淵秀人他(2002).不妊治療中夫婦の意識調査̶夫に対するアンケートより̶.日本受精着床学会雑誌,19,51-54.

Cousineau, T.M., & Domar, A.D. (2007). Psychologicalimpact of infertility. Best Practice & Research ClinicalObstetrics and Gynaecology, 21(2), 293-308.

小泉智恵 他(2005).不妊検査・治療における女性のストレス.周産期医学,35(10),1377-1383.

森恵美,陳東(2005).不妊治療によって妊娠した女性における不妊・不妊治療の経験.日本不妊看護学会誌,2(1),20-27.

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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