子作りから子育てまで。ママと子供に与える音楽の影響

子作りから子育てまで。ママと子供に与える音楽の影響

好きなアーティストの曲を聴いて心がウキウキ、店内で流れるBGMに口ずさむ、共感する歌詞に涙する。
 
音楽は私たちにとって身近なものの一つです。
 
子作りを考え始めた頃から、育児に奮闘するまでママと子供にとっても音楽は影響あるものなのです。
 

心を癒すミュージック

妊活が思うようにいかないと、考えまいとしても不安や焦りを感じてしまうものです。
 
思考がネガティブに偏って、心が暗くなり、本来持つ妊娠の力をどんどん失っていってしまいます。
 
そんな時に心にリラックスを与えてくれるのがヒーリングミュージック。
 
人は癒しを受けると脳からアルファ波(α波)が現れやすく、
 
心拍や呼吸と同調する事で自律神経のバランスが整い、心身ともにリラックス状態になります。
 
a波がでやすいヨガや瞑想が妊活に良いとされる理由も、トレーニングによってリラックス状態を作り出し、
 
ストレスを受けないためのメンタル強化が出来るからなのです。
 
 
ストレスを上手に発散できていないと自律神経が乱れ、妊娠しにくい体質、
 
胎児にとって住み心地の悪いお腹の環境、育児中は子供にあたってしまうなどデメリットばかり。
 
音楽療法という言葉があるように、ヒーリングやセラピーミュージックは心の休憩には効果的で、
 
医学的にも証明されているものなのです。
 
嫌な事があって眠れない、考えすぎて深い睡眠がとれない、
 
寝起きが悪いと感じている人も試してみてはいかがでしょうか。
 

赤ちゃんと音

胎児は妊娠6ヶ月頃からママの心音や血液が流れる体内の音が聞こえるようになり、
 
妊娠8ヶ月になるとお腹の外の音を聞く事が出来きます。
 
胎児にモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を聴かせるのが良いというのは有名な話ですよね。
 
これは、先ほどお話させていただいたa波と関係があり、
 
お腹の中の赤ちゃんもリラックス状態になりやすいという事なのです。
 
無事に産まれ新生児として家族に向かい入れた後も音は赤ちゃんを落ち着かせるものとなります。
 
産まれて間もない赤ちゃんはポカポカと居心地の良かったママのお腹の中から突然追い出されてしまったのですから、
 
不安でしかたありません。
 
 
そんな時に安心させてあげる事が出来るのが、赤ちゃんにとって身近である音。
 
胎教時に聞かせていた音楽、ママの心音、ママとパパの声なのです。
 
赤ちゃんがママの声で泣き止むのも、ママに抱っこされ心音を聞いて落ち着くのにもきちんとした理由があるのですね。
 
産まれてからも色々な音を聞かせ脳を刺激してあげる事はとても良い事です。
 
良く聞く音には反応するようになり、擬音語や擬態語は赤ちゃんにとって喋りやすいのでお話のトレーニング、
 
精一杯のヘンテコなダンスもとても微笑ましく可愛いものです。
 
もっと大きくなる幼少期では吸収も早く、発達に影響があるとされリトミックなどの音楽活動は注目されています。
 
ママと一緒のお歌やダンスは笑顔になれるコミュニケーション方法としてもおすすめですよ。
 

まとめ

赤ちゃんは産まれる前からママのイライラに敏感。
 
産まれてからも恐い顔のママは嫌いです。
 
音楽は気持ちを穏やかにするリラックス方法ではありますが、
 
人と人を繋ぐ笑顔を作り出す素敵なコミュニケーション方法でもあります。
 
時間が取れずにストレス解消が出来ない時は自分の心癒える音楽を聴き、
 
お家の中でイライラしてしまった時はあえて身体を思いっきり動かして、
 
家族で笑顔になってみるのもいいと思いますよ。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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