男性不妊に効果的!精液中の抗酸化力を高めるポイント |

男性不妊に効果的!精液中の抗酸化力を高めるポイント

元気ガッツポーズ男性

男性不妊の原因のひとつに、精子の運動率の悪さや奇形率の多さ、

DNAの損傷の多さといった男性の精子の質の悪さが影響している部分があります。

これらは酸化という現象によって細胞が劣化してしまう事が原因です。

そのため、抗酸化力を高めていくことで妊娠しやすい精液・精子に整えていくことで

妊娠できるようにしていくこともポイントになります。

そのための抗酸化力を高めるためにできることをお伝えしていきます。

 

精液・精子を劣化させる原因

男性不妊で悩まれている方の精液中の

抗酸化能力を高めることで、酸化ストレスを低減させるのに有効とされているからです。(1)

215名の健康な若者の精液検査データと日常の食物摂取について調査した結果、

抗酸化物質であるクリプトキサンチン、ビタミンC、リコぺン、β-カロテンの摂取があるほど、

運動精子数と関係し、精液量は、ビタミンC摂取に関係がありました。

 

だからと言ってすぐにサプリにとびつくのも考え物です。

男性の生殖能力はストレスとともに低下することが研究などでも報告

されています。

ストレスがかかると副腎皮質ホルモンである抗ストレスホルモンが

分泌されるようになります。このホルモンの分泌や分解の際に、活性酸素という

細胞を錆びさせていく物質がつくられるようになります。

また、ストレスによって血流の悪化がおこります。血管の収縮のあとの拡張に伴って

活性酸素が発生したりもします。

またストレスがかかった状況では甘いものやお酒など糖の摂取が高まるため

高血糖になりやすくなります。糖の代謝の産物としても活性酸素はたくさんうまれます。

 

精子の質に関わるのは生活習慣と心理面や人間関係も

喫煙やアルコール、肥満など生活習慣が影響して精子の質を悪くさせている事は有名です。

しかし、イタリアの研究からは、男性も精神状態や人間関係がきっかけで、

精液所見の悪化と関連する事を示しています。(Fertil Steril 2013; 99: 1565)では

心理状態、活動性、アルコール、タバコ、精液所見(精液量、精子数、運動率、DNAフラグメント)

を調査していて、心理状態については、STAI(State-Trait Anxiety Inventory)質問票を用い、

仕事•家庭での活動性はWSAS(Work and Social Adjustment Scale)質問票を用いています。

 

生活因子として、アルコールは精子数と運動率の低下、タバコは奇形率の増加、年齢は精液量の減少と関連しました。

心理因子としては、体外受精群も対照群も、「状態不安」と「特性不安」のいずれも、

全ての項目で精液所見の悪化と関連していました。

精神的に不安がある場合は、精子の質が悪化してしまうという事です。

 

また、それと同様に、仕事の活動性低下、家庭での活動性低下、人間関係の悪化のいずれも、

全ての項目で精液所見の悪化と関連していたのです。

 

人間関係による影響や、心理的に抱える不安は精子の質の悪化と関連しているため、

夫婦間の関り方やプレッシャーをかける事は出来るだけ避けたいところになっていきますね。

 

抗酸化作用をたかめるための働きかけがポイントに!

日々の生活の中では、活性酸素をうみだし、精液の状態を劣化させ

妊娠率に影響してしまう生活習慣がたくさん潜んでいます。

抗酸化作用をたかめるための働きがポイントとなりますね。

精子をつくる働きが悪くなる場合、数も、運動率も、形態、奇形率なども

連動して関わってくるようになります。

数だけを増やす、運動率だけをよくする、

正常な形態にだけするということはできません。

抗酸化作用が有効といっても、抗酸化作用を高めてくれるものはたくさんあります。

22~80歳の非喫煙男性80名の精子のDNAダメージと微量栄養素摂取の状況を調査した研究(2)では

ビタミンC、ビタミンE、葉酸、亜鉛の摂取が多いほど精子のDNAダメージが低いという結果でした。

食事から抗酸化作用がある食品をバランスよく摂取しているという事もとても大切な習慣ですね。

また原因不明不妊の場合は男女とも不妊検査では異常がなかった場合でも、

男性の精液を原因不明不妊の男性と子供がいる男性と比較した場合、活性酸素濃度が高く

酸化ストレスマーカーが高い傾向が出ています。(3)

検査ではわからないレベルのDNA断片化は多くの活性酸素によってDNAがダメージを受けて

しまう事も影響しています。

 

コエンザイムQ10の効果とは

海外のクライアントさんとカウンセリングをさせていただいていると

医師からすすめられているコエンザイムQ10のサプリ摂取をしているという

ことを聞きます。日本でも男性不妊で悩まれている方は

摂取している方もいらっしゃることでしょう。

なぜ、このコエンザイムQ10サプリが男性不妊に効果的になるのかというと、

抗酸化力を高め精子の質を高めるのが目的です。

こういったサプリの他には、抗酸化作用があるといわれる栄養素を摂取することでも

補えます。ビタミンE、オメガ3脂肪酸、ポリフェノールなども日々の食事の中に

取り入れられるようにしてあげましょう。

 

抗酸化物質のとり過ぎも良くない

酸化ストレスのもと、活性酸素は体に有害です。でも、ちゃんと減らしてくれる作用も体には

備わっていますが、多量の活性酸素にさらされるとそのダメージは大きいのです。

活性酸素が細胞を傷つけてDNAをボロボロにしてしまい(4)

酸化したコレストロールが動脈をを固く血圧を高めていきます。(5)

細胞壁が壊れてうまく機能しない状態にまでなってしまう(6) のですから、

対処はしたいところですね。

活性酸素が多い原因としては、喫煙、大気汚染、精製された糖のとり過ぎ、加工食品、サラダオイル

などなど現代の生活に密着しているものもとても多いですよね。また精神的なストレス当てはまります。

かといって、抗酸化物質をとり過ぎても良くないのです。

例えば抗酸化作用が高いとされるビタミン系のサプリなども摂取しても効果がない、(7)(8)

死亡率が高まってしまうといったネガティブな報告もあり(9)、

抗酸化物質は食品からの摂取が望ましいようです。(10)(11)

 

抗酸化作用が高い食べ物は?

抗酸化作用が高い食材は野菜や果物やナッツ類や魚に多く、定期的に

取り入れて、これだけ食べていればよいといった偏った食事は避けましょう。

抗酸化作用が高い食べ物の代表としては、

ブルーベリー(12)、やトマト

そして、ココアや緑茶、アボカド、鮭やサバ(13)はかなり有効でしょう。

地中海式の食事療法を参考にしてみるとよいのではないでしょうか。

サラダオイルなどを使った食事や加工食品などは極力避けた方がよさそうです。

 

抗酸化作用を最適化レベルに高めていくには

サプリなどでは対処できるのに限りがあり、実際、ストレスが不妊には大きく影響しますが、

そういった部分を改善していないと、不妊で悩み続ける方が多く、減っていかない現状がありそうです。

男性不妊の改善にもストレス対処、生活習慣の改善が非常に重要になっていくといえます。

ストレスを感じると酸化させる活性酸素が大量に発生します。

活性酸素は細胞の膜を変形させたり、DNAを損傷させたりしていきます。

仕事でストレスを感じていたり、不規則な生活、妊活へのプレッシャーなどでも

男性は思った以上に体を酸化させていしまっている事でしょう。

 

男性不妊の現状を変えていかれるのも女性の関り1つで変わっていくものです。

男性不妊は男性側の問題だからとガッカリしないで、パートナーへの関りを変えていくことで

妊活などで抱えるストレスやプレッシャーを軽減されています。

実際にカウンセリングにいらっしゃる方の多くは女性ですが、

同時に夫の方に原因が・・・と相談に来る方も多いのですが、

女性が正しく男性パートナーとかかわる事で自然妊娠されていく方もとても多いです。

 

参考文献

1Hum Reprod 2012; 27: 2807

2Fertil Steril 2012; 98: 1130

3Fertil Steril 2013; 99: 1211

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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