子宮内膜症の原因と自分でできる対処法について |

子宮内膜症の原因と自分でできる対処法について

不妊の原因の1つとなってしまう子宮内膜症。

子宮内膜症となる原因と妊娠しにくくなってしまっている

子宮内膜症とどのように付き合って自分で対処するセルフケアを

行っていくかがポイントになっていきますので、その部分を見ていきたいと思います。

 

子宮内膜症とは…

子宮内膜症は子宮の内膜以外のところに子宮内膜ができてしまう

女性特有の病気の人るであり、妊娠しにくい原因を作ってしまいます。

子宮内膜は女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンなどの

作用によって膜が作られてそれが育ったら剥がれ落ちて出血するという

ことを繰り返します。

これが子宮内で起きるのが女性が赤ちゃんのベッドをふかふかにつくり、

妊娠しなければそれが剥がれ落ちてとそれを繰り返すことで、

その場所で炎症がおこったり、その周囲と癒着がおきてきた理、ひどいケースだと

変形してしまうという事も起こしてしまいます。

こういった子宮内膜症ですが、これが卵巣でおきるとチョコレート嚢胞となります。

出血した血がうまく吸収しきれずに残ってしまうと、

徐々にたまってしまった血液が古いチョコレートのような茶色いドロドロに

なってしまうのでそう呼ばれています。

これらのメカニズムはシンプルなのですが、及ぼす影響や引き起こしてくる

原因はかなり複雑ではっきりしてはいません。

 

子宮内膜症の原因

ただ、1つの説として言われているのが

血液の逆流というものです。

この血液の逆流がおきるメカニズムについても解明されているわけでは

ありませんが、ある有力な説の1つに

自立神経の働きと筋肉の収縮と血流への影響があります。

筋肉は交感神経がはたらくと緊張し、血管を収縮して血の流れが

悪くなります。ただ、子宮は特殊な臓器で、交感神経が優位になると逆に血管をゆるませます。

赤ちゃんを産むための子宮はストレスなどを受けて交感神経が

優位になってすぐに収縮してしまっては赤ちゃんをお腹の中で育て上げられないからです。

そのため、ストレスがかかったり、自律神経が乱れる女性は血液の逆流が子宮内でおこりやすくなります。

 

鉄の酸化が子宮内膜症の原因にも?

子宮内膜症の原因はわからず、様々な説が出ていますがハッキリとしていないのが現状ですが、

更にこんな説も浮上しています。血液の逆流によって子宮内膜症がおこるという子宮内膜移植説があります。

腹腔内への月経血が逆流してしまう事は90%の女性にみられる現象でありながら、

子宮内膜症は5~10%の方にしか発症はしていません。血液が逆流するという説は子宮内膜症の発症に

重要な要素でありながらこれだけでは十分とはいえませんでしたが、さらに決定づけるような説が出てきました。

それが逆流した血液に含まれる鉄の存在です。

鉄が炎症性サイトカインや酸化ストレスにより活性化されると、子宮内膜症が悪化し、

逆に炎症反応や酸化ストレスにさらされる経路を抑制してあげた場合は、子宮内膜症が改善したという

研究があります。(1)

過剰な鉄は子宮内膜症の原因になったり、細胞の老化に関係してしまうため、

いい状態で鉄分を摂取できるようにしていくことを心がける事はとても大切な事だと言えるでしょう。

 

子宮内膜症と不妊との関係

子宮内膜症によって起きる不妊への影響はさまざま考えられ

また程度も場所によっても違ってくるので複雑だといえます。

内膜症によって繰り返される炎症によって、

癒着をおこしたり、子宮や卵巣、卵管の位置なども変えてしまったり、

卵管の中の通りが悪くなる、閉塞させてしまうといったこともおきます。

卵巣の癒着が排卵障害を招いたりというようなケースもあります。

炎症がおこると、その炎症物質の影響によって着床しづらくなったり、

卵子や胚の質が低下したり、免疫反応にも影響がでて、

精子の運動性能や卵管の働きが弱まったりというような変化になるものもあります。

 

子宮内膜症の自分でできる対処法とポイントとは

子宮内膜症への対処は一番は妊娠することだといわれています。

子宮内膜症事態の医学的な治療というのは確立されていませんので、

自分でできるケアをしていってあげることがポイントになります。

子宮内膜症をおこしてくる血液の逆流を防いであげて、よい血液循環ができるように自律神経を整えてあげる事。

炎症反応が悪化しないように整えてあげる事です。

そのために、自律神経を整え、炎症反応を沈めてくれるメンタルトレーニングが効果的となります。

また赤身肉の摂取や鉄の酸化という点も子宮内膜症のリスクになっているのでそういった部分の改善も心がけましょう。

抗酸化作用や抗炎症作用が高まるような生活習慣は欠かせないですね。

アメリカの研究では子宮内膜症と食事との関係について調べた研究からは、

1日1個以上果物を食べる習慣がある女性は、子宮内膜症になるリスクが22%も減ったという報告もあります。(2)

また調整されていない乳製品の摂取も子宮内膜症のリスクと関係も出ています。(3)

無脂肪や脂肪分を人工的に調整してしまう事で摂取する脂質栄養に偏りが出てしまう事や、

乳製品がもつ抗炎症反応や免疫の調整部分の影響が出るといわれています。

抗炎症作用が高いとされるオメガ3脂肪酸の摂取が多い女性は、子宮内膜症リスクが低い傾向が

あるという研究もあります。

詳しくは、子宮内膜症の原因になってしまう食べ物ってあるの?

 

また、カウンセリングをしてきて思う事に、子宮内膜症等なくても、

中々不妊治療をしていても成果が出ない、特に原因がないのに妊娠しないといって

悩まれる方も多いのですが、みなさん自律神経が乱れて、

一生懸命になったり、イライラしたり落ち込んだりと精神的にも不安定です。

精神的なストレスも酸化や炎症反応の原因にもなってしまうため

そこから妊活中はストレスについてもセルフケアしながら妊娠をつかんでいきましょう。

 

参考文献

(1)Fertil Steril 2015; 103: 439

(2)Fruit and vegetable consumption and risk of endometriosis https://academic.oup.com/humrep/article/33/4/715/4833874

(3)Am J Epidemiol. 2013 Mar 1;177(5):420-30 Dairy-food, calcium, magnesium, and vitamin D intake and endometriosis: a prospective cohort study

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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