心配性で神経質さんの不妊ストレスを解消する5つの方法

心配性で神経質さんの不妊ストレスを解消する5つの方法

もともと、心配性で神経質という方。何かと不安を抱き、不妊のストレスは

気分が鬱々としてきてしまうくらい湧き出てしまっているかもしれないですね。

不妊はタイミング療法や人工授精そして体外受精へと治療を始めていくと

加速度的に高まる傾向が強く、また日常における意欲や活力が低下してしまいがちにもなります。

心が抱える不安や焦り、心配になってモヤモヤするのも、神経質になってピリピリするのも

ネガティブな感情です。妊娠には心身ともに良い状態が必要とされますので、

解消し心の中に爽やかな風が通り抜けていくようにしましょう。

 

心配性で神経質だと心が疲れやすい

心配性で、神経質というのは性格みたいなもので、変えられないものとして

捉えられやすいですが、トレーニング次第で心は変わっていくため、

取り組んで欲しいと思います。幼少期、思春期を経て大人になっていくのですが、

心の土台は既に幼少期に出来上がるといわれているため、生まれつきのものと

思いこんでそのままネガティブ感情に振り回されやすくなってしまうのですが

ネガティブ感情を受け止め、切り替えて対処する力を身につけていくと

心を健康的な良い状態に近づけていかれるようになります。

心配しすぎ、神経質になりすぎという場合は感情的になってしまって、

何かと物事に落ち着いて取り組みにくくなったり、人間関係が順調にいきにくくなります。

 

ネガティブな感情はあくまで感情であるため、それ自体を持っていることが

問題を解決していくために役立つわけではありません。むしろ、

ストレスフルになるため、酸化ストレスにさらされて卵子も精子も劣化してしまいます。

 

ストレスは生殖能力の低下に

ストレスはホルモンバランスを乱したり、交感神経を刺激し血液の流れも

悪くしてしまいます。ストレス度が高い人は不妊になる傾向が高く、

妊娠までにかかる期間も長くなるといわれています。

生殖能力を低下させてしまうストレスは、心配性、神経質の方はより高まりやすくなります。

実際に起きていないことに対して、むしょうに心配になって、

またダメだったらどうしよう。次も妊娠しなかったら私はおかしくなってしまいそう。

どうして私はいつまでも子供ができないの?夫の性かも。

色々、心配がふつふつとわきおこっていては不安で、不安で、

精神的にいい状態とは言えないですよね。

でも、そんな不安が不妊を助長させてしまうのですから、

妊活は長期化するほど本当に辛いうえに結果がでないという悪循環で苦しいばかり。

気持ちを立て直し、逆境にこそ建設的になれる心つくりが必要です。

 

ポジティブ心理学では受容とバランスを重視

ネガティブ感情は、後ろ向きであまりよくないものとして捉えられがちですが、

ネガティブ感情そのものは、時と場合によっては良い働きをすることもあります。

特に苦悩とかは、できれば味わいたくはない辛いものでしょう。でも

生きていればあるし、そういう事がある事夫婦の絆が強まって結果良い方向に

向かうという事もあります。不妊で悩んでいる最中に起こる事は

全てが悪で、妊娠し赤ちゃんを授かる事だけが良いことで成功という事でもありませんよね。

ネガティブ感情は、それ自体は受け止めてあげて、自分が置かれている状況をネガティブに捉える事

が重要です。冷静に考えて気持ちを立て直して切り替えられるようにすることが

心の健康といえます。

そのためネガティブ感情とポジティブ感情とでは、ポジティブなら良いという事ではなく

どちらも持っていて良いもので、バランスをとってあげる事が重視されています。

それには、まずは冷静に考えられるように深呼吸したり、紙に考えていることを

書き出して思考を整理し抱えている感情を客観的に見つめてみる事からです。

 

不妊ストレスを解消させていく5つの方法

深呼吸をする

まずは、感情的になってしまっているのを鎮めるために、単純ですが

頭の中を真っ白にして、深呼吸だけを数分するようにしましょう。

ゆっくりと長い呼吸はリラックス効果も高いまります。冷静さを取り戻していきましょう。

 

考えている事を紙に書きだす

まず、自分がどんなことを心配しているのか、自分が何に神経質になっているのか、

自分がどう考え、どう思っているのかを書き出してみましょう。

そして、次にその理由についても、書き加えていきます。

例えば、

私は、また次も妊娠せずに生理が来たらどうしようと心配している。

なぜなら、妊娠できないと悲しいから。惨めな気持ちになるから。

こう書いていってみると、

悲しく惨めな気持ちになる事を回避したいから心配していることに気づけます。

その感情は自分が持っている事にも気づいたりもできます。

 

そうした後に、このままこの感情をもっていたらどうなるか、ネガティブな感情に

浸ってみるようにします。すると、その感情を解放したい、いつまでも持っていたくないもの

とも気づくことができます。

 

ポジティブに捉える人と付き合う

日頃から自分の行いを、ほめてあげ認めてあげることでポジティブ感情も

芽生えやすくなります。人と接する機会を増やし、殻に閉じこもらない事も

心の健康には必要なエッセンスです。不妊んで悩めば悩むほど、

周囲のことが気になってしまって、親戚づきあいも、友達づきあいも

疎遠になる事を選んでしまいがちでしょう。でもかえってそれが心の不健康を招くもと。

心の中にポジティブ感情を増やすには、物事をシンプルに考える癖をつけたり、

物事や状況をポジティブに受け止める癖のある人とだけお付き合いするという事も

意識してみましょう。

不妊で悩んでいる人通しで不安や不満や悩み話にばかりのお付き合いは日常化

させない事も大切な一つです。まずは自分の人間関係なども見直してみましょう。

思った以上に自分の周りには自分と同じような心配性で神経質な人に囲まれているかもしれません。

 

人からのアドバイスを受け入れてみる

心配性、神経という場合はネガティブ感情が高まりやすくなっています。

そういう場合はバランスがとれなくなっている状態なので、

受け入れ対処することが難しく、自分の考え以外を受け入れがたくなっています。

まずは、身近な夫の意見や、色々アドバイスしてくれる人言っている事にも耳を傾け、

受け入れてみるという事もしてみましょう。

 

どんな自分でも受け入れてあげる

子どもができない自分を受け入れられていないと、不妊の自分はダメ

女性としても能力がない、孫を見せられない自分は役に立たないなど、

自分という存在そのものを認められず余計ネガティブ感情を持ちやすくなってしまいます。

そのままの自分を受け止めて、成長している自分をほめてあげることをしてあげて。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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