夏の冷え対策 妊娠しやすくする3つの基本ポイントと注意点

夏の冷え対策 妊娠しやすくする3つの基本ポイントと注意点

夏となると暑くなります。でも、冷え性で手や足が冷える方、

妊活中だから体を冷やしたくないという方、

いったい夏の冷え対策はどうしたらいいの?という疑問がわいてきます。

暑い時期でも、体を冷やさないように腹巻をしなくてはいけないの?

いったいどのようにしたらいいか冷えのメカニズムをはじめ、

夏の冷え対策をチェックしていきましょう。

 

冷えのメカニズム

私たち人間の体は、ある一定の体温に保たれるようになっています。

脳の中にはセンサーがついていて、その人の常だと感じる一定のゾーンに

おさまるように調整されています。

そのため、夏など外気が暑い時は汗をかいたりして体温を調整するように

働いてくれます。

大事な臓器に十分な血流が足りていないと、

脳が判断すると、抹消の手足の血流を止めて、

心臓や内臓、脳とったところへの血のめぐりをよく保とうと働くので、

手足が冷える、冷え症という状態になってしまいます。

なので、手足が冷えてしまうという事は、

大事な臓器には血液が行くように頑張ってくれている状態という事になります。

 

表面体温では36度程度であっても、深部体温はもっと高いのが人の体の中です。

なので、一生懸命、子宮を温めなくては!!そう焦らなくても大丈夫です。

体の中の子宮だけが冷えるという事は、おこりません。

 

冷え対策の基本は夏でも同じ

冷え対策のポイントとしては、血の巡りをよくすることです。

そのための3つの基本は夏でも変わりません。

1 熱を生み出すための筋肉を生み出し維持すること

2 血を作り流れるようにする

3 自律神経のはたらきを整える

 

この3点につきます。

運動は足りているか。

筋肉を増やすための食事がとれているか。

血液が足りているのか。

鉄分が足りているのか。

サラサラと体液がスムーズに流れるようになっているのか。

排泄が滞ってはいないか。

特に自律神経の働きがアンバランスだと筋肉は緊張して大事な臓器への

血の巡りすらも滞りやすくなります。

そういったことを防ぐためにも、

ポイントを押さえながら順に改善していきましょう。

 

夏の冷え対策の注意点

冷えてはよくないからと、暑くても汗をかいても我慢して腹巻をするといった

ことを続けていると、自律神経の働きがおかしくなってしまいます。

暑いから汗をかいて自然に調整しようとしてくれているので、

ムリをして腹巻をし続ける必要もありません。

また、体を冷やす食べ物だから食べない方がいいと言って、

夏野菜や果物を食べないということもやめましょう。

必要な栄養素を補う事ができなくなってしまいますし、

必要以上に食べ物を冷やして食べることもないですが、

自然の恵みから得られる恩恵を大切にしてほしいと思います。

体をあたためるために治療器で温めるとかも必要ありません。

人為的にあたためれば、必ずある一定の幅に保とうとする働きがあるので、

体を冷やそうとメカニズムが働いたり、

自分の力で力を生み出そうとすることは減ってしまいます。

 

動画からも解説しています。

 

 

 

夏でも、食事をとって、体を動かし、リラックスしながら

自然体で生活できるようにすることは、一番の冷え対策になるといえます。

でも、当たり前のようでいて難しいかもしれません。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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