潜在意識で不妊 妊活ストレスは考えないようには効果なし

潜在意識で不妊 妊活ストレスは考えないようには効果なし

不妊ストレスは妊娠を妨げてしまうからストレスがかからないように過ごそう♪

そう思っても潜在意識はそのネガティブ思考を止める事はないようです。

不妊治療をしたら採卵、着床、判定の際など気になる事が増えてストレス度も

どんどん高まっていきます。期待と不安で精神的に緊張感が高まっていきますよね。

妊活の事ばかり考えない方が良い、考えないようにしようそう思って、自分でも

ストレスなく今周期は過ごせたぞ~~~~って思ったのに

妊娠しなかった・・・なんてこともありませんか?

妊娠できない事でストレス、ものすごく欲しいものが中々手に入らない苛立ち、

どうして私はダメなの?という挫折感、周囲と比べて私だけが子供がいないと思う劣等感など

不妊ストレスは妊娠を望む女性を苦しめてしまいます。

ストレスを感じないようにしよう、ネガティブにならないようにしようとも思うでしょうが、

潜在意識は正しく対処してあげないと、まったく効果がなく、

無意識に反応し続けてしまっていることが研究でも判明。(1)

 

ストレスなく過ごせた!うまくいったは見せかけに

精神的にストレスを抱えうまく対処できない状況になっているほど、

本人の思うところとずれが生じているという事も言われています。

私たちの潜在意識は、うまく対処した思考でないと、どうやら無意識にずっと考え続けて

反応し続けてしまうようです。

67人の男女を対象にしたこの研究では、考えを考えないようにしてもらうよう努力を

してもらった場合、人はどんな反応をするのか、そして無意識下においての反応も調べてくれています。

 

リンゴとかセロリを想像してみて、そのあとでリンゴとセロリを想像しないように頑張ってみて!とすると、

ほとんどの参加者はうまくイメージを抑えることができたと感じたらしいのです。

しかし、ここで研究チームは続けて 無意識の状態はどうかをいろんなテストでチェックしています。

どれだけ口では「うまくいった」と思ってるけど、潜在意識が働く、無意識の世界では

違ってくるのでは?というところの検証です。その結果、ほとんどの参加者は

「自分は思考を抑圧できた」と感じていたけれど、実際のテストでは思考の痕跡がいくつも観測されたと

いうのです。本人は気づいていなくとも、思考はずっとそこにある反応をしたため、

脳に刻み込まれた思考は無意識のうちに人間の反応を左右し続けるんだと結論付けられています。

この研究では野菜や果物といったどうでもないイメージでも頭には残ってしまうのだから、

人生に関わる不妊といった深刻度が高く、何度も打ちのめされるような悲しみや喪失感

劣等感で苦しんでいる妊活にまつわるネガティブ思考はかなりインパクトが強いため

その影響は大きくなる事が想像できます。

 

潜在意識はずっとずっと不妊のことを考え続けてしまう

こんなにも赤ちゃんを欲しいと思っている自分が自ら不妊リスクを高めてしまったり

悪循環を生んでしまうのが精神、心の存在です。

子どもが欲しいと思っていても、必ずしも適したことばかりができるわけではありません。

ストレスが良くないと分かっていても考えずいられなくなったり、

気にしないようにしようと思っても気にしてしまう。

そして、ストレスはよくないと思っていても、無意識にストレスをため込んでしまう。

ネガティブな考えは押さえつけたり回避しようとしても、無意識下においては

ずっと考え続けてしまってストレス反応となってずっと続いてしまうからこそ、

妊娠したい場合はストレスに適切な対処をしていく必要性がわかりますね。

 

着床期はストレスなく過ごそうよりも心理テクニック

妊活中は、不妊治療中だったら先生からもストレスはよくないからストレス

溜めないように過ごしてくださいね。と言われるかもしれません。

でもそういわれるとこの実験のようなことがおきます。

ストレスなく過ごそうとしたり、ネガティブな事を考えないようにしようとすれば

するほど、無意識下ではずっどストレスにさらされるようになってしまうのです。

そのため、ネガティブな思考にはどう対処したらよいか適した心理テクニックを使っていきましょう。

研究チームは先行データを踏まえて、人の思考の抑圧にはいい効果がないため、

自分にとって有害となるものを考えないようにしてもほとんど役には立たず、

いくら抑圧しても脳には思考が残り続け、奥底から影響を与え続けてしまうため、

その代わりに使える心理テクニックは「思考の代替をすすめています。

イフゼンプランニングのようなものですね。こうなったときにはああすると予め決めておいて

代替えで思考するようにすることが効果的なようです。

イフゼンプランニングはかなり科学的にも根拠がある心理テクニックであり、目標達成方法です。(2)

マインドは有名なシロクマ実験でもあるようにそのことを考えないようにしようとしても

考えてしまうし、どれだけ本人が考えずに済んだうまくいったと思っても

潜在意識は働き続け無意識下にはずっと反応し続けているため思考し続けるマインドには

別の事を意識して考えてもらうようにした方が効果的になるようです。

 

まとめ

すっごく悩んだり、子どもが欲しい欲しいと思ってきてストレスを感じずにいられなくなった状態で

そこからストレスを感じないようにしようと考えたり思いこもうとしても

ほとんど役には立たないストレスケアになってしまいます。

思考の代替えをはじめストレスへの適した対処は妊娠を引き寄せるようになっていきます。

ストレスケアについては有効とされているのが認知行動療法といった心理療法です。

妊娠に心の健康は欠かせないですね。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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