妊活中に瞑想で妊娠しやすい 不安やつらさに効果的

妊活中に瞑想で妊娠しやすい 不安やつらさに効果的

青空とハート型の雲

瞑想における妊活女性の味方になってくれる良い効果をお伝えしていきます。

瞑想をすることで、

体や、心に変化がおこることが心理学や脳科学的にも認められています。

海外では、医療の分野ではどの瞑想が最も効果的かについての研究が進められ、

実際に医療と合わせて用いられています。

まずは最もメジャーなマインドフルネスや、

超越瞑想といった瞑想の主な効果についてご紹介したいと思います。

また、それらがどれだけ妊娠しやすさに関係してくるのかもお分かりいただけるはずです。

 

健康的な心と体作りに瞑想が効果的

妊活中の方の心を落ち着かせることをはじめ、

偏りがでてきているメンタル的なアンバランスを整えて、

自律神経やホルモンを介して妊娠しやすい状態を作り上げるための瞑想法です。

 

瞑想と聞くと、精神修養やスピリチュアルなニュアンスとして受け取る方も

多いかもしれませんが、瞑想は近年科学的な研究がすすみ、

海外では医療と合わせて治療に用いられています。

(図解マインドフルネス ケン・ヴェルニ著 より参考)

また、心理学的にも、脳科学的にも効果は証明されています。

 

リラクゼーション・ストレス軽減で妊娠しやすく

妊娠しやすい状態にするのに必要なものは瞑想がかなり補ってくれます。

 

例えば、

1、リラクゼーション反応

2、自律神経が整う

3、緊張や不安に強くなる

4、周りに左右されない集中力がつく

5、感情のコントロール力が強くなる

6、体脂肪が落ちる

7、睡眠の質が高まる

 

どれも、妊娠したいという方が共通して手に入れたいと思っている効果が得られます。

自律神経やホルモンを介して、妊娠しにくくなっていたものが整いますし、

緊張や不安が和らぐことで、免疫力も正常化しますので、受精後の着床がスムーズです。

 

こわばっていた筋肉がゆるみ、血流もよくなるので、

細胞1つ1つに酸素や栄養が行きわたり、卵子の細胞質もよい状態になります。

また、睡眠に関わるメラトニンという物質は、卵子の質にも影響することが

研究でもわかっていて、睡眠の質を高めておくことも重要な視点になります。

 

そして、思った以上に過去のできごと、不安な未来にばかりとらわれて、

今というときに集中できずに、

うまくいかない、うまくいかないと、

悩み続けるというサイクルから抜け出すことができるようになります。

 

脳の構造をも変化させ、脳細胞を活性化させることができる

近年注目の瞑想は、日本でも早くに取り入れて、不妊で悩んでいる方が安心して、

心の状態を落ち着けながら前向きな妊活ができますよう、

毎日少しづつでよいので取り入れていきましょう。

 

瞑想は1日ほんの数十分で効果あり

日常溜まった疲れやストレスをうまく対処していくために、

甘いものを食べたり、好きなものや欲しいものを衝動買いしたり、

エステなどでリラックスしたりするストレス発散もありますが、

妊娠率を高めるのに効果的かと言えば決してそうではなく、

たった15分ほどでできる瞑想方法をマスターすれば、

いつでも、どこでも、リフレッシュでき、

重要なエネルギーをチャージすることがでるようになります。

また、瞑想を続けると、毎日の生活の中でも様々な変化が起こります。

ラッキーな出来事や偶然が増えたり、自分の夢や目標を見つけたり、

いいアイデアが浮かんだり、ストレスも感じにくくなりといいことがいっぱいです。

 

 

妊活は苦しいもの、頑張らないといけないもの、つらくても耐えるもの、

そう思っている方ほど、精神的につらさを感じて、より妊娠しにくく

自分を追い詰めてしまいかねないのです。

新しい命、赤ちゃんを迎え入れるまでの準備期間です。

楽しく過ごして、雲の上から今か今かとまっている赤ちゃんが

安心して、ママ!今行くよ。

そう飛び込んでこられますよう、笑顔な日々を送っていきましょう。

 

妊活中の瞑想で 精神的ストレス・不安の減少

瞑想をすることによって、一番大きな効果が認められているのが不安やストレスの軽減です。

妊活中において、不安やストレスの軽減は非常に重要なポイントとなります。

不安やストレスは、必ず自律神経やホルモンを介して、

妊娠しにくい状態を作り出し、対処しきれなくなれば病気となります。

また、不妊治療不妊という言葉があるくらい、

治療におけるストレスもさらなる不妊を招いてしまうからです。

 

また、不妊で悩む方の特徴として、心配症、神経質、不安症という点も挙げられます。

ネガティブな思考になれば、前向きな行動もとれなくなり、

不妊から抜け出しにくくなります。

 

実際に超越瞑想の研究結果では、ストレスを感じた時に分泌されるホルモンである、

コルチゾールが瞑想を行った時に大幅に減少することがわかっています。

また、心理学系の研究雑誌でも、不安、ストレスが軽減したことが発表されています。

脳科学的には、偏桃体と前頭前野の構造そのものに変化を起こすこともわかっています。

 

そのため、不安に駆られるときやストレスがかかっていると感じた時は、

瞑想をすることによって、自律神経を整わせ、ストレスを和らげて、

妊娠しやすいこころと体をつくりだす効果があります。

 

健康的な体と瞑想の効果

忙しい現代人に多く見られる、高血圧、心臓病、癌などにも瞑想は効果があると発表されています。

ストレスがかかる時間が長くなると、

体は常に緊張し、交感神経優位となります。

それによって、血行不良、ホルモンバランスの乱れ、自律神経の乱れから

心臓病や高血圧といったところまでいかなくても、

妊娠しやすい体からは遠ざかっていくリスクが高まります。

 

特に婦人科系の病気は自律神経の働き、ホルモンの影響を受けます。

交感神経優位である状況下で、瞑想をすることにより、

副交感神経優位へと戻すことにより、体はリラックスし、ホルモンバランスも整い、

これらの病気の改善にも効果があるとされています。

 

実際に、ホルモンバランスの乱れからくる体の不調が瞑想を

1ヶ月~3ヶ月行っていただいたところ、

自分で体の調子が良くなったと感じるクライアント様が90%を越えます。

 

また、瞑想には、痛みに対しても緩和効果があります。

月経痛のつらさにも効果的ですので、妊活においてもポジティブになれます。

 

疲れやすくやる気が起きないトラブルにも

最近注目されているのが、ビジネスに関する瞑想の活用です。

瞑想を練習すると、集中力に効果があるとアメリカの国立衛生研究所は発表しています。

集中力は、仕事の出来具合、家事の進行度合いなどをはじめ、

日々の気分の持ちようにも深く関わってきますので、瞑想をすることにより、

作業能率がよく無駄なエネルギー消耗が減ります。

 

疲れて、セックスができない・・・

家事も嫌々・・・

妊活にも疲れる・・・

 

不安や焦りに取りつかれていると、

どれだけ不妊で悩んでいても、悩むことには本気にはなれますが、

その問題を良い方向へ解決させる行動がとれなくなります。

そのための集中力や行動力を高めるのにも非常に有効です。

 

また、瞑想は、リラックスした中、

いつもは気づかなかった気づきや直感力が高まるようになってきます。

交感神経優位では、判断を下すのに最も重要な問題しか目につかなくなります。

しかし、副交感神経優位の状態になることで、

今まで気づかなかったものに気づいたり、アイデアが湧いてきたり、

目標に目が行くようになります。

瞑想の効果は行った時だけに限らず、その後もしばらくは持続します。

定期的に実践することにより、より効果を実感できます。

 

免疫力の正常化

不妊で悩んでいる方は、風邪をひきやすい、体調をすぐ崩しやすいといった免疫力の低下などもあります。

また免疫の過剰反応があるタイプの方もそうですが、

瞑想をしていると、免疫力が正常化してくることも研究で分かってきています。

精神的な状態が体のいろいろな機能や作用と連携するため、

妊娠するにはどうしたらいい?を解決していくには

心身ともにいい状態つくりが必要になります。

妊娠というのは、1つ移植に近い状態です。他者の細胞を受け入れるのですから。

そのため、免疫が正常な状態でないと、受精卵を排除しようとしたり、精子に対して抗体を作ったりと、

過剰に攻撃をしてしまうという反応が起きてきます。

 

妊娠して、受精卵が着床しその後も定着していかれるように

免疫バランスを整えておくことはママになっていくためには必要な要素となるといえますね。

 

妊娠しやすく、慈愛の瞑想から始めてみよう

 

参考文献

・Wachholtz AB, Pargament KI. Is spirituality a critical ingredient of meditation? Comparing the effects of spiritual meditation, secular meditation, and relaxation on spiritual, psychological, cardiac, and pain outcomes. J Behav Med. 2005;28:369–84.

・Williams AL, Selwyn PA, Liberti L, Molde S, Njike VY, McCorkle R, et al. A randomized controlled trial of meditation and massage effects on quality of life in people with late-stage disease: A pilot study. J Palliat Med. 2005;8:939–52.

・Bonadonna R. Meditation’s impact on chronic illness. Holist Nurs Pract. 2003;17:309–19. 

・Jain S, Shapiro SL, Swanick S, Roesch SC, Mills PJ, Bell I. A randomized controlled trial of mindfulness meditation versus relaxation training: Effects on distress, positive states of mind, rumination, and distraction. Ann Behav Med. 2007;33:11–21.

・Van Wijk EP, Ludtke R, Van Wijk R. Differential effects of relaxation techniques on ultraweak photon emission. J Altern Complement Med. 2008;14:241–50.

・Davidson RJ, Kabat-Zinn J, Schumacher J, Rosenkranz M, Muller D, Santorelli SF. Alterations in brain and immune function produced by mindfulness meditation. Psychosom Med. 2003;65:564–70.

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

プロフィールを詳しく見る

みなさんに読まれています

妊娠された方々も読んだ
「妊娠するための教科書」を無料プレゼント。
みなさんにお役立ていただき、
喜ばれたLINEメッセージです。

LINE登録はこちらから

トップに戻る

もっと知りたい