妊活うまくいかない原因 心理モラルライセンシング |

妊活うまくいかない原因 心理モラルライセンシング

どうしたら妊娠できるのか、妊娠するためには体に良い事って?

色々調べてはじから行おうと取り組んできてはいませんか?なのに、

なぜかうまくいかない。そう思っていませんか?妊活に良い事、悪い事

妊娠するためには、これがいい、でもこれは悪いという価値基準で物事を進めていこうとすると

失敗してしまう。なぜかうまくいかないのは、これは心理的なモラルライセンシングという

心の中に厄介な性質があるからです。

妊活でうまくいくための、自分で自らうまくいかないようになぜか落し入れていってしまう

心理についてみていきましょう。

 

良い事をしたら悪いことをしたくなるモラルライセンシング

モラル・ライセンシングとは「良いことをすると悪いことをしたくなる心理法則」

スタンフォードの自分を変える教室という著書ある、モラルライセンシングとは、

いいことをする(もしくはしようとする)と、悪いことをしたくなるというものです。
え、そんなことってあるわけないでしょ~~って思うかもしれませんが、
自分だけはそんなことあるわけないとも思うかもしれませんが、みなさん共通で起こります。
だからこそこの心理のことを知り、どう対策を立てて妊活に取り組んでいったら
がんばったはずなのに、うまくいかなかった~~~。
成果が全くでなかったという事を防いでいきましょう。

もちろんいいことをしたときに発生しやすいです。

人は、いいことをすると、悪いことをその後してしまうというもの。
世間一般的に良いと言われるような、道徳的に善と判断されることなどです。

モラルライセンシングはこんなもの

正しいということ、良いことをした後には、多少の悪いことをしてもいいと

思い込んでしまい、甘い誘惑に弱くなる効果のことなので、

こんな妊活体験はしたことがないでしょうか。

 

運動したら、そのあとに食事を食べ過ぎる

リセットしたら、甘いもの・お酒をとる

基礎体温を測ったから、妊活した気分になる

サプリを飲んだから、食事はいつも通り

不妊治療したから、性生活はなくていい

妊活情報を集めたら満足して、実際はとくに何もしていない

がんばって取り組んだ後に、夫に不満を言う

 

がんばって、妊娠しやすくするための良いことをしたのだから、ちょっとはいいよね~

という甘い誘惑に負けたり、本来取り組むべきことを先延ばしにしたり

やった気になってしまったりということがおこってしまいます。

 

思い当ったらモラルライセンシングの罪にはまっているかも?

私も、こういったモラルライセンシングは思い当るもの多々あります。

やろう、やろう頑張ろう!だってこれをしたらいいんだもん!と

がんばっておきながら、いよいよ我慢の限界が来た時に、不満を夫にぶつけてしまったりなんて事

多々あります。いけないと思いながらついやってしまったり、

日頃がんばっているからいいよね~っと、洋服を買っていたりなんてこともあります。

以下の点があったら要注意です。

 

やろうと思ったのに、でも・・・と先延ばし癖

口だけで実行が伴いにくい

計画を立ててたらそれだけで満足

自分にご褒美をあげがち

取り組み始めたのに、やめてしまう

いい事なのに、やらないを選択してしまう

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

モラルライセンシングはなぜ起こるの?

私たちはいくら自分のためになることでも、他人からそれを押しつけられるのには抵抗を覚えます。

それと同じで、正しいことや自己改善を行なうために自分自身にルールを課そうとすると、

コントロールされたくないと思っている自分がただちに抗議の声を上げます。

スタンフォードの自分を変える教室

 

このモラルライセンシングはなぜ起こるのでしょうか。

これは、自分を正当化したいという自分がありのまま自由に生きたいという

強い欲求を貫き通したいからです。

 

意志の力を司る脳の前頭葉が疲れてしまうため

前頭葉の大脳新皮質は、人間の進化とともに発達してきた部位です。
論理的能力などを司る知的な部位で、最も人間らしさとなる部分ですね。
なので、いいことをしたり、努力するときには、この大脳新皮質が活発になります。
でも、使った後は、疲れます。
そこで、大脳新皮質を休ませるという意味もありますが、理性的な部分を抑えて調整しようと
して、理性というブレーキが緩まるので、本能が動き出します。
本能を司る大脳辺縁系という部分が、本能的な行動を取るようになります。
この本能的な行動というのは、悪と判断されがちなため、
モラル・ライセンシングにつながってしまいます。
いい事だから!と思って行う行動は、ムリや頑張りになってしまって、続かないという事ですね。

 

いい悪いの基準も脳では曖昧

脳の中ではいいことも悪いことも案外その基準はあいまいになってしまうという事です。

なので、良い事をした後に悪いことをしようと思うのではなく、

ご褒美を自分に挙げている状態と同じです。

 

甘いものを我慢して、食事も気をつけてきたから、今日はケーキも食べていいよね。

 

今までの良い事をしたから、悪い事でもご褒美として正当化して自分に与えてしまいます。

ご褒美自体が悪いのではありませんが、

いい悪い、の基準が実はあいまいだから、ご褒美に悪いものでもいいものだと思って

あげてしまうのです。

そして頑張った自分を正当化していきます。

 

ストレスなどで自律神経が疲れている

ストレスを感じていると、冷静に考えていく前頭葉の働きも悪くなり

衝動性が高まってきてしまいます。

無意識のうちに自分のことを自分でコントロールすることがとても難しくなってしまいます。

 

モラルライセンシングでうまくいかないが習慣化する

寄付金の依頼を受けたとき、自分が以前に気前よく寄付したことを思い出した人たちは、

そのような過去のよい行ないを思い出さなかった人たちに比べ、

寄付した金額が6割も低いという結果が出ています。

スタンフォードの自分を変える教室

 

モラルライセンシングによって、良い事をしたら次はしなくていいよねなんてなってしまい

どんどん先送りしてしまうと、どうなるでしょう。

本来であれば、目標を達成していくための良い行動なのではやく、たくさんできるほど、

願望は成就します。でもそれを先送りすることが増えれば増えるほど、

うまくいかないという悪循環になってしまいますよね。

 

やっているはずなのに、うまくいかないという感覚になってしまいます。

モラルライセンシングでは行動を先送りしてしまうようになってしまいます。

 

モラルライセンシングでやってもないのにやった気になる

私たちは何かよいことをした気分になって──あるいはよいことをしようと思いついただけで──

正しさに対する判断があまく曖昧になってしまうと、

衝動に従ってもかまわないと思うようになります。

スタンフォードの自分を変える教室

 

行動先送りも、結果につながりませんが、やってもいないのにやった気になってしまっていても

夢ってかなわないですよね。でも、モラルライセンシングでは、

やろうかなと計画を立てただけでも満足してしまってやった気になってしまうという部分もあります。

 

モラルライセンシングから抜け出るには

モラルライセンシングの罠にはまらず、妊娠できるように変わっていくには、

以下の点に気をつけていきましょう。

 

いいか悪いか、いいかダメかという判断基準と切り離す

これは、判断基準が「いいか悪いか」という事がポイントになります。

 

モラル・ライセンシングのワナを避けるには、道徳上の問題と、

たんにするのが難しいことを区別するのが重要です。税金をごまかしたり浮気をしたりするのは

道徳的に悪いことですが、ダイエットをサボるのは道徳的に悪いことでも何でもありません。

それなのに、多くの人はあらゆる種類の自己コントロールを道徳のテストのように考えています。

スタンフォードの自分を変える教室

道徳的な事と、日常のダイエットや運動、夫婦で性生活をしていくことなどは
本来は切り離してかんがえてよいものです。
なぜか、いい悪い、〇か✖みたいな物差しで測ってしまうと、このモラルライセンシングの罠に
はまってしまうため、切り離していくことがとても大切になります。
楽しいから、好きだから、心地よいから、そういった基準でとらえ、口ぐせのようにしながら
自分のとる行動は、自分が好きで行っている事なんだという判断をしていくことで抜け出せます。

正当化の罠にはまらないため、目的を確認

モラル・ライセンシングのワナにはまらないようにするには、

「ありのままの自分が最高の自分になることを望んでいる」のだと、そして、

「自分自身の価値観に従って生きていきたい」のだと、しっかり自覚する必要があります。

スタンフォードの自分を変える教室

 

有効になるなのは、どうしてそれをするのか? をしっかりと思い出すことです。

モラル・ライセンシングのきっかけは、うまくいった、いいことをした正しい事をしたという

結果にフォーカスした場合に起こってきます。

今日は朝から基礎体温を測った、今日は治療へいった。甘いものは食べないようにした。

結果にフォーカスするとその後、モラル・ライセンシングに陥りやすくなります。

うまくいった結果ではなく、取り組んだ姿勢にフォーカスすると、

モラル・ライセンシングを回避できる可能性があがります。

基礎体温を測ったかどうかではなく、どうして基礎体温を測ったのかを思い出せば、

その後にくる衝動を抑えやすくなるのです。自分ばかりが頑張っていると思えば思うほど、

モラルライセンシングの罠は大爆発してしまうかもしれません。

また、一度、誘惑に負けなかったときのことを思い出してもらった人はそのあと自分を甘やかす行動をとり、

”なぜ”誘惑に負けなかったかを考えてもらった人は誘惑に負けなかったそうです。

「どうしてするのか?」を書き出しては、なんどか読み返すなどして、いつもあなたが

最高の自分になるために、自分のしたい価値基準に沿って行動しているという部分を胸に刻みましょう。

 

本当に後で取り戻せるかをイメージ

「あとで挽回できる」と思ってしまうと、自分に甘い選択をしても気がとがめなくなってしまうのです。

スタンフォードの自分を変える教室

 

モラル・ライセンシングに陥ってしまうのは、自己正当化したいから。

自分を正当化するときの基本的な言い訳は「次こそは挽回するぞ!」ということで、

自分がご褒美にしたことはその後挽回できると思って、今回はいいやと思ってしまいます。

私たちは先のことを楽観視しやすく、今回は誘惑に負けてしまったとしても

その分は次は簡単に取り返せるだろうと思ってしまいます。

挽回のチャンスがはやくやってくる場合にはこの傾向はより高まります。

やってしまいたくなったら、それをやって本当に挽回できるか、

それをやめてしまって、本当に挽回できるか、

それを先送りしてしまって本当に挽回できるか、

「次は本当に挽回できたのか?」をチェックすることになります

モラル・ライセンシングの罠に落っているときには、次は挽回できるから問題ないと考えてしまい

自己正当化の嘘であることが分かれば、安易にモラル・ライセンシングに陥ることを回避できる

可能性がたかまります。

 

参考文献

スタンフォードの自分を変える教室 posted with ヨメレバ ケリー・マクゴニガル 大和書房

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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