ビジュアライゼーションで妊娠を引き寄せる潜在意識の活用

ビジュアライゼーションで妊娠を引き寄せる潜在意識の活用

心の中にある顕在意識と潜在意識、その無意識の心を活用することで、

願いが叶っていく成功法則があります。そんな成功法則を妊活に役立てる事が出来ます。

結果というのは、どんな行動を積み上げたのかそのプレゼント。

どんな行動をするかはイメージによって違います。

ビジュアライゼーションによって妊娠を引き寄せるイメージをしてみましょう。

 

ビジュアライゼーションとは

ビジュアライゼーションとは、本来見ることのできない事柄を自分の頭の中で

可視化(イメージ)することをいいます。

潜在意識は過去も現在も未来も区別がありません。そのため、未来をイメージし

欲しい未来を引き寄せる様に行動を変えていくために活用するためにビジュアライゼーションを

用います。

たとえば、妊娠していない人が、妊娠し出産し赤ちゃんをだっこして過ごしている様子

をリアルに鮮明に思い描くことも、ビジュアライゼーションの一種です。

ビジュアライゼーションはただの妄想のように思えるかもしれませんが、

ビジュアライゼーションには下記のような嬉しい効果があります。

 

  • 想像力が上がる
  • イメージしてポジティブな感情を体感できる
  • 質の良いイメージトレーニングができる
  • 自分のセルフイメージを変える事がでいる
  • 自分に自信が持てるようになる
  • 自分にとって願望達成のために何をしたらよいかがわかる
  • 臨場感があるイメージによって結果を引き寄せることができる

 

ビジュアライゼーションは今は経験できないことや未来のこと、

さらには現実世界で形にするのが難しいものでみビジュアライゼーションで

イメージをして疑似体験することもできます。それによって自分の心を高める技術であり、

それにともなって行動を変え現実化させるためのテクニックになります。

 

潜在意識とビジュアライゼーション

あなたは潜在意識を活用する「引き寄せの法則」をご存知でしょうか?

意識や思考に臨場感が高まりリアリティがますと、

実際にふさわしい行動をとることができるようになり、その結果、実際に願望を引き寄せ、

願いを叶えることができる手法です。

大切なのは、イメージするだけなのではなく、臨場感をもってイメージし、

それにあったふさわしい行動をすることで引き寄せる結果が変わってきます。

ビジュアライゼーションは、この引き寄せの法則を効果的に実践するために役立てることができます。

ビジュアライゼーションは、良いイメージトレーニングとなるのです。

実際にイメージ療法が妊娠率を高めるという研究もあります。

 

ビジュアライゼーションと妊娠率向上

ガッツポーズ女性

心理療法やグループでの心理療法が妊娠しやすく働きかけることが証明されています。

東海大学病院で、6ヶ月以上不妊治療を受けている女性74人を対象にした

グループでの心理療法やイメージ療法が妊娠率を3倍ほどに伸ばしているという

結果があります。

この研究では平均年齢は34歳となっています。

不妊治療をはじめてからの期間は平均で約6年とのこと。

他にもある瞑想やイメージ療法や認知行動療法と合わせたメンタル的な

サポートでも似たような妊娠確率を高める効果が出ているため、

こういったサポートの有効性がうかがえますね。

この研究では、5週にわたり週1回90分のミーティングをひらき、

抱えている悩みを語り合うということや、

受精卵が着床するといったイメージ療法をもちい、イメージして思い浮かべたりしています。

不妊治療歴が平均6年経過していても、通常の不妊治療よりも妊娠確率を

3倍近く伸ばせている点がすごいことですね。

 

科学的に効果的なビジュアライゼーションとは

とはいっても、何でもかんでも妊娠したいからと言って、妊娠しているイメージを

すればよいという事ではありません。

まずイメージトレーニングをするという方法でよくあるのは、

ただ、成功していることだけをイメージするというもの。

イメージするだけで、成功すると言われていたりしますが、

そういったイメージトレーニングにはあまり効果がない事がわかっています。

一時はいい気分は味わえますが、夢を現実化させていきたいときに必用なのは

リアルなイメージとともにそれに沿ったふさわしい行動です。

そのため、結果だけをイメージするのではなく、

結果に加えてその過程もイメージするのです。

1999年に行われたカリフォルニア大学の研究では、どういったビジュアライゼーション(想像)が

効果的になるのかということが明らかになりました。

自分の中で何かを想像して将来を考えてイメージすることは自分の目標達成にどのくらい効果があるのかという事の研究です。

そのため、こういった目標達成に向けたものなので妊娠を望んでいる人であったら

その目標達成のためにどのようにイメージを役だてたらよいのかというヒントにもなります。

 

正しいビジュアライゼーションのやり方

女性

正しいビジュアライゼーションには、やり方があります。

試験を控えた学生達にふたつのパターンでビジュアライゼーションをやってもらいました。

1つはテストの結果をビジュアライゼーションしてもらったグループ。

そうすると、受かるだろう、成功するだろという結果そのものをイメージしてもらっています。

もう1つのグループは、テストのプロセスをビジュアライゼーションしてもらったグループ。

テストの結果だけでなく、テストまでの過程や成功したらこうしようというところまで

をイメージしてもらっています。

この結果、結果のみをビジュアライゼーションしたグループはテストの点数は上がらず、

さらに試験に対しての失敗したらどうしようという不安感が高まってしまったと言います。

一方、結果までの過程をビジュアライゼーションしたグループでは、

勉強の集中力が高まって、さらに試験に対しての不安感が減りやすく良い結果に結びついています。

ビジュアライゼーションを正しく行うには、

結果だけでなく、そこにたどり着くまでの過程や、結果を受け取ったらどうかなど

詳細に過程をイメージする事がポイントになります。

そうすることで、自分が行う行動が明確になり実際に集中して取り組みやすくなります。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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