夫婦関係が男性の精子や健康にも影響!研究からわかった妊活 |

夫婦関係が男性の精子や健康にも影響!研究からわかった妊活

夫婦関係が男性の精子や健康にも影響が出ているという事が研究でもわかっています。

結婚生活をおくっていて、幸福感が高まる人と不幸感が高まる人の差は、

人間関係トラブルにおいて対処できたり、何か人間関係トラブルあっても

ストレスを感じにくくやり過ごせたり気持ちを立て直せる人だと言われていますが、

不妊という問題では、夫婦間でも温度差がうまれたり、

不安やうつっぽさを感じたりと、ストレスを感じる事も増えて何かと、行き違いがおきたり、

衝突も起こる事も、夫婦関係間でストレスを感じる事も増えるでしょう。

そんな夫婦関係は精子の質にも影響していってしまうというので気をつけたいところですね。

 

夫婦関係が良いと夫は健康状態がいい

夫婦関係が良くなると夫の健康状態はいい状態になり、

夫婦関係が悪くなると健康状態も悪化する可能性があるといいます。

夫婦関係の変化が男性のBMI(体格指数)や脂質値などの心血管リスク因子の変化に少しの関連があったそう。(1)

子どもが生まれた既婚男性を19年間にわたり追跡したイギリスの研究データを使って、

6年後の夫婦関係の変化と19年後の心血管リスク因子との関連について検討しています。

研究を始めてから6年後の調査時までに夫婦関係に変化はなく常に良好だった男性と比べ、

夫婦関係が改善した男性では19年後のLDLコレステロール値が9.7mg/dL、BMIは1.07低くなり改善。

また、夫婦関係の改善は総コレステロール値と拡張期血圧値の改善と少し関連が認められています。

一方、同期間に夫婦関係が悪化した男性では常に関係が良好だった男性と比べて

拡張期血圧値が2.74mmHg高まり悪化しています。

 

男性においても夫婦関係が良いことが血圧や体の脂質代謝などにも影響が出てくる

という点からも夫婦関係は良好に保ちたいところですね。

 

夫婦関係のストレスで健康を損なう

米ノースウェスタン大学(イリノイ州エバンストン)の研究(2)では、

夫婦間の示唆されました。夫婦喧嘩で、叫ぶとか黙り込む という夫婦関係のトラブルになる場合は、

夫婦の意見が合わないとき、怒りを表に出す人では心疾患リスクが高まると示唆されました。

また、感情を押さえ込んで対話を拒否する人では背中の痛みや肩こりなどの筋骨格系の障害につながる

可能性があるようです。

研究では行動と健康障害の因果関係を証明するものではないものの、

特に夫では関連性が強くみられ、女性の妻にも重要な関連性の一部があったため、

怒りについては怒りをコントロールして、お話し合いを拒否してしまいがちな場合は、

感情を押し殺さないようにすることが好ましいとされています。

 

夫婦関係を良好に保つことと、自分自身の感情をコントロールすることどちらも

健康的で良好な夫婦関係には必要なものですね。自分の感情のコントロールについては、

瞑想などに取り組むのも有効でしょう。

 

精子の質には夫婦関係も影響してくる

喫煙やアルコール、肥満など生活習慣が影響して精子の質を悪くさせている事は有名ですよね。

妊活中という事で意識したり、気をつけるという事も多いでしょう。

しかし、イタリアの研究からは、男性も精神状態や人間関係がきっかけで、

精液所見の悪化と関連する事を示しています。(3)

心理状態、活動性、アルコール、タバコ、精液所見(精液量、精子数、運動率、DNAフラグメント)

を調査していて、心理状態については、STAI(State-Trait Anxiety Inventory)質問票を用い、

仕事•家庭での活動性はWSAS(Work and Social Adjustment Scale)質問票を用いています。

 

生活因子として、アルコールは精子数と運動率の低下、タバコは奇形率の増加、年齢は精液量の減少と関連しました。

心理因子としては、体外受精群も対照群も、「状態不安」と「特性不安」のいずれも、

全ての項目で精液所見の悪化と関連していました。

精神的に不安がある場合は、精子の質が悪化してしまうという事です。

 

また、それと同様に、仕事の活動性低下、家庭での活動性低下、人間関係の悪化のいずれも、

全ての項目で精液所見の悪化と関連していたのです。

 

人間関係による影響や、心理的に抱える不安は精子の質の悪化と関連しているため、

夫婦間の関り方やプレッシャーをかける事は出来るだけ避けたいところになっていきますね。

 

夫婦関係を良好に 妊活中気をつけたい事

心理学の名誉教授を務め、夫婦関係についてのスペシャリストである「ジョン・ゴットマン」は、

5年ほどで離婚してしまうカップルには、共通点があると言っています。

それは、相手に対し以下の4つのどれかをもっています。

 

・批判して人格攻撃をする

・軽蔑した発言をする

・不満に対し責任をなすりつけ合う

・発言に対して黙って向き合わない

結婚生活を長続きさせていく秘訣としては相手に対して

・逃げずに真正面から向き合う

・思いやりと感謝の心を育てる

を心がけつづけ愛をもって接していくことのようです。

 

うまくいかない時こそ、つらい時こそ、どのような接し方をするかが

結婚生活がうまくいき、また赤ちゃんを授かっていくことにもつながると

言えるのではないでしょうか。夫婦関係の良さそのものも精子の質そして、妊娠率に

影響していってしまうのですから、やはり精子さえあれば何とかなるという問題ではなく

2人の心が合わさる事で、卵子と精子の受精卵もうまく育っていきそうです。

 

長く良い夫婦関係がつづくためのポイントとは?

良好で長続きさせるために気をつけたい夫婦関係のための

ポイントをイリノイ大学の研究をもとにご紹介します。

12273人分のデータをメタ解析した研究であるため信頼ができさらに参考にできるものになります。(4

日頃の清潔の中でも気をつけられる点もあるのでちょっと振り返ってみてくださいね。

 

2人が傷つけることなく相手を理解できている

相手を傷つけることなく、自分のことを理解してもらえるように自分のことを

伝え合い、2人の間に透明性が高いという点もポイントです。

相手を責める言い方ではなく、自分の気持ちや考えている事を打ち明けられているのか

そしてお互いにできているでしょうか。

相手には打ち明けられないというのはいい方向性ではないという事ですね。

 

日常にユーモア楽しさがある

ユーモアや、楽しさ、笑いがあるという事も大切なポイント。

真剣だったり深刻だといつもネガティブになっていて、日常を楽まないというのは

夫婦関係にひびが入りやすくなるため、気分を切り替える事も大切ですね。

 

2人の関係性がずっと続く約束

2人がうまく続いていくという関係性をイメージできるよう、お互いに

ちゃんと相手に言葉で伝えあっているという点も大切なところ。

相手が言ってくれるのを待つのでもなく、自分でも言ってみたり、

言ってもらうようにしてもいいのです。長く続く関係性であることを確認し合ったり、

約束し合うような会話時々きあてもよいのでしょう。

 

お互いが公平だと感じられる

どちらかが不公平だと感じられるような関係性だと長続きはしません。

そのため、公平感が感じられるように二人でうまく抱えている仕事や家事を分担しあう

助け合う、支え合うという姿勢を持ち続けましょう。

最も夫婦関係が回復しやすいのは家事を男性が手伝う事なんても言われています。

 

お互がい友達とつながり合う

自分の友達、パートナーの友達ともつながりや関係性を持つことも夫婦関係が

長続きの秘訣なようです。

自分の友達には子供がいて、なかなかつながりあう事が精神的に苦しいと思う事も

あるでしょう。でも、以前からの友達は、やはり友達として大切だった存在のはず。

自分の友達とも夫の友達とも少しでもかかわりあえるとまた気持ちも違ってきたり

しますよ。夫の友達はハードルが高ければ、まずは自分の友達との関係は断たないよう

していきましょう。

 

まとめ

なんだかうまくいっていないとこほど、傷つける事をつい言ってしまったり、

日常から楽しさが消えていってしまい、ユーモアを言ってもらっても

笑えないな・・・なんてなってしまっているかもしれません。

2人の関係が良いというイメージを毎日少しづつ共有するような言葉がけをしなくなって

あいてに変化を求めたり要求してしまっているという事もあるでしょう。

でもそんな時だからこそ、お互いに思いやりを忘れずにいたいですね。

不安になったり焦ったり、後悔したりと気持ちが未来や過去へお散歩してしまう事が多いと、

今目の前にあることに楽しむという事が難しくなります。

マインドフルネスレベルを高めていくことで、自分と相手をよく見つめ良い関係性を築くことも

できるようになっていきますよ。

 

参考文献

(1)男性における6年間にわたる配偶者の質の変化および心血管疾患の危険因子との関連性ALSPAC前向きコホート研究からの所見。

Changes in marital quality over 6 years and its association with cardiovascular disease risk factors in men: findings from the ALSPAC prospective cohort study.

(2)Journal of epidemiology and community health. 2017 Nov;71(11);1094-1100. doi: 10.1136/jech-2017-209178.

(3)Fertil Steril 2013; 99: 1565

(4) A meta-analytic review of relationship maintenance and its correlates 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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