子宝ジンクス 飛騨のさるぼぼが子宝のご利益あり?

子宝ジンクス 飛騨のさるぼぼが子宝のご利益あり?

不妊治療を含め、妊活を長くやっていると、精神的にもつらくなったり落ち込んだりしますよね。

なかなかうまくいかないと神頼みしたく、何か守ってくれるものに心の支えを求めたくもなります。

そんなときに、ちょっとした気分転換で試せる「子宝ジンクス」の中で、

飛騨地方の民芸品であり、縁結び、子宝安産のお守りとして古くから親しまれている、

「さるぼぼ」についてご紹介します。

 

さるぼぼの由来

飛騨は山深く、奈良時代は「下々の下国」と呼ばれたほどの国でした。

気候は寒いし、土地は無い上に痩せているし、そんな風なので租(年貢)が出せないので、

都に男は雑徭(宮大工)として駆り出され、少ない人口がまた減って大変だったようです。

それで、残った女子供者が細々暮らしていたのですが、そんな貧しい暮らしのため、

人形を買ってもらえませんでした。

買おうにも昔はおもちゃ屋さんなんて、無かったでしょうしね。

昔の女の子は、お母さんやおばあさんの作ってくれた布をはぎ合わせた人形で楽しく遊んでいました。

それが、いつの頃からか、新しい赤い布で作るようになりました。

その理由として、昔は流行り病が多くて、特に天然痘が恐れられていました。

赤い布は天然痘予防になると言って、人形さ赤い布で作ったそうですよ。

そしたら、その赤い人形は、まるでさるの赤ちゃんみたいだというようになり、

「さるぼぼ」って言うようになったそうです。「ぼぼさ」は、飛騨では赤ちゃんの事を意味するのだそうです。

 

さるぼぼに顔がないのはなぜ?

「このお人形に、顔が無くて気持ち悪い」などという声を聞く事があります。

確かに、可愛い顔を描いた方がいいかもしれないですよね。

ちょっと物足りなさを感じます。

でも、今まで話して来たように、この「さるぼぼ」は土着の人形で、生活に根づいたもの。お母さんの手作りの味の人形。

この「さるぼぼ」に顔が無いのは、きっとその時々にさるぼぼを通じて自分の気持ちが写るようにする為ではないでしょうか?

嬉しい時には笑っているように、悲しい時には泣いているように見えてくるのです。

遊びの中で、自分を見つめてくれるように、そこまでの意味ではなくても、

そのお人形と対峙する時にな、はなから 顔が有るよりもずっと創造性を持って遊べるからかもしれません。

毎日見ていても飽きないさるぼぼに、その日その日違った表情が感じられるのではないでしょうか?

 

さるぼぼ にあるされるこんなご利益

 

◾災いが去るように=サル:猿(訓読み)

◾家内円満・良縁・子縁=エン:猿(音読み)

◾子宝・安産=猿は安産だから

といわれています。

 

基本的には魔除けとして、赤色でまん丸の顔でつくられていましたが、

最近では黄色や緑などカラーバリエーションが増えています。

中でも、オレンジのさるぼぼが子宝にご利益があるといわれています。

ベッドの北側におくと良いそうです。

色とりどりのさるぼぼが売られていて、迷ってしまいそうです。

 

ネット上でもみかける人気のさるぼぼの評判

ネット上でも、さるぼぼについての評判もチラホラと見かけます。

ずっと赤ちゃんが欲しくても出来なくて、

飛騨旅行の時、さるぼぼを買ったら、その

旅行中に子どもができたというものや、

お土産に買ってもらったのをきっかけに子宝に恵まれたなど。

 

まとめ

真っ赤なことから厄除け・厄払いのお守りとして、赤ちゃんの人形なので、

子宝に恵まれるおまじないとして、さまざまな願いを込めて作られ、愛され続けてきたさるぼぼは、

自分で持っておくのもよし、贈り物としても人気が高い縁起物です。

また、手作りでもできるそうなので、挑戦してみるのもよいかもしれません。

ただ、お守りやジンクスなどにすがりすぎも問題です。ほどほどに。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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