妊活中のストレス軽減に効果的 妊活セミナー(グループ療法) |

妊活中のストレス軽減に効果的 妊活セミナー(グループ療法)

不妊の悩みは、女性の心をかなり傷つけます。不妊で悩む女性は

いま世界的にみても増加傾向にあります。そして、不妊症の診断がつくことで、

夫婦はとても苦痛になやみます。(1

それは体だけでなく心も、そして社会的にも、人生の先の計画についても

悩みます。そして女性の方がより苦痛が強いとも言われています。(2

 

女性が不妊でつらいのは社会的な孤立も

女性が社会において役割を持つ部分があり、そこから置いてけぼりに

なってしまうことにも不安や恐怖を感じます。

妊活中の女性は、高いレベルのストレスを感じるのと同時に、

母親としての社会で果たしてく女性としての役割の機会を

得られない事に対してと2重の苦しみをもっています。(3

友達や職場の人が妊娠していったら、ママとしても社会と関わります。

でもその部分がないという状態は、よりそこに価値観をもっていたら、

とても苦しいものです。

性別に関連する行動については個人の意見はさまざまです。

そして、不妊女性のストレスを予測する要因は数多くあります(4

世の中は、男女平等という流れになってきていますが、

性別における役割は変わる事がなくあります。

 

女性は産むものという考えが残っている

子供を産むことができるのは女性ですばらしいものです。でも、

子供を産むことが女性の役割の最も大きな特徴として常に考えられて

きたということがあります。そのため、不妊という事になると、

女性側の問題という事に見なされてしまう傾向があります。

今は男性不妊という事もきくようになり、そしてその原因割合は

50%とまで言われています。ただ、その部分があまり浸透はしていない

ため、女性が強くストレスを抱えている傾向を持ってしまうのもあります。(6

 

不妊だと不安に悩まされる

妊活をしていると、先が見えません。とにかく不安です。

また、精神的ストレスが不妊治療で成果を出せないように働き

かけてしまう部分もあります。

それくらい精神的ストレスの妊娠への影響や適した治療の継続、

夫婦関係の持続にとって影響が大きくなります。

そのため、心理的なサポートの必要性が言われています。(7

 

グループ療法が不妊ストレスの軽減と妊活にプラス

カウンセリングセッションを含んだグループ療法が

不妊ストレス軽減に有効か調べた研究があります。(8

イギリスの不妊カウンセリング協会(BICA)、性別役割態度、生殖に関する

ガイドラインに従って、講義、質疑応答、ロールプレイを受ける様

取り入れたグループ療法(1回90分間、週2回5回のグループカウンセリングセッションで、

健康についてと、ストレス軽減技術について)を受けてもらった介入郡と

通常の不妊についてや治療についての説明の対象郡とでの比較です。

 

その結果、不妊女性の性別役割態度とストレスとの間に有意差(p = 0.03)

がでていて、不妊ストレスの軽減に役立っています。

 

セッション内容は以下の内容

セッションで組み込まれた内容は、とにかく精神的なケアが重要視され、

またセッション意外の日にもリラクゼーションスキルを習得できるようにし

また毎日継続してもらうようにしています。

また、不妊とストレスの関係、夫婦関係や性についてレクチャーを受け、

妊活中につらい体験をしているのを経験談として打ち明けてもいます。

食事や、ウォーキング運動などについても提案されています。

 

  • セッション1:不妊について、そして不妊によるストレスについて。不妊ストレスと不妊との関係。一般的な治療について、薬物使用、医薬品の合併症と治療成功率に関する情報を提供し、研究目標の説明

  • セッション2:不妊治療を受ける場合ストレスへの対処がいかに必用かの説明、グループディスカッションで女性がどう考えどう感じているかを意見の聞き取り。ストレス軽減テクニック、リラクゼーショントレーニング 、イメージを使ったトレーニング、呼吸テクニックを伝えています。次のカウンセリングセッションまで毎日リラクゼーションテクニックを練習するための宿題を割り当てています。

  • セッション3:夫婦関係、性的なものについて、性機能不全や体外受精などについて。夫と他者とのコミュニケーションスキル、社会的に女性が適応していかれるように説明。ストレス軽減技術の実践と繰り返し、リラクゼーショントレーニング、宿題の割り当て、

  • セッション4:性別役割の態度とそのタイプ、女性の性的および生殖的権利、女性の一般的な性的役割、結婚しての性的役割に関する議論。近年の女性の出産の役割とその発達、夫婦の生活に対する子どもの影響、子どもがいない事での参加者の経験を話す。ストレス軽減技術の練習と繰り返し、リラクゼーション訓練、および練習のための毎日の宿題。

  • セッション5:ストレス緩和とリラクゼーションのテクニックを練習して繰り返し日課に。特にウォーキングやストレス緩和のための食事をとる内容を提案しています。

 

不妊ストレスの軽減は妊娠の可能性が高まる

認知行動カウンセリングや、不妊症であることを開示し、

心理社会的介入を受けた3401人の不妊女性についての体系的レビュー研究では

ストレスの軽減と妊娠率が高まっています。(9

 

妊娠を望む妊活女性にとって、精神的な介入を受けられる機会は

とても重要です。

妊活セミナーなどでは、妊活中の女性が集まる場にはなりますが、

主催者の意図としてこういった心理的介入が組み込まれていない場合は、

有効な心理ケアにはなりません。

(例えば治療説明会のみといった場合や、妊活グッズの販売などの場合)

 

そのため、心理介入できるよう、ガイドラインにそった内容で(10

参加者と関われるように妊活セミナーを計画しています。

 

妊活セミナーについて最新の開催予定は⇒ こちら

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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