妊活ストレスを改善する心理学 フォーカシング |

妊活ストレスを改善する心理学 フォーカシング

不妊で悩むという事は、今まで人生で体験したことがないような領域に

入ってしまうケースも多々あります。不妊のストレスは感じない方が無理というくらい

みんなが感じます、でも過度に感じたり、うつっぽくなるほどとなっては

体も不健康になってさらに妊娠しにくくなって悪循環です。

妊活中のストレスを改善するためには心理的に自分のことをコントロールしていく能力を

高める事も大切です。そのためにフォーカシングを用いてみましょう。

 

妊活中のストレス改善 フォーカシングとは

考える 女性

フォーカシングは、ユージン・ジェンドリン(アメリカの哲学者・臨床心理学者)によって

創始された心理療法の技術の一になります。

フォーカシングは「焦点を当てる」ということの意味で、英語のFocus(焦点)から来ています。

ジェンドリンは、カウンセリングの成功要因を探る中で、

クライエントが自分の心の実感に触れられるかどうかがうまくいくのかどうかにとても

重要であることを見いだたのです。

そこからジェンドリンは、心の実感に触れるための方法を、クライエントに教える必要があると考え、

そのための理論として体験過程理論を構築し、具体的な技法としてフォーカシングを提唱しました。

自分の中の漠然とした感じとか感覚というもの(フェルトセンス)に、

それ自体に注意を向けていくことで、自分の今の状況や問題を客観的にとらえることで、

マインドフルな状況になれ、それらの問題と自分との関係をみつめて変化させていくことができるようになる

というすばらしい技術です。

 

目標達成度する人は無意識にフォーカシングをしている

考える女性

体験的にフォーカシングしていくことで、自分のなかにある体験にフォーカスすると、

体がどのように変化するのかを体感して、さらにその体に起きた変化がどのような気持ち

からおこるのかをどんどん掘り下げていくことで、自分の中で不妊と向き合っていくのに

とても役立てることができます。

 

無意識に体験したことを心の中にモヤモヤと閉じ込めている事がとても多いのです。

そんなことがストレスになり、より不妊のストレスを助長してしまう事もあれば、

人間関係すら悪くしてしまうという事も多々あります。

でもこのフォーカシングを使う事で、

自分の体験、体への変換、気持ち・感情、などを感じ取って受け入れていくことで

ストレス軽減のための行動をとることができ、妊活に前向きになれるように

役立てる事も出来ます。

また、自分の気持ちをよく知ってあげる事で自分自身の心のコントロールが可能になるため

すぐに大きな効果が得られなかったとしても何度かトレーニングしていくととても

よくなります。

うまくいく人とうまくいかない人と違いは何かを研究して体系化したものであるため、

うまくいく人は無意識に使っていたテクニックとも言えます。

心理療法がうまくいくかどうかはどんな内容が話されたかという事なのではなく、

クライアントがどのような話し方をするかに関連しているということを見いだているのです。

自分が体験しているけれどもまだはっきりとは言葉にならないような感じにじっくりと注意を向け、

それを表現しようとする時に、心理療法はうまくいくという事なのです。

自分のことをよく理解してあげて受け入れてあげる。

妊活中のストレス軽減に取り入れてみましょう。

 

フォーカシング・カウンセリングでストレス軽減

フォーカシングをカウンセリングで行うと、妊活ストレスの中でも

何に自分がストレスを感じていて、問題になっていることが妊娠しないというだけでない

事にも気が付くようになります。

自分にっとて心の中にどんなモヤモヤを抱えてしまっているのかと

そのコントロール方法をみにつけていくことで、前向きな妊活ができるようになった

ケースをご紹介します。

 

【事例A】

お母さんから厳しく育てられていて、自分はお母さんから認めてもらえない

ことに悲しみを抱えている事に気づいたAさん。

小さいころから、あなたはもっとしっかりしなさいと言われてきて、

もっとしっかりと、もっと頑張らないと自分はちゃんとできないと思って過ごしてきていました。

妊娠しない事で、お母さんからはあなたが母親になるなんて無理なんじゃないのと

言われたことがずっと気になっていて、

妊娠しないことで、自分がお母さんが言う通り、もっとしっかりしていないと、

もっと頑張っていないといけない存在だと思っていました。

ずっとモヤモヤしている気持ちと、体への反応を感じ取ってみると、

すっきりとしない体の反応。そうするとどんな気持ちが湧き起こるかというと、

本当はお母さんにもっと褒めて欲しかった。認めてほしかったという気持ち。

寂しさや切なさと、妊娠できないでいる自分と結びついてよりストレスを強めていました。

自分の気持ちとそれをひきおこす原因を理解し、

その気持ちをコントロールするように瞑想や認知行動療法に取り組むことで

Aさんは自分の感情をコントロールして、妊娠されていきました。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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