妊活で子宝に恵まれる!メンタルで妊娠率12倍違う |

妊活で子宝に恵まれる!メンタルで妊娠率12倍違う

妊活していて赤ちゃんに恵まれずに自暴自棄になってしまうときって

あると思います。なんでこんなに頑張っているのに妊娠できないの?

悩みますが、妊活では同時に不安や焦り、精神的な辛さを感じます。

そして、人によってはうつレベルまで精神的にまいってしまうケースも

あります。ストレスはのケアによって妊娠率が12倍も違ったという

研究(1)があることをご存知でしょうか?

それくらい妊活では心のケアが重要なのです。

 

日本でも不妊では女性がかなり苦しんでいる

世界的に不妊の問題は深刻化していて、精神的、社会的にも問題が

広がりさらには人生への満足度にも関わってきてしまっているためです。

日本での不妊治療を受けている女性の精神的苦痛についてあまり研究が

少ないですが、不妊人で悩んでいる女性は妊娠している女性と比べて

有意に精神的な苦痛のレベルが高く、心理サポートの必要性が言われました(2

 

そして、妊活によるメンタルのつらさは男性よりも女性の方が高く感じて

いて、うつを併せ持つのも、男性よりも女性の方が多いのです(3

うつ病まで診断が下っていなくても、精神的にかなり苦しんでいる

女性は多いのが現状ではないでしょうか。

ただ、心理的な介入によるカウンセリングサポートを受けられる環境が

整ってはいないのです。

 

妊活中は生理のリセットで苦しい

妊娠できない事で、不安になることや将来において恐怖心を

抱くこともあるでしょう。また、妊娠できないという事で

女性の役割を果たせていない事に罪悪感や劣等感も感じる事でしょう。

社会的にも結婚したら子供を授かって子育てをしていくという

流れがある価値観によって、周囲からも置いてけぼりになっている

孤独感も感じるでしょう。

不妊が心の中でトラウマ化してしまい、生理がくるたびにつらい喪失体験を

繰り返してしまいがちです。そしてそんなストレスがさらに不妊に

関係し、逆に、ストレスケアを行うことで妊娠率が回復してもいます。

不妊は女性の心と体の相互作用の影響をうけていくのです。(4

 

うつを持つ夫婦にカウンセリング 妊娠率は12倍

ストレスによって妊娠を妨げるように働きかけるメカニズムや関わってくる

要因は不妊治療をすればより複雑にもなります。ただ、

よりつらい精神的な状況下におかれた妊活夫婦にカウンセリング介入を

行う事で妊娠率がどれくらい違うのかをみた研究では、

妊娠率が12倍も違ったのです。(1)

大学の不妊クリニックに紹介された638人の不妊患者の中から、

配偶者の少なくとも1人にうつ病(軽度から重度)の140カップル(280人の患者)を

追跡しています。すべてのカップルはインフォームドコンセントを提供し、

1から140までのランダムな番号が付けられ、

偶数番号の人は不妊治療前に心理的介入を、

奇数番号の人は不妊治療中に心理的介入に割り当てられています。

不妊治療を開始する前に6〜8セッションの心理療法を(個別に)受け、

さらに心理療法期間中は1日あたり20〜60 mgのフルオキセチン(抗うつ薬)を投与されました。

対照群はカウンセリング介入を受けていません。

 

精神的にかなりつらいと妊娠率は低い

心理介入のある実験グループでは妊娠した割合が47.1%でした。

一方、対照グループのわずか7.1%のカップルで発生しました。

どちらか男性でも、女性でも精神的にかなりつらい状況下にあると

同じ不妊治療を受けたとしても妊娠率は低く、

心理カウンセリングを受けてストレス軽減につなげる事で、

大幅に妊娠率を高めています。

女性は安心し、支え守られることで、妊娠しやすさを取り戻して

いかれるのですね。そして、不妊治療を考えるくらいになった

頃は妊活をはじめてある程度過ぎ、自分ではやってみたけれど

妊娠しなかったといった自分でのコントロール感を失いだしてしまいます。

期待と不安の中、そこに検査や診断、ステップアップ、

治療が重なり、さらに全て自分達で意思決定していく過程で女性は苦しいです。

 

なかなかに妊娠できずにいたら

この研究では、不妊治療をしたら合わせてカウンセリングも

受ける事を義務付けた方が良いとまでしています。

でも、日本の不妊治療の現場で、こういった制度が整うのは

とても難しいのではないでしょうか。

お一人お一人にお時間をある程度確保し、数回にわたるセッションです。

ただ、他の研究カウンセリング介入の研究報告でも、不妊治療中、

診断をうける時、特に体外受精を受けていくときはその前から

認知行動療法などのカウンセリングを受けていくことで

妊娠検査で陽性になることを実証されています。(5

さらに、カウンセリングの介入を受けている場合は次の6か月の妊娠率にも

プラスに働いています。(6

 

ご自身の妊娠できる可能性を下げないためにも、

早めに心のサポートとともに妊活をしていってくださいね。

 

カウンセリングで妊娠された事例は⇒こちら

 

参考文献

(1). 2011 Jan-Mar; 18(1): 16–24.Psychiatric Intervention Improved Pregnancy Rates in Infertile Couples

(2) 2001 May;16(5):966-9.Emotional distress of infertile women in Japan.

(3) 2005 Feb;44(2):185-94; quiz 195.[Psychosocial aspects of fertility disorders].

(4) 2004 Dec 1;117(2):126-31.Psychological interactions with infertility among women.

(5) 2003 Dec;57(12):2325-41.A review of psychosocial interventions in infertility.

(6) 2002 Oct;77(10):1060-6.Efficacy of brief couples support groups developed to manage the stress of in vitro fertilization treatment.

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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