40代高齢でも妊娠する確率を高めていくためにできる事?
年齢とともに妊娠しにくくなる。
それは卵子が年齢とともに劣化していく細胞だからです。
そのため40代でも、高齢でも、妊娠できるように
取り組めることもありますので、そのポイントをお伝えしていきます。
というのも、昔の方が高齢で妊娠され、出産している件数も本当は
今よりも10倍以上と大方のです。
そのため、単純に卵子の遺伝子年齢はそこまで問題ではないことがわかります。
前と昔、高齢妊娠の統計について
厚生労働省の人口動態統計によると、
1000人当たりの40歳以上の出生数は、1925年と2010年とを比べても、
5倍以上も昔の方が高齢出産だったんです。
もちろん、1925年って、今のように医療も進んでいない時期にです。
はじめて体外受精が成功したのは1978年のことでしたが、
その時ももちろん、高齢出産している方の方が、断然多かったですね。
今よりも、栄養面でも恵まれていない時代もあったでしょう。
医学も進歩せず、薬もなく、それでも出産できていたのです。
ここから考えられることは、
ポイントとなるのは、単純に年齢がというよりは、
その人が、卵子という細胞自体の質を高めて、いい状態を保てるように過ごしていたのか
に違いがあると考えられます。
妊娠に関係するのは、遺伝子年齢ではない
卵子細胞のDNA(遺伝子)の年齢は関係なく、
それを包み込んでいる卵子細胞自体の
質さえ良ければ、妊娠しやすいことが研究で分かっている部分もあります。
そのため、年齢ばかりを気にするよりは、卵子細胞をいい状態に
修復しながら保てるように心がけ続けていることが
妊娠率を高める事につながります。
つまり、年齢で妊娠しにくくなるのではなく、
卵子の質を下げる習慣が、不妊を作り上げてしまうという事です。
卵子の質が低ければ不妊治療をしても、移植できるまでに育たなかったり、
卵子の質を低下させる生活では、ホルモンバランスも乱れているので、
どうしても、移植後にしっかり定着せずに不育で悩まなくてはなりません。
そんな、細胞自体を改善していかれるのは、
不妊治療ではなく、ご本人が日々取り組むことでしかできないことです。
まずは、卵子という細胞を取り巻く環境の血液循環が良いという事が
重要です。それは、冷やさずに温めるという事ではなく、
血管の収縮に関わる筋肉や自律神経の働きを整えていくという点が
必要になります。
自律神経を整えること血液の流れをスムーズにする、
不妊のもととなる生殖器において、血液の逆流を防ぐということに
つながっていきますね。