不妊で悩むわけです!知られていない妊娠率と衝撃の真実!!
知っておきたい妊娠率と高め方
自分がなかなか妊娠できない時、妊娠が可能な確率というのは
いったいどの程度なのか気になりますね。
また、できればその確率を高める事をどんどん取り入れていきたいことでしょう。
まずは、
避妊をせずにセックスをした場合、妊娠の確率はどのくらいかというと、
排卵日に避妊をせずにセックスをした場合であっても、
健康で若い男女が排卵日に合わせてセックスしたとして、妊娠の確率は約20%程度
といわれています。
また、この妊娠率は、年齢とともにどんどん減少傾向にあります。
年齢と妊娠確率の関係
年齢によってどれくらいの確率となっているのか、
年齢と妊娠確率との関係について見ていきましょう。
妊娠するのに適した時期のことを妊娠適齢期と呼び、
最も妊娠するのに適しているのは20代の間とされています。
年齢を重ねるごとに、
自然妊娠できる確率は減少していくというのが一般的な見方です。
卵子はどんどん劣化していってしまう細胞だからです。
25歳~30代前半の自然妊娠の確率は25~30%、
30代後半での確率は18%、
40代前半での確率は5%、
40代後半での確率は1%
程度とされています。
ただ、これは1周期でみた妊娠率なので、継続してみていくと
異なってきます。
1年間でみた、年齢と妊娠確率の関係
健康的なカップルが1年間避妊せずに性交渉を行った場合の妊娠率は、
年齢別に見ると
20代で約80%、
30代前半で約60%、
35歳以降で約50%、
40代前半では約30%、
45歳以降には5%以下 程度となっていますが、
それでも、驚くことに体外受精に比べると、かなり高い確率といえます。
不妊治療と自然妊娠、妊娠率に大差なし?
オーストラリアでの研究でも、
不妊治療に進んだ場合と、
そうではなく自然妊娠できるように取り組んだご夫婦と、
その後、赤ちゃんを授かっている確率に大差がなかったという報告もあります。
あくまでも海外の研究結果であり、
日本との大きな違いは性生活の習慣や満足度の違い等は考慮しなくては
いけないかなとは思いますが、
その分、性生活を大切にし続ける事の重要性を感じさせられます。
妊娠して赤ちゃんを産むまでに本当に必要なことは、
細胞の質を高める事、受精卵がすくすくと育てるような
血液循環のよさ、酸素と栄養のいきわたり、ホルモンバランスのよさ
などなど色々な事が複雑に絡まっていい状態を作り上げる事です。
心もぽかぽかと温め、子宮もぽかぽかとなるよう、
自律神経やホルモンを整えるために、
マインドフルネスや瞑想などといった、
海外の生殖医療の現場でも最も注目を浴びるメンタル部分へのアプローチを
大切にして生殖機能を高めていくという点も取り入れていきましょう。
妊娠率は年齢の影響をうけるものです。
なので、不妊治療なら絶対でもないですし、自然妊娠もとても
魅力がある妊娠方法です。
参考文献
・Reprod Biomed Online. 2018 Nov;37(5):555-563. doi: 10.1016/j.rbmo.2018.08.024. Epub 2018 Oct 6.Cost-effectiveness modelling of IVF in couples with unexplained infertility.
・Hum Reprod. 2017 May 1;32(5):999-1008. doi: 10.1093/humrep/dex018.Cost-effectiveness of ‘immediate IVF’ versus ‘delayed IVF’: a prospective study.