えっ意外と高齢!! 自然妊娠が可能な実際の年齢と確率は?
妊娠を望む方にとって、いったい何歳くらいまでだったら、
妊娠が可能なのか年齢が気になりますよね。
いったい、自然妊娠は何歳まで可能なのか、
またより高齢でも妊娠できるように取り組めることをご紹介していきます。
妊娠が可能な年齢
メカニズムからすると、排卵があるうちは女性は自然妊娠も可能です。
妊娠よりも実際は出産の方が難しくなりますが、
超高齢出産とはおよそ50歳以降の閉経後の女性が出産することを指し,
一般的には50歳以上の女性の出産のことになり実際に事例もあります。
日本では50代前半の自然妊娠は毎年数%はあります。
ただ、卵子の質は劣化し、妊娠率は低下しやすいので、
妊娠のしやすさというのに、年齢は関係してきます。
一般的には、
妊娠するのに適した時期のことを妊娠適齢期と呼び、
最も妊娠するのに適しているのは20代の間とされています。
そして、年齢を重ねるごとに、
自然妊娠できる確率は減少していくといわれています。
年齢別、1年間の妊娠率推移
健康的なカップルが1年間避妊せずに性交渉を行った場合の妊娠率は、
年齢別に見ると
20代で約80%、
30代前半で約60%、
35歳以降で約50%、
40代前半では約30%、
45歳以降には5%以下と下降すると言われています。
ただ、35歳以降で、自然妊娠される方だって、今では珍しくない
ですし、50代を過ぎての出産は「超高齢出産」ではありますが、
非常に稀にはなりますが、世界でも数例の報告があります。
世界の自然妊娠 実例
自然妊娠による最高齢出産は、2005年にブラジルの65歳の女性だともいわれています。
自然妊娠での高齢記録には、イギリス人女性の59歳という事例もあります。
なので、その方の排卵があるうちは自然妊娠は可能です。
だからと言って、全員が妊娠できるわけではないので、
妊娠を望む場合は、できるだけ30代でも40代でも授かれるように
卵子の質をいい状態で保てるようにはしておきたいところですね。
また、50代においては堕胎率が高いことを見ると、何かしらの理由で
産むことはできないけれど、妊娠はしていることを示しています。
そのため、年齢だけでは、絶対に妊娠が無理かどうか判断はできかねない
部分もあるのではないでしょうか。
高齢出産ではリスクも伴う
ただ、高齢出産の場合はリスクも伴うという点も見落とせません。
産まれてくる子供にとっても、母体にとってもリスクが伴うため、
出産を受け入れてくれる医療機関があるのかどうか、さらに、
女性にも産み育てていく覚悟も必要になりますね。