妊娠から出産まで 妊娠週数の求め方
病院から「妊娠〇週ですね」と告げられても、実際どれくらいの時期で、
いつ妊娠したのか分かりにくいですよね。
実際、出産が近くなると、自分が思っていた出産予定日とは大幅に違って驚くこともあります。
妊娠週数や妊娠周期を知ることは、周期によって赤ちゃんに与える薬のリスクや対応方法、
ママの体に現れる変化を把握するためにも、しっかり認識しておく必要があります。
今回は、妊娠週数の求め方についてお話ししていきますね。
妊娠週数って?
「妊娠週数」は、「妊娠周期」とも呼ばれ、妊娠から出産までの期間を
「7日間で1週」と区切って計算したものです。
妊娠の経過をわかりやすくするための週数で、カレンダー上の週数の数え方とはまったく異なります。
妊娠週数の数え方
妊娠週数は、妊娠の成立=着床してから数え始めると考えがちですが、
実際は最後に生理が来た初日(=最終月経開始日)から数えます。
最終月経開始日を妊娠0日目として考え、妊娠0〜6日目が妊娠0週、妊娠7〜13日が妊娠1週となります。
妊娠日数と週数は「満(まん)」で計算するため、0から起算する点に注意してくださいね。
わかりやすく1月1日を最終月経開始日とした場合は以下のようになります。
<妊娠週数の計算例>
- 1月1日(最終月経開始日)=妊娠0週0日
- 1月2日=妊娠0週1日
- 1月7日=妊娠0週6日
- 1月8日=妊娠1週0日
妊娠検査薬で陽性反応を示す頃は、もう妊娠5週に入っていることもあり、
「もう妊娠5週なの?」と驚く妊婦さんもたくさんいらっしゃいますよ。
WHO(世界保健機構)によって定められた定義
WHO(世界保健機構)によって定められた定義では、
最終月経開始日を「0週0日」とする
0日~6日を妊娠1週と定め、妊娠持続を40週とする
妊娠1ヶ月は28日とし、妊娠持続期間を10ヶ月とする
正常な妊娠持続日数は280日とする妊娠40週0日が出産予定日とするとなっています。
WHOによって定められたこの定義は、世界共通の基準となります。
月経周期は個人差がありますが、全ての妊婦さんが月経周期を28日周期と考え、
280日目の「妊娠40週0日」が出産予定日と定めています。
この基準によって、細かい妊娠週数を把握することで赤ちゃんの出産予定日や成長具合、
ママの体重目安、赤ちゃんに与える薬のリスクなどが分かるようになります。
アプリの活用
妊娠週数は最初のうちは毎週カウントしていても、週数が進むと忘れてしまいがちです。
そんなときは、無料アプリを利用すると便利ですよ。
アプリを起動すると妊娠週数が一目でわかり、
その日の赤ちゃんの様子やママの体について知ることができます。
また、妊娠週数に合わせて出産までのスケジュールを見通せるので、
いつ頃に何をしたらいいのかわかり、初めての妊娠でも安心です。
まとめ
妊娠週数を把握することは、母体とお腹の中赤ちゃんの状態を知るために大切なことです。
妊娠週数をカウントしながらお腹の中の赤ちゃんの様子を想像したり
ベビーグッズを準備したりすることでも、ママになる実感がわいてくると思います。
実際に赤ちゃんが生まれるのは、出産予定日より早まることもあれば遅くなることもあります。
赤ちゃんに会える日を楽しみにしながら穏やかなマタニティライフを過ごしてくださいね。