家事育児に協力的だと二人目不妊で悩みにくい?

家事育児に協力的だと二人目不妊で悩みにくい?

家事や育児への夫が協力的な家庭ほど二人目の子供の出産率が高いのです。

2人目不妊で悩む夫婦も増えている今、子どもを授かっていくには

夫婦で協力し合う関係づくりこそが子どもを授かっていく近道とも

言えるのではないかと思えてきます。

これは、2人目不妊に限ったことではなく、きっと子供を授かっていきたい

夫婦に共通することだと言えるでしょう。

 

家事や育児に夫が協力的なほど2人目が産まれる割合が高い

引用 内閣府

家事や育児に協力的なほど、第2子以降を設ける割合が高まっている統計が出ています。

休日にどれくらい夫が家事や育児に参加してくるのかで第2子以降を設ける割合が高まるかが

違ってきています。協力的であり、かける時間が長いほどその割合は高まり、

2時間以上あれば59%以上の割合になっています。

今のライフスタイルでは核家族化がすすみ、女性も働き、

夫の協力なしでは家庭を運営していくことが難しくなっています。

 

30代40代男性は長時間労働の傾向

引用 内閣府

働き盛りと言えるのが、社会的にも責任や役割が重くなるのが30代40代となっていきます。

丁度妊活をしている年代と合致してきます。

夫が忙しすぎてなかなか性生活が持てない、疲れていてタイミングを合わせられない

といった声もよく聞かれます。

もちろん、仕事量が多い仕事についている人もいるでしょうし、通勤に時間がかかる人もいれば、

パートナーが出張がちというご夫婦もいるでしょう。

実際の内閣府の調べによると、週60 時間以上の長時間労働をしている男性は、

どの年齢層においても、2005(平成17)年以降は概ね減少傾向にあり、

社会全体としては改善傾向にある事はわかります。

しかし、妊活期・子育て期にある30代、40代の男性については、2017(平成29)年で、それぞれ15.0%、15.4%が

週60時間以上働いているという傾向であるため、ほかの年齢層に比べ高い水準となっています。

妊活中のご夫婦、子育て世代の男女ともに何かと忙しく大変な時期と重なっていて、

周囲からの助け合いや、支え合いが本当に必要であり、夫婦間でも

コミュニケーションをとりながら家庭の時間を共有しようとしたりする姿勢を大切にし続ける

よう休日の過ごし方こそ、重要になっているのかもしれません。

 

日本の男性は家事・育児協力時間が少ない

家事や育児は女性がするものという価値観や考え方は随分時代とともに変わってきて

来ているもののまだまだ男性の参加というのは女性からすると少ないと感じられる

部分もあるでしょう。

日本の男性が子育てや家事に費やす時間をみると、2016(平成28)年における

我が国の6歳未満の子供を持つ夫の家事・育児関連時間は1日当たり83分となっており、

2011(平成23)年調査に比べて16分増えているものの、先進国中では最低となっています。

男性も家事や育児への参加にも積極的に助け合おうという意識改革って必要だと感じてしまいます。

家事育児に協力的になれれば実際に夫婦関係も円満になりやすく性生活も増えやすく出産数も

増えやすいのですから、まずは二人目不妊に悩まないように結婚してからは夫婦で

家事を協力し合うという事、お互いの立場や負担を理解し合い、

お互いに感謝し合っていく日常を構築していくことが必要だといえます。

 

休日の夫の協力で妻の幸福度が高まる

働くママと園児の情報誌『ぎゅって』では、未就学年齢(6歳以下)の子どもを持つワーキングマザーに

「働くママのリアルライフ調査」を実施しており、その結果、

仕事をしながら子育てをする女性の幸福度は「夫の家事参加」が多いほど高いことが分かったのです。

働くママの幸福度の平均は10点満点中、7.7点であり、最も多い回答は「8」の30.2%で、

幸福度が高い人の理由には「周囲のサポートの充実」や、「やりたいことができている」といった声が多く

家事や育児への協力が女性の幸福度につながっており、そのゆとりが夫婦関係を良好にさせる

エッセンスになっていることがうかがえます。

休日に夫婦間で家事や育児を

助け合えているほど、夫婦の性生活も増えやすかったり、女性の幸福感も高まりやすく

精神的にもいい影響をうけ健康的に日々を過ごし安いでしょう。

 

家事や育児への参加が少ないと離婚にまで

家事の手伝い これにイラッとする妻も多いはず。

家事は男性も女性も本来は共にするもの。女性がやってそれを手伝うのが男性という

姿勢そのものにもイライラしたり不満を抱いてしまうということもあるかもしれません。

妊活中の女性が夫に感じる夫に対し同じように働いているのに、

家事をしないという点から産まれる不満が、性生活全般にも浸透していってしまうという点があります。

普段、心よく思えていないのに、セックスの時だけ気分が切り替わるという事はなく、

なかなか切り替わらないので楽しめないとか、誘いに乗りたくないとかもなってしまう

事も出てきます。中には夫が嫌いとか状況によっては離婚にまで発展していってしまう

事もあるのです。家事って、生活の基盤になるもでとても大切なもののはずなので

大事な仕事でもありますが、報酬があるわけではないので価値ややりがいを感じにくいものです。

だからこそ、お互いに助け合い感謝し合う事で、価値とやりがいを感じられるように

するコミュニケーションがかかせないのです。

 

共通して過ごす時間を増やし、お互いに思いやる気持ち

女性の性欲のわき方と男性の性欲のわき方って違います。

女性はゆとりがもて、食欲も睡眠欲も満たされた時にやっと性欲が高まります。

日々、妊活でストレスをため、はらはら期待と不安で過ごし、

家事や育児、そして共働きで仕事もしてとなると、

本当にほっと息をつく間もないほど日々はあわただしく過ぎてしまうかもしれません。

2人目不妊で治療をしている方はつらさをより強く感じています。

助け合いや、協力してくれる、夫婦関係、

一緒に話しともに過ごす時間を増やせたらもっと夫に対してもイライラよりは

信頼の気持ちを寄せやすいでしょう。

妊活の基本は、日々の中にお互いを思いやり、支え合おう、話し合おう、向き合おう

とする気持ちを持ち合わせて日々を過ごすかの違いも大きい気がします。

コミュニケーション不足はとにかくすれ違いを起こしやすいですし、

不満も募りやすくなることでしょう。仲良く性生活を送れる状況作りが大切ですね。

 

まとめ

家事や育児へ男性が協力する意識をもってもらえるように働きかけていくことも必要ですし、

2人目不妊に陥らないように卵子と精子を受精させようとすることに頑張るより、

まずは、協力し日々の生活が円満にいき、心身ともに健康に過ごせるように

環境を整えなおしていくことも必要でしょう。特に男性の家事や育児への協力が

出産数に影響が出てくるため、産み育てていかれるような環境があるからこそ、

安心して子づくりできるという点もあるのかもしれません。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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