つらいストレスは自律神経を乱してしまう!妊娠に大切副交感神経

つらいストレスは自律神経を乱してしまう!妊娠に大切副交感神経

妊活をしていてストレスを感じないという人はいないと言ってもいいくらい

みんなが感じるもの。

さらに年齢の限りがある、早くしないともっと妊娠できなくなる、卵子は老化する

という事に焦りも募りやすく穏やかに妊活することの難しさを感じるものでしょう。

欲しいのにできないストレス。タイミング合わせも苦痛。頑張っているのに成果が出ない不妊治療。

そのように感じるストレスは自律神経を乱しさらに妊娠しにくく悪化してしまうのです。

 

妊娠に関わる自律神経とは

天秤女性

自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つを合せた神経のことで、

どちらもバランスをとりながら

いつでも体の中の血液や代謝、心臓や胃腸の動き体温調整など様々な働きを調整しています。

交感神経は、活動する時、体が緊張したりストレスがかかる時に優位になります。

逆に副交感神経は体や心をやすめリラックスした状態になると優位になります。

日中仕事で忙しくはたらき、残業をしたり、気がかりなことが多く

不安を抱え焦ったりストレスがあると休みが取れず体もこころの状態から

交感神経ばかりが優位になってしまい自律神経は乱れてしまいます。

あまり知られていませんが、自律神経の乱れが起きやすいのは女性ホルモンの影響を

うける女性、そして年齢とともに副交感神経の働きが低下していく30代40代は要注意となります。

妊娠には心身のバランスの良さと健康がとても大事になってきます。

 

自律神経 交感神経と副交感神経の働き

交感神経の働きが活発になる事で、体は闘争か逃走の反応をします。

どうゆう相手かを目でしっかりと確かめるため目を広げ。逃げるのか、戦うのか判断をし

なければいけないために、脳神経は興奮し眠気はなくなります。

緊急な対応をできるように反応したり瞬発力を高めるために、筋肉が十分動ける様な状態になります。

肝臓からグリコーゲンを分解し血糖値を上昇させる事で、脳と筋肉のエネルギーをとどけます。

呼吸は速く、浅くなります。気管支が拡張する事で、多くの酸素を体内に取り込もうとします。

命を守るための対応ができるよう身体の重要な臓器に血液を集めるため、手足は皮膚表面の

末梢血管は収縮します。つまり手足は冷たくなります。これが冷えの正体です。

心臓はドキドキする事で、筋肉や脳に酸素や糖を、沢山送り込もうとします。

この緊急事態には関係がない消化器の機能は抑制されます。

こうして命を守る仕組みが働くのですが、いまのライフスタイルで命が危険にさらされる

ような状況はあまりありません。でもストレスなどを感じていたり、活動ばかりしていると

交感神経が優位になって体はバランスを崩してしまうのです。

 

ストレス-自律神経失調と症状

夫婦

ストレスそのものが悪いわけではありません。しまし、過度に感じていたり

長期化し慢性化してしまうと体は疲れて元気をなくしてしまいます。

ストレスを感じていると自律神経が乱れ以下のような症状がでたりもします。

副交感神経がになう休息が充分に得られない事でおきてくるのです。

 

全身の症状として

・倦怠感、だるい

・熱っぽい

・疲れやすい

・目つきが悪い、朝起きれない

 

体の症状として

・めまい

・肩がこる

・耳なり

・手足の冷え

・食欲がない

・下痢、便秘

・月経前の不調やPMS

 

心の症状として

・イライラする

・やる気がしない

・不安たつのる

・うつうつとする

・緊張する

 

セリエによればストレスは身体や心の働きの中でも特にストレッサーの攻撃に弱い部分に現れ、

体の様々な場所で機能障害を起こすと報告しています。

その部分は一人一人違っており、循環器に問題を起こす人や、

消化器に問題を起こす人、頭痛に悩まされる人等様々です。

 

自律神経を乱す主な3つの原因

自律神経の働きを乱す主な原因は3つ

・ストレス

・不規則な生活習慣

・ホルモンの影響

 

ストレスは感じるその人によって違うもの。だからこそ、物事に対してどう認知して

対処するかという事もとても大切になっていきます。

認知歪みがストレスを生んで、それが体や精神に影響を及ぼすため、

心のストレスケアはとても必要ですね。

妊活中は、中々妊娠しない、セックスのタイミング合わせに義務的、夫との温度差などに

多くの女子が強いストレスを感じています。

また周囲との関係や人からどう見られるのかという事や、不妊治療においても

心理的なものだけでなく身体的にも通院するための調整から、経済的な負担と強いストレスを

感じています。心のケアによる自律神経への不調をできるだけ防ぎたいところになります。

 

また不規則な生活習慣も自律神経を乱すもと。

30代、40代は睡眠が不足しているといわれています。日中働いた体は、夜にはリラックスモードに

切り替えてゆったりと休息し整えることが望ましくなります。

体を整える基本が、リズミカルな生活になります。寝たり食べたり、起きて活動する、その後は

明かりは避けできるだけ休息をとるという当たり前といえばあたりまえかもしれませんが

そんな生活が自律神経を整え妊娠しやすさにもつながっていくことになります。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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