乏精子症 男性ホルモンの分泌増やし妊娠しやすく

乏精子症 男性ホルモンの分泌増やし妊娠しやすく 

夫婦で悩む

妊活、ベビ待ち中 子供ができないで悩むご夫婦は増加傾向にあり、

その不妊の原因は女性だけでなく4割近くは男性にもあります。

男性不妊の90%を占めるのが、精子をつくる機能に問題がある造精機能障害と言われるものです。

これらの多くは、医学的には、わからない原因不明 であり、

 特発性造精機能障害 とも呼ばれています。

そんな造精機能障害の1つでもある乏精子症の男性の精子の質を高めていくためにできる事

妊娠しやすくしていくためのホルモン分泌についていていきましょう。

 

乏精子症でも妊娠していくには

乏精子症であった場合は、人工授精、体外受精、顕微授精などステップアップしていく

不妊治療も妊娠のための選択肢にはなります。

妊娠において重要な部分とすると細胞の質が高いのかという点も見逃せません。

そのため、受精させればよいというだけでなく、

精子の質を高めておくという事によって妊娠しやすさが変わってきます。

自然妊娠が簡単ではないと考えられていていますが、実際に乏精子症の男性でも

自然妊娠するケースもあり、

精液中の精子の濃度が低く数が少ない場合は、濃度が濃く、数が増え、精子の質が高くなるように、

射精回数を増やしていく、男性ホルモンの分泌を高める、

精子の生成に関わるホルモンを分泌させていくなど、体質改善も効果的となります。

 

乏精子症の原因とは

精子のじょうたいについては、精液検査を行いその際の精子の数が1ml中にいくつ存在するのか、

また精子の運動率やまっすぐに進むのか、速く動くかなど総合的にみて判断はされていきますが、

精子の数が1ml中に1500万を下回った状態を、乏精子症と呼ばれています。

精子の数が少なくなってしまう原因には色々ありますが、主には、精索静脈瘤や、

精巣の働きが悪くなってしまい精子が作られにくくなるといった造精機能障害、

さらには原因不明というも多くなっているようです。

精索静脈瘤

精巣からの静脈の血液が渋滞のように滞ってしまい、血管がこぶのようにふくらんでしまうものです。

精子が作られていくには体温より少し低めの温度が好ましく、そのため陰嚢は体の部分から少し出ています。

ブリーフよりはトランクスで生活したり、ノートパソコンや電子機器を膝の上において作業しないなども

そのためですが、精索静脈瘤があると陰嚢があたためられてしまいます。

その結果、精子がつくられにくくなってしまうというものです。

 

造性機能障害

精巣において精子をつくる機能に問題がある状態であり、

精索静脈瘤や、おたふくかぜなどを患い、高熱によって精巣炎をおこしてしまう事が

影響する場合もあります。また、幼少期には高い位置にあった精巣が陰嚢内に下りてこないという停留精巣

影響することもあります。

また、精巣内でのホルモン分泌の影響やストレスなどによってもおこります。

これにおいても原因がわかっていない部分も多くあるようです。

 

参考サイト

男性不妊治療 厚仁病院 http://koujinkai-kagawa.net/obgy/reproductive-medicine/treatment-05

 

乏精子症に造精機能高めるテストステロンを分泌

男性の場合精巣で主に作られる男性ホルモンであるテストステロンは精巣内のライディッヒ細胞によって

作られ、その分泌によって今度は、精細管の中にあるセルトリ細胞に働きかけを起こし

精細胞が成長していくように手助けしていきます。また、精巣上体・精管・精嚢などに働きかけ

精液も作っていきます。テストステロンですが分泌が抑制されてしまうと

精子の生成・精液の生成にも悪影響が出てしまいます。

ただ、精液や精子を作り出していく過程において、多くの機関や自律神経をはじめ血液循環などの

影響を受けています。脳の視床下部、脳下垂体、精巣の主に3つの部位の連係とそれらをつなぐ

血液や神経の連携によってホルモンというのは作られたり生成を抑制したりしながら

バランスを保ちながらやり取りが行われています。

この連携がうまくいかなくなることによって、テストステロンの分泌の低下、

造精機能の低下などにつながっていきます。

 

関連記事

妊娠したい人の男性ホルモンテストステロンを増やす方法

 

精子の質にも関わるドーパミン不足

ドーパミンとは、中枢神経系に存在する神経伝達物質のことです。

ドーパミンは意欲、動機、学習など重要な役割を担っているといわれています。

その他、ドーパミンは、脳からの指令を伝えるのに大事な役割を果たしています。

 

その神経伝達物質が不足すると、伝達がスムーズにいかなくなり、

男性においても、男性ホルモンであるテストステロンの欠乏やバランスが崩れる、

分泌量が減るといった事が起きてきます。

さらに、夫婦のセックスでは、感じにくい、感度が悪く、快楽が得られにくくなるという事もおこりやすくなります。

セックスに対するイメージも悪くなり、回数が減っていってしまいセックスレスを引き起こかねません。

 

セックスの感度に関わるのは、男性ホルモンであるテストステロンだけではなく、他のホルモン分泌とともに

体の中では連携しあって妊娠しやすい体つくりが行われます。

ドーパミンが分泌されていることでテストステロンの分泌も整いやすくなる、

感度がよく、射精できた場合、大量のテストステロンが分泌され、

精液の量も増え、精子の数・活動性といった質の部分も向上し、好循環が生まれやすくなります。

 

 

妊娠しやすい体と心つくりのために

ドーパミンは快感や幸福感を生み出すホルモンです。

ドーパミンを放出させる5つのポイントをおさえておきましょう。

そして、心地よさを手に入れて、男性も女性も、夫婦で自然妊娠できる体質になっていきましょう。

 

 

ポイント1 ストレスをためない

ホルモンはとにかくストレスに弱い物質です。

ストレスの処理をする脳の場所とホルモン分泌に関わる部分が非常に

近い場所にあるため、ストレスによって簡単にホルモンバランスが

崩れるようになってしまいます。

とにかく、ストレスの発散やメンタルコントロールによってストレスをためこまない事を意識していきましょう。

 

 

ポイント2 よく笑う

よく笑うと、βエンドルフィンという伝達物質も分泌されるので、

免疫力が非常に高まり、

ストレスや苦痛が軽減され、ホルモンバランスが整うと

同時に、細胞の活性化にもつながるので、質の高い細胞へと変化していきます。

 

 

ポイント3 目標にむかって夢を追う

何かの目標に向かって、やり合いのある事をしている場合、

一生懸命やっている時には、男性は特に、闘争本能が掻き立てられて、

 

ドーパミンがどんどん分泌されてきます。夢を追う 夢中になれるなにかに没頭する習慣をもちましょう。

 

ポイント4 食べ物からホルモンを補う

ドーパミンの原料はたんぱく質です。

必須アミノ酸を含む、肉、魚、大豆食品をたっぷり摂るようにこころがけましょう。

必須アミノ酸と一緒にビタミンB群、ミネラルを摂ることも必要です。

これらを摂ることにより、ドーパミンを増やすことができます。

 

ポイント5 いつもやらない事をやってみる

いつもだったらやらない事をやってみる。

これは脳の刺激となって、ドーパミンが分泌されるようになります。

通勤の道をいつも通らない道を通ってみる。普段食べないものを食べてみる。

今までは断っていた誘いにのってみる。新しい何かで刺激を取り入れて

ドーパミンをたくさん分泌させましょう。

 

まとめ

男性不妊でも多い造精機能障害によって引き起こされる乏精子症は

原因不明のことも多く、改善させていくためには男性ホルモンであるテストステロンの

分泌をたかめていくように食事や運動、睡眠といった基礎的な生活習慣の改善に加え

テストステロンの分泌と関わるドーパミンを分泌できるよう取り入れみるのも1つです。

ホルモン分泌や生殖機能ははストレスの影響も大きく受けるため

ストレスケアも取り入れるとよいでしょう。

 

 

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この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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