妊活中なのに夫の性欲がない…原因と改善 |

妊活中なのに夫の性欲がない…原因と改善

落ち込む男性

赤ちゃんが欲しいからこそ、性生活があるのは絶対条件にはなります。

しかし、不妊の悩みを抱えるご夫婦にとって、特に男性が性欲を失ってしまっているという悩みを抱えていることが増えています。

女性からすると、草食化はここまで進んでいるのか・・・と思う方もいれば、女性側に原因があるの?私だから性欲がわかないの?

女性として魅力がないっていうことなの?ほかに浮気をしているの?

色々ともんもんと考えていってしまい女性としての自信を失って悩まれている方もいらっしゃいます。

男性が性欲を失ってしまう、その原因についてみていきたいと思います。

 

男性の性欲が失われるパターンは主に3つ

性欲がないことを男性自身も感じていて、数ヶ月~数年で著しく低下したことを感じていて「性欲障害」と呼ばれています。

おもに性欲がなくなっていくには3つのパターンがあります。

1 男性ホルモンの低下

2 使用している薬の副作用

3 妻に対してだけ、排卵期セックスレスというケース

 

男性ホルモンの分泌は加齢とともに低下していきますが、女性の更年期ように急激な変化として表れにくいので見落とされやすいのもあります。

気分がはれない、うつうつとする、疲れやすい、頭が重い、性欲がないといった様々な不定愁訴となってあらわれ出たりします。

こういった症状が更年期くらいではないのにあらわれる場合は、ホルモンの分泌異常も考えられます。突発性下垂体分泌異常というのもあります。

また、降圧剤やうつの薬を使用している場合も性欲が落ちるという薬の副作用があったりもします。

 

その他、妊活中の男性に一番多いと思われるのが、3番目のものです。

不妊カウンセリングを行っていても9割はセックスレスであったり、排卵期のみのセックス習慣になっています。

夫婦仲自体はひどく不仲でもないし、まあまあ仲良しの方ではあるけれど、性生活はかなり少ないという状態になっているのも特徴かなと感じています。

妊娠を望むなら、回数を増やした方が良いことはわかっているんだけどなかなか回数も増えないし、タイミングだけは何とか合わせようとしているけれど、成り立たないこともあったりと・・・

多くのご夫婦が悩まれています。

 

不妊治療を始めていくと性欲が低下する

タイミング合わせをするようになるだけでもどちらも神経質になったり、性生活にプレッシャーを感じるようになてしまいます。

それが、不妊治療を始めるとさらにすすみ、性欲の低下が言われています。

ただ、妊活のためだけになってしまって、夫婦にとって大事なコミュニケーションではなく、生殖の手段とだけになってしまうのを何とか回避できるように新しい価値観を作り出していくことも必要です。(1)

 

妊活をしていると性生活が無意味に感じてしまう

妊娠のために行う性生活は、その結果が出ないという事で、性生活そのものが無為になのではと考える傾向が出てきてしまいます。

そのため、自然に回数が減り、自然に性欲も失われて行ってしまうのだとか・・・。(2)

妊活中に、性欲を失わないようにするには、とにかく、目的を妊娠するためというのにしない事です。

2人にとっての楽しいコミュニケーション、大事なコミュニケーションとして感じられるように、どう楽しむか、同相手と見つめ合うか、どう心地よさを感じられるように接するかを大切にしていきましょう。

そのためのお話し合いは二人で持つことも大切です。

タイミングを合わせる日を話し合うのではなく、2人が楽しむためにどうしたらいいかを話し合っていくのです。

 

性欲・性生活の改善のためにできること

明らかにホルモン異常による病気であったり、治療中の薬の影響だとしたらそれに応じた治療や薬を変えるといったことで対応することが望ましいでしょう。

でも、精神的な影響、妊活を通じてストレスやプレッシャーを感じるようになったことで起きてくる性欲減退に対しては、夫婦として、男女として根本的に関わり方を見直していく必要性が出てくるといえるでしょう。

男性は男性で、勃起から射精に関わる部分でうまくいかなくなっている部分を知られたくない、隠したいという気持ちもあったりします。

そのため性欲のなさとなって現れ出てくるのもあります。

 

また、男性にとっては自分が子供を持つことに抵抗がある場合も、子孫拒否という現象がおこり、射精をめぐってトラブルになることもおこります。

デリケートな部分だけに、女性だけがもんもんと悩んでしまうとか、男性に生殖について何かアドバイスをしようとすることでもかえって悪循環に入ってしまうので、カウンセリングなどで解決に向かう方向性を見つけていきましょう。(3)

 

性生活は妊活の為だけにしない

性欲を高めていく、性生活を増やすにはまた、妊活の為だけに性生活をなんとかしたい、回数を増やしたい

とおもっているほどセックスレスなどの問題は解決しないままになってしまいます。

子供が欲しいという目的の為だけだと、生殖補助医療で妊娠することも可能ですよね。

でも、それで妊娠できてもその後に性的な問題が解決するわけではないので、なんとなく夫婦間でのコミュニケーション不足になったり、不満足として形をのこしてもしまいます。(4)

夫婦間で、性的なコミュニケーションについても改善したい点をどちらかが持っている場合は、不妊治療で子供を授かるという目的だけでなく、夫婦生活の満足度のためにも大切に向き合い続けてくださいね。

 

参考文献

(1)Gynécologie Obstétrique & FertilitéVolume 37, Issue 1, January 2009, Pages 25-32Impact de l’infertilité et de l’Assistance médicale à la procréation sur la sexualitéImpact of infertility and Assisted Reproductive Techniques on sexuality

(2) 2015 Oct;13(10):645-56.Sexual behavior of infertile women: a qualitative study.

(3) 2012 Dec;40(12):780-3. doi: 10.1016/j.gyobfe.2012.10.004. Epub 2012 Nov 20.[Sexuality and infertility].

(4) 2013 Jul;23(9):745-51. doi: 10.1016/j.purol.2013.02.004. Epub 2013 Apr 4.[Sexual dysfunctions and infertility].

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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