焦る気持ちが妊娠までの期間を延ばす 不妊改善の方法 |

焦る気持ちが妊娠までの期間を延ばす 不妊改善の方法

ハートを手に持っている

夫からもそんなに焦らなくてもいいんじゃない?て言われたり、

自分でも、子どもが欲しくて焦っていることが分かるほど不妊で悩んでしまっていませんか?

出口が見えないトンネルの中のようで不安にもなりますね。そんな心が抱えるストレスはさらに

排卵障害や着床障害、妊娠までの期間を延ばしてしまうようにも働きます。

あせる気持ちと不妊について、またその改善方法についても見ていきましょう。

焦りなどストレスと不妊

憂鬱 女性

ストレスはよくない、ストレスによってホルモンバランスが崩れるといったことを聞いたことがあるでしょう。

焦る気持ちも、心が不安定になりストレスとなります。

実際にストレスを感じそれに伴う反応として唾液の中のアミラーゼ濃度が高まります。

そのアミラーゼ濃度が高い郡は、アミラーゼ濃度が低くストレスが少ない場合に比べて

妊娠までの期間が延び、不妊率も高まるようです。

ストレスはホルモンにも、自律神経にも影響が出ますし、

細胞自体の質にも影響を与えてしまいます。

ストレスによって発生する活性酸素やストレスホルモンは、細胞の膜自体を変形させてしまいます。

細胞膜が変形した細胞というのは酸素や栄養、老廃物などの出入りにトラブルが生じ

劣化し機能低下につながります。

妊娠においては、細胞の質の良さというのが大きく影響するため、

年齢が若いほど変形や劣化が起きにくくなっているので、生殖において有利ということですね。

 

ストレスが妊娠確率を低下させる

ストレスによって流産率が高まるという研究報告もありますし、

ストレスそのものが不妊リスクを高め、妊娠までの期間を延ばしてしまっているという

事も研究で分かってきています。

 

そんなストレスには、不安や恐怖、そして焦り、孤独感といったものも含まれます。

精神的なもの、心といった実態がないものが、最も健康リスクを害すると注目され始めてきています。

 

心理療法やグループでの心理療法が妊娠しやすく働きかける

東海大学病院で、6ヶ月以上不妊治療を受けている女性74人を対象にした

グループでの心理療法やイメージ療法が妊娠率を3倍ほどに伸ばしているという

結果があります。この研究では平均年齢は34歳となっています。

不妊治療をはじめてからの期間は平均で約6年とのこと。

他にもある瞑想やイメージ療法や認知行動療法と合わせたメンタル的な

サポートでも似たような妊娠確率を高める効果が出ているため、

こういったサポートの有効性がうかがえますね。

この研究では、5週にわたり週1回90分のミーティングをひらき、

抱えている悩みを語り合うということや、

受精卵が着床するといったイメージ療法をもちい、イメージして思い浮かべたりしています。

不妊治療歴が平均6年経過していても、通常の不妊治療よりも妊娠確率を

3倍近く伸ばせている点がすごいことです。

心理的なサポートはいかに女性が心身ともに健康で安心して妊娠していくために必用な

ものなのかという事が理解できますね。

 

そして、通常の不妊治療を受けながら心理療法を受けていない人は妊娠したのが、

37人のうち5人にとどまったのです。

心理療法を受けている場合は、別のグループの37人中は14人は妊娠しています。

精神的にかかるストレスのケアができている事、不安や焦りや恐怖心といったストレスを

緩和できていることで妊娠確率が高まっており、逆にケアできていない場合は妊娠確率が

高まってはいないのです。

 

自分だけが取り残される孤独感が老化や生殖能力にも影響

研究などでもわかっている孤独感の有害性です。

研究によってはタバコよりも有害と言われています。というのもかなりの確率で

死亡率を高めていくからです。

米国で今も続く反響を呼んだ研究では、

シカゴ大学の心理学者ジョン・カシオポ博士たちが2014年2月に行った

アメリカ科学振興協会(American Association for the Advancement of Science:AAAS)の学会での報告です。

http://news.uchicago.edu/article/2014/02/16/aaas-2014-loneliness-major-health-risk-older-adults

 

メタ分析によると、孤独による早死は肥満の2倍の影響を与えるという結果だというので驚きです。

また、孤独感は空腹や痛みと同じように、人間や動物にとっての警告信号だと言われています。

孤立という状況は生存や生殖に影響する可能性があり、

孤独感は社会との繋がりを再構築する強い動機付けになるといわれています。

他の人々から隔離されているという感覚は、睡眠不足や血圧上昇を招きます。

また、ストレスホルモンであるコルチゾールの上昇が午前中に見られたり、

免疫細胞の遺伝子発現を変化させたりして、幸福感を自覚しにくい状態を引き起こすとしています。

そのため孤独感とうつは隣り合わせにもある状態です。

こういった孤独感を感じるほど、また自分が取り残されたくない、

独りぼっちの孤独は嫌だと思い、妊娠への焦りも募りやすくなります。

 

受精しにくい、着床しにくいのはなぜ?

排卵から、受精や着床に関わる女性ホルモン。このエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンは

脳と卵巣や子宮の間を血液の流れにのって運ばれ、それぞれの場所で作用するようになっています。

ホルモンは受容体という部分でキャッチされることによって伝達物質として機能していくのですが、

ストレスを感じるとこの受容体事態の働きが悪くなり、

ホルモンバランスが崩れるようになってしまいます。

エストロゲンの分泌が低下すると、卵が育たない、排卵までに時間がかかるといったトラブルにも

なりますし、子宮内膜も厚くなりにくくなります。プロゲステロンの分泌が低下すれば、着床しにくく

妊娠を維持できなくなります。

妊娠から出産まで、ホルモンバランスが整っている環境って大事になりますね。

そのため、不安や焦りといった心のストレスとなるものは極力低い状態をコントロールできた方が

赤ちゃんは授かりやすくなりますね。

 

焦りと不安や恐怖心との関係

焦りというものはいったいどういったものなのか見ていってみましょう。

不安や焦り、恐怖心はどれも連なっていて、

不安を感じるから焦りも強くなるといった事もありますし、

恐怖心を抱いたから、それを回避したくて焦ったり、不安にもなっていきます。

不安というのは、まだ起きてないことに対して、自分の内側から湧き起こる感情で

未来を想像した時に感じる感情です。

恐怖は、現在起きていることに対して、外からの圧力を受けた時に感じる感情になります。

そして、焦りというのは不安と恐怖の中間にあり、近未来について感じる感情です。

いずれも、自分を守りたい、何か嫌な事から回避したいという思いからうまれてくる気持ちです。

そして、自分を守るために、何かしらの行動を起こさなければならず、その行動を起こさせる

という目的のために生まれてきている感情でもあります。

不安や、焦り、恐怖、どれをとっても実態はなく心の中で起こっている感情です。

しかし、そのストレスは実体化して、妊娠しにくく不妊体質を作るよう働きかけてきてしまいます。

近未来に感じる、自分を何とか守りたい、嫌な思いを回避したいという焦りは

冷静に受け止めて対処していってあげましょう。ただ焦っている気持ちだけでは、

冷静さを失い、いい方向へことを運ばせることができなくなってしまいます。

 

焦る気持ちが止まらない ストレスの無限ループ

悩み考え込む女性

中々、妊娠できない、結果が出ない、一方で周りはどんどん妊娠していき

自分だけが取り残される気がする。そんな置いてけぼり感や孤独感、先を越される不安。

抱きたくなくても抱いてしまうのが、「焦り」や「不安」なのかもしれませんね。

 

また、ストレスが良くないと思えば思うほど、

不安にならないように、焦らないようにと考えれば考えるほど逆に余計焦ってしまうようにもなるものです。

考えたくもないのに、考えてばかりいる自分に嫌悪感を抱くようにもなってしまうかもしれないですね。

焦っているときほど、色々が手につかなかったり、

物事が余計うまくいかないような行動をとってしまいがちになります。

まずは改善していくためのメンタルコントロールを行っていきましょう。

 

焦る気持ちの改善方法

妊娠しやすく深呼吸

気持ちが焦っているときほど、呼吸も心臓の鼓動である脈拍も早くなりがちです。

まずは呼吸を整える事から始めてみましょう。

ゆっくりと深呼吸を繰り返すようにします。

吐く息をできるだけ長くすることを心がけ、意識を呼吸にだけ向けるようにしていきます。

息を吸っている~、息を吐いている~。心の中で唱えながら行っていくとよいでしょう。

 

この深呼吸は数分繰り返しているだけでも、ずいぶん気持ちも落ち着いてくるのを

感じられることでしょう。

特に、生理前に向けて期待と緊張が高まるとき、また生理が来てガッカリして落ち込みやすい時期には

積極的に取り組むようにするとよいでしょう。

まずは自分の呼吸から整えてあげてみる。呼吸が整うと、自律神経も整いやすくなりますよ。

 

落ち着いてあえてゆっくり行動

焦っているときほど、自分の行動1つ1つも焦りがちになります。

書さ振る舞いにも焦りの気持ちがあらわれ出てきやすくなります。

一つ一つの動作をあえてゆっくりにするようにしてみるのもよいでしょう。

歩く速さをゆっくりにしてみたり、ゆっくりと食べてみたりしてみましょう。

 

また、焦る気持ちから性生活も不思議と夫婦の性生活もせっかちになりがちです。

タイミングを合わせて、その日になんとかできればいいとなりがちです。

男性が勃起障害や射精障害を持ち合わせていると余計男性も気持ちの焦りから

射精までの行動を急ぎがちです。

男性も女性もゆっくりと関わる性生活を心がけていてみてください。

 

焦る気持ちを紙に書いて表出してみる

焦る気持ちや不安というのは結構漠然としていることがおおいので、

まずは心の中で思っていることなどを整理してあげる様にしていきましょう。

ノートや紙に自分の気持ちや考えていることをどんどん書き綴るようにしていってみましょう。

書き出したものを見ながら、なぜそんなに焦っているの?どうしてそんなに不安なの?

という問いかけをしながらさらに自分がどうして焦っているのか、不安になっているのか、

もう一段深い心が抱えている問題の部分を見つめていくようにしましょう。

 

こうして自分の心と向き合ってみるだけでも少し気持ちが楽になったり、

自分が抱えている問題と、不安や焦りとを少し切り離して考えられるように冷静さを

取り戻せたりもします。

子どもができない原因にストレスは大きく影響してくるため、

まずは不妊の問題と同時に抱える心の問題を切り離して見つめて見れるようにすることで

不妊改善のためにできる事も増えていくようになりますよ。

 

まとめ

妊活をしていると、なかなか思うような成果が出ない事で焦ったり不安になる事も多いでしょう。

まして不妊治療をされている場合はその度合いがかなり高まります。

妊娠したいのに、ストレスで返って授かりにくくなってしまうのはもったいないですよね。

深呼吸をしてみる、落ち着いてみる、紙に書き出してみるというというシンプルな方法も
ありますし、状況によってはカウンセリングや相談してみる事も妊娠への一歩にもつながったりもします。
抱え込みすぎず、打ち明けながら進めていくというのもよいですよ。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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