妊娠した人が羨ましい・妬ましい その抜け出し方
妊娠したい。絶対子供欲しい。
もう数年頑張ってみた。不妊治療もやってみたけどダメ。
妊娠できない。なんで、自分だけが?
どうしてこんなに頑張っている自分がダメで、他の人が簡単に自然妊娠してしまうの?
子連れのママや妊婦さんを見ると、ツラくなる。妬んでしまう。
幸せそうだなと羨ましくなる。
そんな子供ができない不妊期間が長くなり心が苦しんではいませんか?
妬みや羨ましいはなぜ感じるか
こんなに頑張ってきたのに、なんで私より、あの人が先に妊娠したのだろう。
羨ましいような妬ましいような。また妊婦さんを見るといいなぁ・・・って思ってしまう。
妊活中は女性だったら誰もが思うよな感情かもしれません。
不妊歴が長くなればなるほど余計でしょう。無理もないことです。
羨ましいや嫉妬心は自分が欲しいものを相手が持っている場合に芽生えます。
自分の目標に限りなく近くに居る人に対して感じる気持ち。それが嫉妬や羨むといったもの。
自分が手に入らないものを相手が持っていると思うと羨ましく感じますよね。
自分が欲しいものを本当に持っていたら、他人が手に入れたものに対して欲しいとも思うことは
ないのです。嫉妬は相手の中に自分の欲しいものを感じ取っているところから起こるため、
自分にとってハッキリと何が欲しいのかを教えてくれている心からのメッセージとしてまずは受け止めてあげましょう。
妬みや羨みをプラスへ変えていくには
妬んだり、羨ましがっていてもよくはない。
そうわかっているけれど、その気持ちは沸き起こってしまうからどうしようもない。
しかも、そう妬んでしまう自分、いけないと思って、
自分の中で蓋をしようとすると今度は感情の消化不良を起こし、
いつまでも思い出しては、その時の嫌な感情と同時に考える思考癖がついていってしまいます。
なのでいっそ、羨ましいなら、うらやむ 妬ましいなら、妬んでみる。
徹底的に羨んで、とことん妬んで、その人を憎んで呪ってしまうくらいに
感情で味わってみてください。すると・・・。
その時は、最悪な感じに浸る事でしょう。自分がその感情をしっかりと持っていることを
自分が認めて受け止めてあげましょう。
考えてはいけないと思うともっともっとこびりつくように考えてしまうものです。
でも、それを味わったあとは、その感情を持っている自分を客観的に捉えることができ
少し距離を置いていくことができます。そうすることで思考が繰り返されずにスッキリしていきます。
妬ましい羨ましいを手放していくには
一度感情で味わって、処理してしまうと、いつまでも思い出しては
その時の嫌な感情に浸っては、自己嫌悪という循環を断ち切れます。
思考は常に起きるものなので、その都度思い出して苦しんでいては、
ストレスで不妊体質にますます陥ってしまいます。
なんどもこの思考を繰り返さないように、まずは自分の物事のとらえ方から変えていく
認知行動療法などに取り組んでみましょう。
自分が考えている事を書き出すというジャーナリングは、ただ書き出すだけでも
すっきりと頭の中の思考が整理されるため精神的にもストレス度が軽減します。
また、イフゼンプランニングと言って、こうなったときは、ああするというように
予め事態を予測してその時の対処法を考えておくというのも
メンタル改善に非常に有効(1)です。
妊娠している女性と比べとてしまう 羨ましい
いったい誰と比べているんだろう・・・なぜ比べてしまうのか・・・
比べる事で、自分の価値を見出せる部分もあるものですよね。
なぜ羨ましいのでしょう。自然妊娠が 羨ましい、妬ましい。
それは、自分の進みたい目標が明確になっているからなんです。
どうでもいい事はひとは妬みもしませんし、羨ましがりもしません。
欲しいものがはっきりとしているから。
突き詰めて考えてみると、なぜその感情に縛られるのか
また違う一面をもった自分を発見できたりもします。
子どもが欲しいそう思うのは、女性として認められているのが羨ましい。
みんなと同じものをもてているのが羨ましい。
自分が取り残される感じが怖い。そういった心理が潜んでいることもあります。
欲しがる気持ちは自分を前向きに動かしてくれる起爆剤!
そう捉えなおし、自分の欲しいものを手に入れに行く力に変えてポジティブに切り替えていきましょう。
感情に良いも悪いも本当はない
プラスの感情、マイナスの感情本当は人間にはどちらもある感情で、
良いも悪いもないんですね。
こきた出来事に良い悪いの感情をつけたり、判断しているのは自分自身なんです。
本当にあるのは、事実・結果だけです。
そこにどんな意味合いをつけていくかは自分自身になっていきます。
そんな意味づけをしている心の癖を整えていくことでストレス度は軽減されていくものです。
事実だけを受け入れて、良い悪いのジャッジを減らしていくと、心はもっと軽くなっていきますよ。
ネガティブとポジティブのバランスを良好に
羨んでも妬んでもいい。でもそれ以上にネガティブよりもポジティブを多く持てる
心を育てていきましょう。心理学者セリグマンは楽観か悲観的かで成功率までも変わってくることを
してきしています。
ものごとを成し遂げる力 グリッドというのが着目されています。
そのグリッドそのものも、つらい時に気持ちを立て直し、自分をコントロールする力を
失わない事でもあると言っています。
羨む気持ち、妬む気持ちは持っていてもいいけれど、
早くにポジティブの数を増やし楽観的な物事のとらえ方ができるようにして
ポジティブ妊活に切り替えていきましょう。
参考文献
残酷すぎる成功法則 エリック・バーカー