妊活では妊娠していること、妊娠反応に陽性（+）であるという事で

報われますよね。でもその結果がどうなのか、今まで取り組んでいる

頑張りが実を結ぶのかどうかのタイミングは本当にそわそわしちゃう。

妊活歴が長くなればなるほど、このそわそわと期待してはダメだったという

ジェットコースターを体験しているから、この時期の過ごし方に

つらさを感じやすいのです。みんな妊活をしながらこの気持ちの

起伏に困ってしまっています。そんな気持ちのそわそわ対策として

有効な心理テクニックをご紹介します。

変えるのが難しい習慣を変えるのにかなり有効

心理学者ブリュワー博士はやめるのが最も難しいといわれる習慣である、

禁煙。この禁煙にマインドフルネスを取り入れたら、

何と取り入れないグループに比べて成功率が2倍にも高まっていたのです。

どのように禁煙にマインドフルネスを取り入れていったのでしょうか。

それは、マインドフルネスに取り入れられる

RAINというテクニックです。

タバコだったら、吸いたいのに我慢しないと！とか頑張って抵抗するのでは

なく、逆にタバコを吸いたいと思っている悪い気持ちに対して

興味をもって観察して衝動が通り過ぎるのを見送るという方法です。

そわそわしてしまう自分の気持ちとうまくお付き合いしていくには、

このRAINというテクニックを取り入れてみましょう。

妊活そわそわ　手放しのRAIN

まず、有効とされているマインドフルネスの中のRAINというテクニックを見ていきましょう。

マインドフルネスとは、今、この瞬間の体験に意識を向け、

価値判断をせずに、ありのままに観察することです。

瞑想などを通じてトレーニングしますが、その効果は科学的にも証明済みなので

妊活のスタンダードにしていきましょう。

RAINとは、Recognition、Acceptance、Investigation、Non-identification の

４つの頭文字を取ったものです。4ステップで手放していくメンタルアプローチです。

1. Recognize（レコグナイズ）認識
2. Accept（アクセプト）受容
3. Investigate（インベスティゲート）調査
4. non-identification（ノン　インディフィケーション）非同一化

1　認識

あ、今そわそわしているな。妊娠していて欲しい、していなかったらどうしよう

こんなに頑張ったのにダメだったらどうしよう。

そう感じているんだなと、まずは自分がどんな状態になっているかを

認識してみよう。結果に対して恐れているとか、

先を誰かに越されるのを気にしているとか、自分の心の中を探っていこう。

そわそわしちゃだめだ～って拒否するのではなく、深く探ってみよう。

2　受容

あ、私は妊娠の結果が気になってそわそわしちゃっているんだな。

これだけ妊活に真剣なんだから、気になるのも仕方ないよね。

期待しすぎもいけないのもわかるけど、気にしちゃうのもしかたがないよね。

そう受け入れてみる

3　調査

そわそわしている時に体に起きてきている変化を注意深く

調査してみよう。心臓がどきどきして、息が早く浅い。

ただ考えていて物事手につかない。苦しい。痛い。

手足が冷たい。上半身に力が入る。

などなど、どんな事がおきているかを調査してみよう。

4　非同一化

他人事のようにとらえて言語化してみよう。

感情から少し距離をとり、感情を見極め、感情を個人的なものと

捉えるのではなく、移りゆく性質を見るかのような態度を取ること言語化です。

感情と切り離し、自分のものではないという感覚になるまで繰り返す。

早く落ち着くといいですね～みたいに

かなり人ごとのように言ってみるという感じ。

瞑想などで妊娠しやすさをアップ！

このREINは怒りや悲しみ、そして何かの衝動や誘惑などにも使えます。

そわそわという妊活の結果に囚われている自分の体に起きている事を

興味を持って観察して受け入れて通り過ぎるのをまってみる。

でも瞑想やマインドフルネスは簡単なようでいて、

意外と難しいかもしれません。

カウンセリングなどで一緒に取り組んでいくうちに心を変える

テクニックも高まっていきます。

一人で抱えないというのも、妊活では心がけてみてください。

瞑想とか取り入れながらの妊活は妊娠率を高めても行きます。

詳しくはこちら

人のための祈ると妊娠率2倍　慈愛の瞑想

参考文献

『世界のエリートがやっている最高の休息法』久賀谷亮著、ダイヤモンド社、2016年