子どもができない不妊の不安や心のつらさを取り除く方法

子どもができない不妊の不安や心のつらさを取り除く方法

次もダメだったら、またダメだったら、不妊治療までして授からなかったら、

このまま妊娠しなかったら・・・未来に向けての不安が尽きない場合、

ストレスから不眠や自律神経の不調をきたしやすくもなり、

悪循環の一途をたどってしまいます。

不安な気持ちを取り除き、心身ともに健康的に良い妊活ができるように整えていきたいですね。

不安を取り除く方法と合わせてみていきましょう。

 

未来に向けての不安

ちょっと先の未来、1年後の未来、10年後の未来、これからのしょらいに対し、

前向きなとらえ方ができず、ネガティブなイメージが強いほど

不安にもなることでしょう。

特に、妊活中はこのつらさがいつまで続くのだろうというくらいトンネルの中にいる状態だと

みなさんよく例えます。

子どもがいない、妊娠できない未来を想像するととってもつらく悲しい気持ちに

なっていくのですが、心底子供を欲しいと思う理由は意外にも人それぞれです。

その人が満たしたいと思っている欲求が赤ちゃんという存在が象徴になっているかのようです。

子どもがいたら幸せ、子どもがいたら将来が安心、子どもができたら孤独でない、

妊娠したら女性として認めてもらえる、妊娠したら嫁として価値があると思えるなど

見たいしきれていない欲求を赤ちゃんの存在が満たしてくれるかのようになっていきます。

そんな欲求が得られない自分はとてもつらい、悲しい、という気持ちも高まり

不安感も増しやすくなります。

 

不安そのものは事態を好転させない

ただ、不安に思ったとしても、物事の事態は何も好転させるために働いてくれるわけではありません。

もしこうなったらどうしよう・・・事態が変わらなかったら困る・・・

そういった感覚を持っているだけでは、事態は何も変わってはいきません。

不安になっていることと、問題になっている事とは区別をして冷静に対処していくことが

結局は問題解決にはつながります。

しいて言えば不安になって最悪の事態をイメージしたとすれば、

それを回避したいという欲求がうまれるため、自分で解決しよう、事態を変えようと

行動するという事が可能になります。

 

不安を取り除く方法

不安そのものが事態を良い方向へ向かわせてくれるわけではない事を冷静に考えてみる事です。

冷静さを失うと、感情に振り回されやすくなります。

またネガティブな事ばかり考える思考癖があるとネガティブループから抜け出せなくなってしまいます。

不安そのもの、ストレスになって妊娠しにくくさえせてしまうのですから、

早くに切り替えて、前向きな問題解決のために行動をとった方がよいのです。

不安なきもちに振り回されて、もがいて、立ち止まって身動きが取れなくなってしまうか、

気持ちを切り替えて問題解決のための行動をとれるかの違いが

結局は妊娠できるようになるかの違いに結びつきます。

 

不安になってしまう心理とは

不安になってしまう心理の深いところには、現実から逃げたい!現実逃避の欲求があります。

今がつらい、今が不幸せ、今が悲しい、今が孤独、今劣感を感じる、

そんな今から抜け出したい気持ちの表れでもあります。

子どもが欲しいのにできない苦しさにフォーカスし、今ある他の喜びや安定、幸せなどへ

目を向けにくくなりポジティブな物事のとらえ方が難しくなってしまっている状態です。

不安ループに走ってしまうタイプはネガティブ思考の癖があるので、

今現状に対してもネガティブに物事をとらえる傾向があります。

そのため、いいことがない、幸せといっても些細な程度、みんなもっと簡単に妊娠しているのに

何で私だけができないの?と自分の現状に不満と嘆きの気持ちが強くなりがちです。

 

不安は問題を解決してくれるわけではない事、

問題を解決したかったら、そのための行動をとる事

これをしない限りどんなご夫婦でも結局は妊娠しにくさに苦しむことになります。

 

不安は、自分に冷静になって考えてごらんのサインだと受け取ってみましょう。

 

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この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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