ネガティブ思考が自律神経を乱し妊娠できない原因に

ネガティブ思考が自律神経を乱し妊娠できない原因に!

妊娠できない不妊の原因となるものの一つに自律神経の不調があります。

自律神経は血管を広げたりぎゅっと細めたりにかかわる神経で血液の流れ方に影響します。

血液循環の悪さが不妊につながるため、自律神経は整えておきたいもの。

この自律神経の働きがにが悪くなるのは、ネガティブに考える思考癖によるストレスによって

引き起こされることをご存知でしょうか。

卵子の質を高めるために鍼灸や整体など行く方も多いかもしれませんが、

思考というのは脳の働きで、24時間いつも作動してしまっているため効果的に整えたい場合は

メンタル面のアプローチの方が効果的になる事でしょう。

 

何だか不調・・・は自律神経の乱れが原因

何だか疲れが取れない、何だか肩が痛い、何だか胃腸の調子が悪い、

何だか眠れない、なんとなくやる気が出ない、こういった不調は自律神経の乱れが原因かもしれません。

そのまま放置しておくと精神的な病気はもちろん体の病気にもつながりやすくなります。

 

自律神経失調症の症状などがある人は、もともとストレスを抱えやすく

いつも頭の中で悩みや不安、焦りや嫉妬などがぐるぐると回っています。

ふと気づくと、また生理がきそう、また生理が来たらどうしよう。

今回妊娠していなかったらどうしよう。このまま赤ちゃんできなかったらどうしようと

考えてしまっているかもしれません。

 

自律神経を乱していいってしまう場合は、そのままぐるぐるを止められず切り替えができずに

鬱々、もんもんとした気分を維持してしまうからです。

気分の切り替えがまずは大事。

リラックスして楽しめる事、心地よいと思える事に目を向けられるようにしていきましょう。

リラックスしているときは自律神経の中でも副交感神経という方が優位になって血液の流れをよくしてくれます。

 

思考癖によってストレスがたまる

ストレスは不妊の原因になります。原因不明不妊の場合、多くがここに原因があるはずです。

医師によっては全ての病気の発端は1つのネガティブ思考から始まるとも言っています。

ストレスはホルモンバランスも妊娠に影響する自律神経なども乱していってしまいます。

どんな思考癖がストレスや不妊を引き寄せてくるのかみてみましょう。

 

ストレスをため込みやすい人は陥りやすい考え方のパターンを持っています。

「認知のゆがみ」があり、物事のとらえ方、認知の仕方によってストレス度が変わってきます。

アメリカの精神科医デビッド・D・バーンズ博士が提唱する認知療法で認知のゆがみについて

ストレスをため込みやすい人はこんな考え方のパターンを持っていると言います。

1つは、完璧主義で完璧でないと気がすまず、~~しなければならないという思考を強く持っています。

もう一つは、ネガティブな考え方で些細なことでもネガティブに捉えさらにそれを大げさに

もうだめだとか、失敗したとか、次もまたダメなんだろうとうまくいかないと

根拠なく未来に対し悪いイメージを抱いていくというのがその典型となります。

 

そうすると、何もしていない時でも、自分が前向きに妊活に取り組もうとする時でも

いつでもストレスを感じやすくなり交感神経ばかりが優位に働いてしまい不調を招くようになってしまいます。

 

交感神経が優位過ぎては赤ちゃんが育たない

女性の不妊の原因であるエストロゲン分泌などホルモン異常や、子宮内膜症などの

血液の逆流などによって引き起こされてくる病気もこの交感神経が働き過ぎる事が

原因の1つになります。血流障害を起こした子宮内では血液が逆流しやすく、

炎症反応を起こし子宮内膜症などを招いてしまいます。

胎児も初期の胚のうちは子宮内膜から伸びてきた母体からの血管から、

血液によって酸素や栄養を受け取りますが、この血管が自律神経の働きで収縮ばかりしていたら

赤ちゃんは生きることができません。

そのためストレス度が高いほど不妊になりやすく妊娠までの期間も長引きますし、

流産や不育症にもなりやすいといわれています。

 

妊活に合わせネガティブ思考のパターンを変えていく

 

自分の思考パターンを知りそのパターンを意識して切り替えていくことも大事です。

ネガティブ思考にはどんなパターンがあるのか見ていきましょう。

 

完璧主義の白黒はっきりを止める

完璧主義の場合、白か黒か、0か100かといった考え方をします。

何かに取り組む場合も完璧を求めストイックになりがちですし、

その通りにできないとダメとか台無し、意味なし無駄だったと思ってしまう傾向が強いです。

1周期ごとに妊娠できたかできなかったかだけが大事なわけではないので、

どれだけ夫婦で歩み寄れたか、どれだけ二人で楽しめたか、協力し合えたかといったことに目を向けてみましょう。

生理がくることそのもの女性ホルモンの変換の中でおきてくる妊娠に向けての準備であり、

生理がくることそのものは女性らしさの象徴として喜ばしいこととして認知してみましょう。

 

うまくいかない事をずっと予測しない

2度、3度うまくいかないことが続くと、その先の未来もうまくいかないと予測する思考パターンがあります。

今まで妊娠できなかったから、まら次も妊娠できないのではないかと予測したり

また生理がくると予測します。

夫が2度3度協力してくれなかったことから、すぐに夫は非協力的な人だと判断してしまったり、

2度3度断られることからセックスのお誘いが一切できなくなってしまうという事もおきます。

中には43歳まで不妊治療を続ける!とずっとうまくいかずに43歳まで不妊のままでいる自分を

イメージしてしまう人もいます。

 

マイナスに物事をとらえすぎない

子どもができたかどうかだけを判断基準にすると物事への認知が成功か不成功か

といった視点で考えすぎて妊娠できなかったことは全て不成功として捉えてしまう

マイナスにとらえすぎてしまうパターンです。

子供ができやすいよう食事に気をつけてみたり運動を取り入れてみたとしたら、

その分健康的な生活を送ることができ自分にとってプラスに働いているはずなのに

妊娠できていないから全て無駄だった、あれほど努力したのにやっぱり自分はダメだと

捉えてしまいやすくなります。

ちょっとしたこと1つ1つをポジティブに受け止められる思考パターンが

心を穏やかにストレス度が低く自律神経を整えやすくなります。

 

感情に振り回されすぎない

イライラしているときは、些細な事なのに必要以上に不快に感じたり、

とってもいいことがあったときは嫌な事なのに寛容になれて許せてしまったりしますよね。

気分によって物事の知らえ方に違いが出てきます。

いつも心の中に不安や焦り、イライラ、落ち込みを抱えていると、認知の仕方までも

歪んでしまう事になります。まずは感情に振り回されすぎずに冷静に捉えていくことも大事。

そのためには客観性を身につけていくようにしましょう。

 

ポジティブな未来を思い描く

未来は結局は誰にも分らないのなら、起こる前から悪い結果になるのを決めつけてしまうのは

やめましょう。こうだったらいいな~~程度のポジティブさではなく、

未来はこうなっている!と根拠なくポジティブに思い描き、断言できるくらい自信を持って見ましょう。

思い描くイメージに引っ張られるような行動を選択できるようになりますよ。

 

まとめ

妊娠しやすさにとして、自律神経が整うように自分の思考パターンをネガティブからポジティブな

捉え方に変えていくことでストレス度を下げることが可能です。私たちは無意識に1日に

3万から5万の思考をしているといわれています。

これだけの回数ネガティブだったとしたら子供ができにくくなってしまうのもうなずけますね。

どれくらい自分の認知がゆがんでいるのか、どんなパターンを持っているのかをまずは知ってみることから

始めてみることで変えていきましょう。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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