休日はごろごろ!動かない運動不足が妊娠できない原因に

休日はごろごろ!動かない運動不足が妊娠できない原因に?

運動する女性

「疲れている」セックスがレス化していくときの一番の理由に挙げられるものでもあり、

現代は慢性的に疲労を抱えている人が増加中です。でも疲れた時の対処法を間違えると

かえって疲れやすい体になってしまいます。休日はゴロゴロして休息をとるという方、

夫は休日は寝て過ごすことが多く運動不足となっていたら、血液循環が悪く妊娠しにくくなって

しまっているかもしれません。

休息と運動、疲労回復と妊娠しやすい体つくりについてみていきましょう。

 

疲れがたまり休日は体を動かさない人が増加中

2014年に厚生労働省が実施した実際の休日の過ごし方の調査では、

休みの日に、何もせずにごろ寝で過ごす人は25%、インターネットをして過ごす人は41.5%にも

のぼっています。ひと昔前とはずいぶん生活スタイルも様変わりし、

体を動かさないことも増え、疲労は蓄積しさらに運動不足と、不健康になってしまっているとも言えます。

スマホの普及で今ではより悪化している可能性がとても高いのです。

 

せっかくの休みだから休んでいたい。体力を使わずに回復させたいと思う方も

多いでしょう。しかし、体を動かさないでいることが

かえって血液循環が悪く、代謝も低下し、疲労感を高めてしまう事につながりやすく

動かない、運動不足がまねく不健康に拍車がかかってしまう事をご存じでしょうか。

 

座ったままが多いほど不妊にもなりやすい

現代の仕事はパソコンの使用も多くデスクワークも増えています。

座ったままの作業を行う事も多いでしょう。立ったままと座ったままでは、

まず一に血液循環が悪くなり代謝が低下します。そして、様々な病気にかかるリスクが

高まり、健康度が低下します。

座位行動研究をおこなっているネヴィル・オーエン博士によると日本人の成人は平均して

1日に7時間座っていて、世界平均の5時間よりもずっと長く座っているとのこと、

現代の日本の働かい方を象徴しているかのようです。

仕事でもデスクワーク、家でも座ったりゴロゴロして過ごしがちだと運動不足になってしまう!

 

もともと人間の体は動くようにできている

もともとは自然とともに暮らし、狩りをし、獣から身を守るような生活をしていたから

よく体を動かしていました。原始的な時代から人間の体の構造は大きく変わっていないため、

体を動かして生活する方が体にとってもメリットは大きそうです。

脳をはじめ中枢神経はもともと体を移動させるためにできているため

体を動かさないという事の方がよほど不健康になってしまうといえます。

狩りなどをしていた時代では1日に6km以上歩いていたといわれています。

 

また、日中にある程度体を動かしていないことで、

睡眠の質が低下して夜間回復・修復される部分がうまく機能せず

疲労を持ち越しやすくなってしまいます。

慢性疲労の原因ははっきりはしていませんが、1つに慢性炎症という事が言われています。(1)

慢性炎症によって免疫に不具合が出てしまうと体はなんだかとても疲れやすくなってしまいます。

炎症反応などは不妊リスクのもとで、着床や妊娠の維持など免疫の影響を受ける部分であり

炎症レベルを下げる様に取り組んでおくことも大切な点です。

 

不妊改善にむけ手軽な運動を心がけて

妊娠しやすい体つくりの条件として、血液循環を整えていくこと

自律神経を整えていくことが重要になります。

適度な運動を心がけていることで、血液循環をよくしていくこと、

有酸素運動などを行う習慣がある事で交感神経と副交感神経のバランスも

整えやすくなっていきます。

休日には、体力温存とばかりにごろごろするのではなく、適度に体を動かした

生活を心がけていたいですね。

夫婦で、声を掛け合い、ペアでウォーキングというのもよいでしょうし、

モチベーションを保つために、万歩計やアプリなどを使用してみるのもよいでしょう。

習慣を作るには、まずは手ごろにできるように楽しみながら行える工夫や、

短い距離から始めて継続させることを目指してください。

 

その疲労、精神疲労かもしれません

人の体にたまっていく疲労には、肉体疲労と精神疲労があります。

疲れたから休みたいと思う気持ちももっともですが、

日中にゴロゴロする、寝ていること回復していくのは肉体疲労においてなので、

寝ても寝ても疲れが取れないという場合、精神的な疲労を抱えているケースが大半です。

精神疲労は寝ても取れないため、

瞑想などに取り組み、自律神経を整えていくことが効果的になります。

精神的な疲労は体の炎症レベルを高めてしまう点もあります。

ウォーキングには、肥満の解消や(2) 、代謝の異常を改善、血糖値・インスリン抵抗性の改善(3)、

全身の炎症レベルの低下(4)などもあります。

歩くことで、心もスッキリとしていく部分もあるので、歩いたり、瞑想したり

不妊リスクを減らしていきましょう。

 

運動などの生活習慣改善で生殖細胞にも変化?

近年、肥満は卵子細胞や精子細胞の劣化につながるという事が言われています。

そして、それは生活習慣によってエピジェネティックな変化が起きていて、

それがまた生活習慣の改善で変わりうるという事も言われています。

ライフスタイルの重要性がこの研究でも言われていて、

食事、肥満、運動、喫煙などにより、生殖細胞の遺伝子にエピジェネティックな変化がうまれてしまう

という事です。さらにこの変化にはmiRNAも含まれることを示されていて

運動などによってもライフスタイルの改善により、これらの変化は改善が可能であるとしています。

運動だけでなく、食生活体型、肥満喫煙などにも十分気をつけていきたいですね。

 

体外受精や顕微授精でも運動習慣があると妊娠率アップ

中国の運動と不妊治療での妊娠率との関係について調べ研究からは、(5

体外受精や顕微授精に臨む女性患者の治療周期前の運動が治療成績にどう関係があるのかが

わかりました。3683名の対象者を含む8つの研究を選び出し、解析したメタ解析になっているので

信頼性も高いです。

その結果としては想像通りなのですが、治療周期前に運動習慣があるというよ~女性は、

運動習慣のない女性に比べて、妊娠率が1.96倍、出産まで至る確率が1.95倍も

高かったのです。かなり違うので、運動は苦手とかちょっと面倒だなぁっておっもってやらないのは

かなりもったいないですね。

着床率も高い傾向がみられたものの有意な差はなく、流産率への影響もなし。

妊娠を望む女性は不妊治療中であっても適度に体を動かしましょう。

この研究ではどれくらいの運動が適しているのかはばらつきがあるため、ハッキリは言えないけれど、

アメリカ米国保健福祉省(USDHHS)の推奨しているのは1週間に中強度の運動を150分程度の運動です。

大体1日20分くらいです。

運動による妊娠への効果としては、身体活動を通してエネルギーバランスの変化ががうまく生殖にいかされ、

インスリン抵抗性の改善、メンタルの改善つながっているからではといわれています。

 

 

参考文献

Fertil Steril 2019; 112: 387 doi: 10.1016/j.fertnstert.2019.04.001

Fertil Steril 2019; 112: 245   doi: 10.1016/j.fertnstert.2019.04.035

Maternal physical activity before IVF/ICSI cycles improves clinical pregnancy rate and live birth rate: a systematic review and meta-analysis

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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