妊娠したい!不妊体質を助ける栄養素 亜鉛の摂り方
妊娠しやすい体つくりは栄養素をしっかりとれていること。
そんな大事な栄養素の一つに亜鉛があります。
その亜鉛についてと摂取量、注意点、良いとり方などについてお伝えしていきます。
亜鉛とは
亜鉛は、性別を問わず男性でも、女性でも、
生殖機能の発育・維持などに効果があるミネラル成分となります。
そのため、セックスミネラルなどと表現されていて、
精力剤によく含まれてることの多い成分ですね。
もちろん、精力以外にも、
「たんぱく質の合成」や「免疫力向上」など基本的な働きがあり、
身体の様々な機能を正常に維持してくれる働きがあります。
タンパク質から女性ホルモンの素が作られます。
免疫力は、ただ、ばい菌と戦うだけではなく、
細胞の活性化に大きくかかわります。
ミネラルの一種である亜鉛が不足すると、
卵胞の成熟や受精卵の分割がうまく進まなくなるおそれが高くなるのです。
細胞の活性化、整ったホルモンバランスは妊娠には必要な条件とも言えます。
そのお手伝いをしてくれている栄養素として亜鉛があります。
亜鉛は食べ物から充分摂取できる栄養です。
どういった食べ物の多く含まれているかチェックして、
日々の食生活に取り入れていきましょう。
亜鉛の摂取目安量は?
成人女性の亜鉛一日の推奨量はおよそ約8㎎程度
また、上限量は約30~35㎎まで。
食事から摂取している分には、この上限量を超えることはほとんどないのですが、
妊活サプリメントの多用によって上限量を超えてしまうこともあるので
注意が必要になるでしょう。
亜鉛を多く含む食材は?
亜鉛が含まれている食べ物はたくさんあり、どなたでも食事から摂取可能です。
卵そして大豆などに多く含まれます。
卵の卵黄にこの亜鉛が多く含まれていますし、
大豆を使っている納豆にも含まれています。
牛肉にも実はこの亜鉛が含まれています。
もも肉に亜鉛が含まれていますので、
もも肉を基本として食べるようにしているとより多く摂取できます。
特に、亜鉛が豊富に含まれている食べ物といえば「生牡蠣」です。
亜鉛の取りすぎに注意
妊娠体質へと導く亜鉛ですが、
逆に摂り過ぎてしまった場合は恐ろしい
副作用を引き起こす可能性があることも知っておいてください。
1日2日といった短期間での過剰摂取よりも、
長期間の過剰摂取によってその危険性が高まります。
嘔吐、下痢、頭痛、発熱、神経障害、肝臓障害、貧血
などの副作用もありますので、
普通の食事ではとりすぎる事はありませんが、サプリなどで補う場合、
特に外国製のモノでは注意が必要な場合もありますので、
成分表をよく見てご購入していきましょう。
また、亜鉛のとり過ぎは、貧血につながるように鉄の不足につながります。
妊娠しやすい体つくりには、鉄も大事な栄養素。バランスがやはり大事なので、
過剰摂取になるようなことは避けたいものですね。
亜鉛の吸収を妨げるもの
せっかく亜鉛を摂取していても、上手に吸収してもらえないのでは
もったいないですね。吸収の妨げになってしまうものの摂取は
できるだけ控えるようにしていきましょう。
・お茶、コーヒー、アルコールななどの飲料
・鉄剤、避妊ピルなど