妊活でもとりたい抗酸化作用があるクルクミン(ターメリック)
酸化が不妊の原因という事も言われています。特に男性の精子は
自ら修復する機能が乏しいため、抗酸化作用が高い精液であることも
大事だと言われています。そのため抗酸化作用が高い物質の摂取が
すすめられています。とくに注目したいのがクルクミンというポリフェノール。
クルクミンとは
クルクミンは自然の着色剤としても用いられていて、
ウコン色素、ターメリック、クルクミンなどと記されています。
クルクミンには、抗酸化作用・抗炎症作用が高い(1)という事や、発がん作用がある、
また血管の健康にも有効という事も言われています。(2)
特に男性の生殖細胞である精子は細胞膜が脂質でできていて
その脂質が酸化しやすい状態だとよりダメージを受けやすいため、
脂質の質を改善できていたり、血管の健康レベルを高めると
妊娠率が高まるということも言われています。
そんなのにお助けになってくれどうなクルクミン。
ですが、ドリンク剤や、健康補助食品からの有効性や安全性は保障されては
いません。さらにクルクミンには鉄をキレートする作用があり、(3)
不妊と鉄の関係性も言われていて、女性側の妊娠しやすさにも
手助けになってくれそうです。
クルクミンを食品からとるには?
ターメリックは、ショウガ科に属するウコンの地下茎から作られる香辛料
なので、ターメリックを使った料理もよさそうですね。
一番はカレーが日常的で取り入れやすさそうです。
スパイスなどを使って、カレースープなどもよさそうですし、
他の抗酸化作用が高いポリフェノールを含む食品と合わせて、
積極的にとっていきましょう。
妊娠しやすさと食事 関連記事
参考文献
(1)Srivastava KC, Bordia A, Verma SK (1995). “Curcumin, a major component of food spice turmeric (Curcuma longa) inhibits aggregation and alters eicosanoid metabolism in human blood platelets”. Prostaglandins Leukot. Essent. Fatty Acids 52 (4): 223-227.
(2)Nutr J. 2017 Oct 11;16(1):68. doi: 10.1186/s12937-017-0293-y.Efficacy and safety of turmeric and curcumin in lowering blood lipid levels in patients with cardiovascular risk factors: a meta-analysis of randomized controlled trials.
(3)Iron chelation in the biological activity of curcumin.”. Free Radical Biology and Medicine 40 (7). (2006). doi:10.1016/j.freeradbiomed.2005.11.003