肥満で不妊!妊娠しやすい体質に改善する食事とは

肥満で不妊!妊娠しやすい体質に改善する食事とは

食事

肥満によって妊娠しにくい体質となり、不妊期間が長引いたりはしてはいませんか?

肥満であると、太りすぎは不妊の原因になります。

肥満のの場合、食べ過ぎという名の

妊娠しやすい体にとって必要な栄養不足な状態に陥っているからです。

体の中の排毒機能が低くなり、老廃物などをためやすい体質にもなるので、

妊娠しやすい体つくりにつながるようまずは食事から改善していきましょう。

 

肥満だと子供ができにくいわけ

ビタミン・ミネラル不足を引き起こす

肥満体質の場合、糖質の摂取量が多いことが原因して、体の中に脂肪として蓄えられやすくなります。

糖質というのは、代謝される過程でエネルギーが作られるときに

ビタミンやミネラルを消費しなくてはならず、

せっかくとっている栄養が他のことに使われず、無駄に消耗されてしまいます。

そのため、体の機能が低下してしまうという事につながってしまいます。

 

細胞を傷つける活性酸素がいっぱいに

また、代謝の際、活性酸素がたくさん作られてしまうため、

細胞はダメージを受けてしまい、質の低下した卵子になりやすくなります。

妊娠しやすさの決め手は、卵子細胞の質になるのですが、活性酸素が多い体内では

細胞の変形、DNAの損傷が進みやすくいい状態を維持することは難しくなります。

 

脂肪細胞の働きで、卵巣機能低下に

肥満がある場合、生理不順になりやすくなります。

それは、脂肪細胞はアディポネクチンというたんぱく質を作るのですが、

このたんぱく質がインシュリンといって糖の代謝のさいに関わりホルモンの作用を助けています。

しかし、一度太って、肥大化した脂肪細胞からは、今度はアディポネクチンの分泌が減ってしまいます。

肥満でアディポネクチンが減ると、卵巣の皮が分厚くなって変形を起こし、

卵子がうまく育たなかったり、排卵しにくくなったりする排卵障害を起こすこともわかってきているそうです。

 

こういった理由のため、肥満体質では子供ができにくくなります。

また、肥満の場合インスリン抵抗が悪くなり、ホルモンバランスにも影響がでることで

PCOSという卵子はいっぱいあるのに排卵がおこりにくい病気にもなりやすくなります。

 

体重はオーバーなのに、低栄養を改善

まずは、肥満体型を改善していくために着目されるのは

カロリーの摂取量を減らすという事ではないでしょうか?

 

摂取した量が消費量を上待っていくと単純に体重が増えていく事には

なりますが、それだけに気をつけて、摂取カロリー量を減らしたりすると

栄養が偏るとかえって痩せにくくなってしまいます。

 

私たち人間にとって大事な栄養には主に

炭水化物(糖質)・タンパク質・脂質  の3つありますが、

肥満になってしまうケースとしては、明らかに糖質と脂質の取りすぎといったケースが多いのです。

そのため、糖質の摂取を控え、糖の代謝で消耗されがちな

ビタミンやミネラルを補えられるよう、野菜や果物、海藻類などもたっぷりと摂取していきましょう。

ビタミンやミネラルは妊娠しやすい体つくりに欠かせない働きを

たくさんしてくれていますよ。

 

活性酸素いっぱいにさせない栄養バランス

エネルギー源をブドウ糖に頼りすぎると、糖質の摂取が多くなりすぎてしまいます。

人間の細胞が元気に働くにはブドウ糖・酸素・ケトン体が必要です。

ブドウ糖もエネルギー源にはなりますが、脂質を分解して使えるケトン体も

とても重要な役割があります。

糖質を摂取しすぎると、活性酸素など細胞を劣化させてしまう物質を代謝のさいに大量に

産み出してしまうため、糖質以外からエネルギー源を補っていきましょう。

 

そのためには、脂質をとるという事がポイントになります。

脂質はホルモンのもとにもなり、ホルモンバランスを整え、神経の伝達をうまくするうえでも

欠かせない栄養です。こういった脂質の代謝はケトン体というものを体内で作り出すため、

回路が活性化すれば、蓄えてあった脂肪をうまく燃焼させてエネルギーを生み出し、

さらに活性酸素の生産が少なくて済む代謝ができるように変わります。

つまり抗酸化作用が高まるようになります。

 

こういった点でも、オリーブオイルをはじめアーモンドや木の実ナッツ類からも脂質を

摂取して必要なエネルギーは補いながら、

妊娠しやすい体つくりを行っていきましょう。

 

肥満改善に向けて

肥満は不妊になりやすいという点もありますが、妊娠した後にも、

妊娠合併症をあわせもちやすくなり、リスクが高くなります。

そのためにも妊活中からしっかり整えておきたい部分になります。

やみくもにダイエットに取り組んでも、かえってホルモンバランスを崩してしまう、
月経不順を起こしてしまうという事ではよくないのできちんとしたプログラムを組んだような
ダイエット法に取り組みながら、食事も合わせて改善していくことが望ましいでしょう。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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