老化した卵子では不妊のまま 若返り効果もある妊活冷えとり |

老化した卵子では不妊のまま 若返り効果もある妊活冷えとり

冷え性 寒い女性

老化した卵子のままでは不妊のままに・・・不妊の原因に、高齢があります。

でも、卵子の老化がどうにもできないのでは?と思われていますが、

そうばかりでもありません。

女性の卵細胞は、産まれてくる前の胎児の状態に一番多く、

その後成長とともにどんどん減り、増えることのない細胞です。

だからこそ、高齢になるほど、卵子が老化してどんどん妊娠しにくくなったり、

受精できても育たない不育症で悩むようになってしまいます。

そんな卵子老化に影響を与えているのが、糖化や酸化ストレスや炎症反応です。

どれも老化を激しく進めてしまうものばかり。

妊娠には、卵子の若返りが欠かせません。これらを対処しながら冷えの改善をしていってみましょう。

 

多くの女性が冷えを感じていながら妊活中

現代のライフスタイルでは、昔よりも女性の体温も1度くらい下がっているのだとか・・・。

外で体を動かいしていたライフスタイルとは変わり筋肉量低下したり活動量も減っています。

そして、多くの女性は毎月の生理もあったり、筋肉量が少ないことで

冷えを感じやすくもなっています。

 

「不妊治療中の女性74名(平均年齢37.5±4.4歳)で冷えを自覚している者が77.0%を占め、

一般に冷えを自覚している女性と比較して多い」

<引用:女性の冷え症状と不妊症との関係について/全日本鍼灸学会雑誌/2016年第66巻3号

 

妊娠しない理由が冷えているからとすぐに結びつけるのもあまりよくはありません。

やはり、もともと筋肉量が少ない女性はどうしても末端の冷えは男性よりも感じやすい

というところはあります。冷えがあるから妊娠できないわけではないので、

できるところから取り組んでいるという事も大切ですね。

妊活している女性の多くは冷えを抱えており、妊娠した女性の72%が非妊娠時より

冷えを感じており、不妊と冷えについての関係はないといわれています。

しかし、酷い冷えにより、自覚症状などもある場合不妊症になる確率が高まるといわれています。

冷えの原因は血行不良をはじめ様々にあります。まずは原因と見合わせていきましょう。

 

卵巣機能をたかめる冷え改善の生活が大事

女性ホルモンを整え、血行を良くすることで卵巣の機能を高める事ができます。

どんな器官も細胞も血流が悪くなってしまったり、代謝が低下すると機能が低下します。

血流が悪い「冷え」があると卵巣機能も低下してしまいます。

今までの生活習慣を変えていくことで、抗炎症・抗酸化などによる

アンチエイジング効果で卵巣も卵子も活性化させていきましょう。

不妊と生活習慣の改善には妊娠率を高めている様々な研究があります。

卵子も精子も細胞の劣化が妊娠率の低下や流産率を高める事につながっているからです。

 

それにはまずは、冷え改善で血流をよくして代謝を活性化していきましょう。

 

卵巣機能を高める冷え改善の栄養習慣

血流がわるく、女性ホルモンのバランスが悪い状態では、卵巣機能も高める事はできません。

卵巣が喜び、ホルモンを分泌できるようにしてあげるには、血の巡りを良くしてあげる習慣も大切です。

 

血行を促進すると、必要な酸素や栄養素をしっかりと

細胞の隅々にまで届ける事ができ代謝も活性化していきます。

そのためには、栄養にも気をつけてみましょう。

 

冷えの原因には、鉄の欠乏やビタミンB12の不足

栄養素の不足によって冷えを感じているという事もあるかもしれません。

まずは、鉄不足になってしまっていないでしょうか。

鉄分は赤血球が酸素を運ぶのを助ける働きをしているため、不足すると血流が低下し、

栄養も細胞に行かなくなるため、自然と体温も下がっていきます。

女性は月経があるため、どうしても鉄不足には陥りがちなので、気をつけたい栄養素です。

また鉄と言っても、ヘム鉄と非ヘム鉄というのがあり、体内での吸収の問題もあるため、

動物性のタンパク質から鉄分を補いましょう。

 

またビタミンB12も不足してしまってはいませんか?

ビタミンB12は赤血球の産生に大事な役割を持っていて、足りないと貧血になってしまいます。

食事もみなおしてみましょう。

 

冷えの原因 水分の摂取量で血流促進

体の水分が体温調節に欠かすことができません(1)。水分が足りないと、代謝が低下してしまったり、

皮膚への血流も低下してしまいます。

そのため、体温調整がうまくできなくなっていってしまうという事がおこってしまいます。

なので、こまめに水を多く飲むようにしてみることでも改善できるかもしれません。

1日に水は1リットルから2リットルあたりを目安にしてみてはいかがでしょうか。

こまめに睡眠摂取をしていきましょう。

特にのどが渇いていなくても水分を摂取すると、血流が改善し、メンタルもよくなりますよ。

 

冷えの原因 運動不足からくる血流不足

今ではデスクワークが増え、通勤でも車という事も珍しくないかもしれません。

日中に体を動かす時間そのものも減ってしまっているでしょう。

運動不足に伴った血流不足というのも冷えの原因です。

特に手足の先が冷たいという場合は、血流不足を考えてみましょう。

まずは、体動かして心肺機能を高める事に取り組んでみてください。

体に負荷をかけるような運動HIIT(ハイ・インテンシティ・インターバル・トレーニング)などは、

短時間に体に負荷をインターバルにかける運動法で、特に有効で、毛細血管を増やし末端の冷えの改善にも効果的。

デスクワークは1日6時間を超えて長くなるほど不妊リスクも高まっているので要注意!(2)

 

冷えの原因 ストレスを軽減して冷え取り

甲状腺の異常やエストロゲンの分泌に異常があっても体は冷えやすくなります。

そんなホルモンの分泌にも影響しているのがストレスで、

ストレスを感じると、心臓や脳などへの血流を高めるため、抹消への血流が抑えられ

皮膚表面の体温も下がるメカニズムになっています。

慢性的なストレスは、冷えの原因にも影響してしまいます。

冷え取りにはストレスの軽減も欠かせませんね。リラックスした妊活を心がけましょう。

 

冷えの原因 睡眠を改善して冷え取り

寝不足が原因で冷えというのもちょっと驚きですね。

睡眠不足によって体が危機感を感じると代謝を低下させてしまい、そして、エネルギーを

温存しようとするメカニズムが働くことが影響しているのかもしれません。

2009年の研究でも眠らない時間が長引くほど、心拍数と体温が低下しています。(3)

また睡眠不足と不妊とも関係もあれば、睡眠不足と冷えは関係があるという事ですね。

冷えを改善したい、卵子の質もよくしたいという場合は睡眠はしっかりと

8時間を目安にとり、またその睡眠の質をよくしていきましょう。

 

お風呂で冷え取り

妊活中は、お風呂でカラダをあたためるには一番に思いつくのは半身浴ではありませんか?

半身浴にはリラックス効果があります。

しかし、冷え性の改善には少し役不足と言えるでしょう。

冷え性は脳が起こす指令の誤作動と言われています。

おそらく入浴後時間が経つとやっぱり冷えてきていませんか?

冷え性は脳が四肢末端の血流を止める指令を出しているのために起きてくるからです。

それは、大事な臓器へもっと血を送りたいからです。

 

それくらい運動が不足していたり、筋力も落ちている状態、

血流が悪くなっている状態だと脳が判断すると生命維持のために血流を止める指示を出してしまうのです。

 

なので、血行を促進するにはぬるめのお湯で半身浴ではなく、熱いお風呂にわずか数分が効果的

40度くらいのお湯に数分(2~3分程度)入るのが一番良いのです。

一時的に40度くらいに体温を上げる事で、さらに、免疫力が活性化します。

そして、数分入る事で深部体温は低いままなので、

寝つきがよく、非常に質の高い睡眠がとれるようにもなります。

 

妊活において、免疫力も活性化させ、質の高い睡眠は卵子や子宮が機能を回復させるのに

非常に効果的なお風呂の入り方だと言えます。

そして、お風呂へ入るタイミングは寝る2時間前がベストです。

程よく深部体温が下がり、心地よい眠りへと入っていかれます。

 

あたためすぎは不妊リスクを高める

NG 女性

冷えはよくないからといって、ともて人気があるのが温活です。

でも、もともと卵子も精子も生殖細胞をはじめどの細胞も高温を好みません。

特に生殖細胞は細胞分裂を活発にしていく必要性があるので、酵素をうまく使っていく

必要があるため、酵素が活性化しにくい環境ではうまく働くことができないのです。

そのため、何かで外から暑さが加わったり、あたためているとかえって不妊リスクは高まって

しまうのでしょう注意です。

あくまで自然な形で生活習慣を整えていきましょう。

体外受精での培養液の温度は37度が最も妊娠率が高まる温度です。

そしてそれよりも高くても低くてもに妊娠率は下がっているので、

子宮は冷えているから妊娠しにくいのでは?と思ったらただホッカイロや湯たんぽ、

よもぎ蒸しなやホットヨガなど温めるための温活ではなく

生活習慣を見直すことから始めてみましょう。

温活は間違えると逆に不妊リスクは高まってしまいます

 

暑いと妊娠率低下に!排卵抑制も???

季節と妊娠率についての研究では、ヒトの出生には季節性の変動があることから、

栄養、温度、日光など何らかの環境因子が関与するのではないかと考えています。

発情期のある動物と異なるため、ヒトではいつでも妊娠可能なのですが、

季節性変動の原因として、は次の3つが考えられるといいます。

 

・排卵は栄養状態の影響を受ける(特に熱帯地方では、雨期に食料が豊富でその時期に受胎するのでは)

・気温の高い時期には造精機能障害が生じ、女性では排卵機能も抑制されるのでは。

・高緯度の地域では日照時間と生殖機能が関連するのでは。

 

あついこと、あえて温活をすることで、上記の造精機能障害が生じ、女性では排卵機能も抑制される

という条件を自ら作り上げてしまうリスクが高まります。

動物だけでなく、人も温度によって妊娠率が変わっている点も見落とせません。

冷えはもちろん良くはありませんが、

人工的にあたためる事にもデメリットがあるという事ですね。

冷えているからと、ヨガはよいでしょうが、高温になるホットヨガも好ましくありませんし、

よもぎ蒸しなども避けましょう。冷えの原因に対する対処を行っておくことが効果的でしょう。

 

まさかの冷えシャワーで体は活性化!

冷えにはあたためた方が良いが常識になっているかもしれませんが、

水を飲むと代謝が活性化したり、血流が改善されるという事が研究では言われています。

なので水が悪いわけでもなくより冷やしてしまう訳でもありません。

そして、古代ローマ時代の入浴法はさらに免疫力を高めて健康的になるということで、

あえてお風呂に入った後に冷シャワーを浴びるというのもあります。

古代ローマ時代には、お湯と冷たい水に交互に浸かる健康法があったようで

それをオランダの大学病院が古代ローマ式入浴法の効果を調べる実験(4)をしています。

その結果、18〜65才の男女3018人を対象に熱めのお風呂に入った後に、

30秒の冷たいシャワー、60秒の冷たいシャワー、90秒の冷たいシャワー、お風呂のみ

というグループに分けて調べたところ、(冷シャワーは10~12度)

冷水を浴びたグループは浴びなかったグループに比べ、

病欠が減ったり、病気にかかる割合が減って、日常に活力があふれたというような効果もあったようです。

 

冷水によって、褐色細胞が刺激されることによって代謝が活性化したり(5)、抗酸化機能ががたかまり(6

免疫力も高まるみたいです。(7) 体の老化のもとは炎症反応という事もあるので、

冷水によって、アンチエイジングも進みそうですね。

妊娠には、免疫も大きく影響してきていて、免疫バランスの悪さも不妊リスクを高め

流産率を高めたりとなっていますから、30秒ほどの冷シャワーでここら辺への改善も期待できそうです。

 

体温は2度上昇で流産率も2倍

あったかいほど妊娠しやすいと思われています。冷えた子宮ではダメ、子宮は

ぽっかぽかで温かくないとと思っている女性はとても多いでしょう。

季節からも秋から冬にかけては本当に寒くなり、冷え性がある女性にとっては

冷えがとても気になるシーズンです。そのため体外受精などの移植も冬場は避けた方がいいの?

と思っている方も少なくないのかもしれません。

ただ、入浴などの習慣がない海外の研究では、妊娠初期から経過観察し2729名の女性を対象として

バスタブに浸かるような入浴なども合わせた生活習慣についての聞き取りをしています。

そのうち、妊娠20週まで経過を追う事ができた1063名についての結果では、

妊娠初期に入浴(熱いお風呂、ジャグジー)をしていた方は、していない方に比べ2.0倍流産の頻度が高かったのです。

入浴回数増加とともに週1回では2.0倍に、週2回以上では2.7倍に流産リスクが増加しています。

妊娠を維持していくのも、どうも暑いお風呂にたくさん入り、温めるという事は必要がなさそうです。

他にも動物などでは、体温が2度上昇すると流産率が高まる事や、生まれてくる赤ちゃんに

影響が出るなども報告されています。

温活に力を入れたり、温活だと温める事を一生懸命するというのは海外などではなく

温めると妊娠しやすいという事は根拠がないようです。

 

参考文献

The impact of sedentary work on sperm nuclear DNA integrity.Gill K et al., Folia Histochem Cytobiol. 2019 Mar 14.

ウシ体外受精時の高温は多精子受精を増加させ胚発生を阻害する

Comparing 36.5°C with 37°C for human embryo culture: a prospective randomized controlled trial

Improving Food Quality with Novel Food Processing Technologies (English Edition)

Improved antioxidative protection in winter swimmers.

Possible stimulation of anti-tumor immunity using repeated cold stress: a hypothesis.

Recruited brown adipose tissue as an antiobesity agent in humans

Bontekoe S et al., Cochrane Database Syst Rev 2012;7:CD008950

Raine-Fenning NJ et al. Human Reproduction 2004;19: 330-338

Vailhe B, et al. Human Reproduction 1999;6:1628-1634,

Quenby S et al. Human Reproduction 2009;24:45-54.

Fertil Steril 2012; 97: 1033

2009 Feb;105(3):439-44. doi: 10.1007/s00421-008-0921-5. Epub 2008 Nov 12.The effect of 60-h sleep deprivation on cardiovascular regulation and body temperature.

Studies on temperature regulation. I. The Pulmonata and Oligochaeta

Rev Biol 1995; 70: 141

Am J Epidemiol 2003; 158: 931

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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