プロラクチン値が異常でも自然妊娠できる体質へ アロマ習慣
近年増加中にある、不妊症ですが、
女性ホルモンであるプロラクチンの値が
正常値ではなく、高値であった場合でも、
不妊体質になりやすくなります。
プロラクチンとは
プロラクチンとは、脳の下垂体というところから分泌されるホルモンです。
乳汁分泌ホルモンともいわれています。
プロラクチンは妊娠中に高くなるホルモンで、
正常では6.1~30.5ng(ナノグラム)/mℓが基準値となります。
しかし、妊娠中は100前後~300 ng/mℓと数値が高くなります。
妊娠以外で、血液中のプロラクチンが高値になる場合を
高プロラクチン血症といいます。
妊活中に、プロラクチンが高値になると
排卵が抑制されるので無月経、月経不順や不妊などといった悪影響が出てきます。
プロラクチンが高くなる原因としては、
脳下垂体の腫瘍(しゅよう)など、
脳の下垂体が正常に機能できなくなった場合にホルモンバランスが崩れたりします。
他にも、睡眠薬や抗うつ剤を服用されている方では、
薬の副作用として、プロラクチン値が高くなる場合があります。
プロラクチンによって排卵が障害される
排卵というのは、脳の脳下垂体、視床下部、卵巣が連携し合う事におって
おこるものですが、何かの原因で脳下垂体や視床下部に影響がでると
排卵が障害されてしまいます。
プロラクチンというホルモンが分泌されるのは、ドーパミンの抑制がおきた時に
なります。主には薬の影響であったり、脳下垂体の腫瘍であったりもしますが、
他にもストレスなどでもおこったりもします。また他の甲状腺機能低下によっても影響を受けます。
ストレスなどの影響も多いものなので、
治療と合わせながら心のケアも取り組んでいきましょう。
ホルモンは脳からの刺激で分泌がはじまる
プロラクチンにはじまったことではないですが、
ホルモンの分泌の指令を出したり、バランスを整えたり、
する大事な役割をしている場所は脳になります。
脳の中の下垂体や視床下部といった部分です。
プロラクチンは下垂体中葉より分泌されていますが、
ホルモンを分泌する部分とストレスの処理を行っている部分が
脳内で隣り合っているために、ホルモンというのは、ストレスの影響を強く受けてしまいます。
ストレスを減らしホルモンバランスを整える
妊活中はとにかく、体もこころも、経済的にもツラい・苦しい・悲しいという事が増えます。
そのため、脳内で処理するストレスの量は想像をこえたものでしょう。
普段はくよくよしなかったタイプの方でもどんどん自信を無くしていったり、
人前では明るくふるまっているタイプのかたでも
一人になると、ひどく落ち込んだり、感情をコントロールできなくなり涙もろく
なっていきやすくなります。
ストレスは自律神経にも悪影響になります。
交感神経が優位になると筋肉が緊張して血行が悪くなります。
細胞が活性化しにくくなり、さらなる不妊の連鎖をうんでいってしまうので、
ストレスは早めに対処することがとても大切です。
慢性的なストレスを和らげるアロマ習慣
アロマなど自分が心地よいと感じる香りなどを用いて、
足浴やお風呂、寝室や生活空間を心地よい香りに包み、
そこでふっと肩の力を抜いて、過ごす時間も大切にしセルフケアを行っていきましょう。
香りをゆっくり吸い込むように深い深呼吸もこころを落ち着かせてくれて、
自律神経の副交感神経が優位になり、リラックスできるようになります。
他にも、瞑想やマインドフルネスなどに取り組んでみるのもよいですよ。
不妊をつくるのは全て脳とストレス
自律神経を不調にしていってしまうのも、
ホルモンバランスを崩していってしまうのも、
不安でたまらなくて、考えたくもないのにその事ばかり考えてしまうのもすべてストレスと脳が関係。
妊娠しやすく心身共にケアしていくことが大切ですね。
参考サイト
排卵に影響がある高プロラクチン血症
https://www.hanabusaclinic.com/knowledge/2008/11/17/post_28/
高プロラクチン血症
https://home.hiroshima-u.ac.jp/nouge/disease/pituitary/hyperPRL.html