【子宝神社】東北地方にあるおすすめ子宝神社5選

【子宝神社】東北地方にあるおすすめ子宝神社5選

神社子宝祈願

東北地方、北陸地方の子宝スポットは、民話の中に登場するところもあり、

全国的にも有名な子宝神社などが、各県にいくつもあります。

子宝温泉と呼ばれている温泉も多く、観光気分でリフレッシュもできるかもしれません。

今回は東北の子宝神社を5選ご紹介いたします。

 

1.大沢金勢神社

岩手県には、金精神(金勢、金清、金生、魂生、根性、根精など)を祀っている金勢神社と呼ばれる神社が多数ありますが、

花巻市に位置する大沢金勢神社は、盛岡にある巻堀神社から昭和46年に分社された、大沢温泉にある比較的新しい神社です。

 

 

本家の巻堀神社は「金精」信仰の源とされるため、大沢金勢神社のご利益も「縁結び、子宝、安産」で、

ご神体は重さ150kg、長さ1.4mのケヤキの金勢様と呼ばれる男根です。

例大祭では、このご神体が男たちに担がれて温泉街を練り歩き、

その後、大沢温泉の露天風呂で、半纏姿の女性たちが洗い清める「入浴の儀」という

大沢温泉金勢祭りが開催されるところとして知られています。

儀式には一般参加者含めた女性陣が、木製のシンボルに乗ったりお風呂に沈めて一年の垢を洗い清めたりと、

まさに体当たりの内容で、金勢様が入った温泉に入浴すると、縁結びや子宝に霊験があるとされています。

 

もともと金勢様は、道祖神のように「境の神」として、未知の世界との接点に祀られた神ということで、畏怖の念を持って人々に厚く信仰されてきました。

金勢様が入った温泉に入浴すると、縁結びや子宝に霊験があるとされていますが、

温泉そのものにも安産のご利益があるとされています。

また、祠の横には、立派な石の男根像もあり、しっかり子宝についての願いをし、

その後にご神体である男根像を撫でると効果があるといわれています。

 

 

< 基本情報>

住所:岩手県花巻市湯口字大沢

交通アクセス:JR東北本線「花巻駅」より、岩手県交通バス「新鉛温泉行き」で約26分、「大沢温泉バス停」下車、温泉街から約3㎞

 

2.山神社

子宝祈願の種類はいろいろありますが、宮城県美里町にある山神社では祈祷後にいただくお米を食べて、ご利益をいただくという珍しい子宝神社です。

お米の産地として代表的な、東北地方ならではの祈願方法とも言えるかもしれませんね。

 

1141年、現宮司家の祖先が建立したと伝えられる山神社は、山の女神である木花佐久夜比賣命(このはなさくやひめ)をご祭神として祀り、

良縁(縁結び)・子授・安産・子育にご利益があると、大きな信仰を集めています。

祭神は木花佐久夜比賣命という安産や子授けにご利益がある女神様ですが、山を守る神様でもあるそうです。

山神社で祈祷していただくと、枕とお守りとお米がいただけるのですが、

そのお米を排卵日にいつものお米に混ぜて炊いて食べると子宝に恵まれると言われているそうです。

また、東北地方では、安産祈願の際に神社から安産枕をいただき、

無事に出産を終えると新しい枕を作って奉納するという「安産枕」という風習が根付いていますが、

山神社でも安産枕をもらうことができるそうです。

 

境内は、季節ごとにサクラやツツジ、アジサイなどの花々を楽しむことができ、社殿裏手には本格的な日本庭園もあり、

周囲の自然と見事に調和した美しい佇まいに魅せられる人も少なくありません。

 

<基本情報>

住所:宮城県遠田郡美里町牛飼斉ノ台37

電話:0229-33-2082

交通アクセス:JR東北本線「小牛田駅」より徒歩20分、タクシーで約3分3

 

 

3.湯殿山神社

この湯殿山神社は、湯殿山の中腹にありますがこの里宮が山形市内にあります。

こちらが子宝神社として有名な神社です。

湯殿山神社里之宮にある、「願い牛」という牛の像のお腹を撫でると子授けや安産のご利益があると言われています。

 

 

湯殿山神社では昔から牛が神聖な動物とされていたことからこの像が安置されたようですが、

安置されて以降このご利益がメディアでも紹介されるなどして東北地方では子宝神社として有名になったようですよ。

 

<基本情報>

住所…山形県山形市旅篭三丁目4番6号

アクセス…JR山形新幹線山形駅から山形市100円循環バス バス停旅籠町2丁目

 

 

4.唐松神社

秋田県にある唐松神社は、古くから女性の子授けや縁結びなど女性の守護神とも言える神社として東北一円からの参拝者が多く訪れる神社です。

こちらに祀られている祭神の一柱は神功皇后です。

 

神功皇后は妊娠期間が15ヶ月もありながら安産であったことから、子授けや安産の神様として東北だけでなく日本の各地に祀られています。

 

安産と子授けの神として有名な唐松神社は、 “女一代守神”として知られるお宮で、

ご神体は神功皇后の腹帯ともいわれ、全国各地から多くの人が参拝に訪れる人気の神社です。

一般的には、神社は山の中腹や高台など、少し高い所に建てられるものですが、

唐松神社の拝殿は階段を下っていく低い場所、参道の下にあります。その理由についてはいろいろな説がありますが、

階段を下りて周りを見渡すと、”子宮”の中で守られているようにも感じられます。

参拝の際には、まずこの感覚を味わってみてください。

 

境内には3つの聖なる石があるのですが、この1つが「子宝の石」です。

この子宝の石を撫でると子授けのご利益があるとして600年前から伝わる石なのだそうです。

宮の裏に3つの形の違う”石(玉鉾石、女石、男石)”が鎮座しています。

この3つの石を廻りながら撫でることで子宝に恵まれ、安産になるといわれています。

また、参道には大きな狛犬や細工が施された石灯篭があり、狛犬の胸には顔の形の飾りに鈴が付けられ、

左右の狛犬の足元には玉や子供が彫られています。

拝殿の中にもたくさんの鈴が奉納されていますが、

これらは、子宝・安産祈願によって無事に子どもを授かった人が、お礼に奉納した喜びの鈴だといわれています。

 

<基本情報>

住所:秋田県大仙市協和境字下台84

電話:018-892-3002

交通アクセス:JR「羽後境駅」より、徒歩約15分

 

 

5.大宮子易両

山形県にある大宮子易両神社は、羽前羽後地方(今の山形、秋田県)の守護神、命の守り神として1300年以上も昔から厚く信仰されている神社です。

 

子授けや安産の神様としても有名ですが安産祈願に「安産枕」を妊婦に貸し出すという風習も昔から受け継がれています。

安産枕の風習は、こちらの神社だけでなく山形県や秋田県を中心に東北地方の一部で受け継がれている風習でもあります。

その信仰が現在も残っており、拝殿の隅に50個ほどの枕があり、「自由にお持ち帰り下さい」と書かれた札があります。

 

大宮子易両神社の子宝祈願スポットは、

拝殿から少し離れた場所にある八角形のお堂に祀られている男性器と女性器の形をした男根石と女陰石です。

男根石には「金丸太郎」、女陰石には「種沢花子」という名が付けられており、

自然に出きた形ということですが、男根石の方はなかなかリアルです。

古来より安産・子育て・子授けの神として信仰されており、

やさしく撫でることで、子宝パワーがアップするとされています。

この神社には、2人の男女の恋物語があるそうで、ぜひとも夫婦で訪れ、山形県屈指のパワースポットのエネルギーを感じてみてください。

 

<基本情報>

住所 山形県西置賜郡小国町大字大宮237

電話: 0238-62-2347

交通アクセス:JR米坂線「小国駅」より、バス乗車。「大宮」下車後、徒歩2分

 

<まとめ>

東北地方の子宝神社をいくつか紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

今回紹介した子宝神社は、近くに温泉街やスキー場があったりと観光に訪れやすい場所もあります。

ただし冬になると雪が多くなりますので、寒い季節の参拝には、十分な注意が必要です。

防寒対策はもちろん、滑る足元にも気を付けて参拝して下さいね。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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