妊娠できるひとと不妊で悩み続ける人の不安の違い

妊娠できるひとと不妊で悩み続ける人の不安の違い

妊娠できるひとと不妊で悩み続ける人の圧倒的な差とは?

妊娠できる人と、妊娠できずに不妊で悩み続ける人との紙一重の差と

部分としてこの影響は大きいと言えるでしょう。

実際不妊の方や、不妊を克服して妊娠していく方、

そもそも簡単に妊娠していく方とたくさんの方と接してきて思うのは

心の中に自分を肯定し、不安を軽減できているかです。

 

妊娠できるように変われる違い 心の中の肯定感

そこには、圧倒的な差があります。

それは、自分に対して肯定的な言葉がけができるかどうかです。

自分に対してつかう言葉がそれほど大事?

そう思われるかもしれませんが、

心の中で繰り返す思考は体への影響がおおきいものです。

自分がいつもネガティブな事ばかり考えていると不安になります。

そして、この不安はタバコや肥満よりも体には有害といわれています。

こわいですね。

 

不妊で悩むストレス

妊娠できない自分のことを否定したり、ダメ出しはしてしまいやすい

事でしょう。まして女性は結婚したら妊娠するものという価値観が

あるほど苦しくなります。

そして、妊娠できない自分を肯定的に受け止められなくなってしまいます。

何をしていても不安になりますし、自信がなく、どうしても

妊娠していく周囲と比べて分はダメだと思うようになっていきます。

そしてより焦ってしまいます。

不妊で悩んでいるときの不安やストレス度はとても高いのです。(2

 

不妊でストレスだけど、ストレスで不妊に?

不妊であることで、ストレスを感じるという流れはありでしょう。

妊娠できない事でとても苦しい思いをします。でも、

その逆はあるのかどうなのかということはずっと議論されてきています。

不妊で悩む女性の25~60%は不安や抑うつといった精神症状を感じています。

また、自分が感じるストレス度と妊娠までにかかる期間に影響が

でるかはわかりませんが、ストレスを感じているかどうかを

生理的なストレスマーカーなどを調べ比較した場合は、有意に

妊娠までにかかる期間に影響がでています。(3

そして、ストレスに対してカウンセリング介入をしたり、

不妊ストレスを軽減することはとても意味がある事で、妊娠率を

大幅に改善する可能性がある事も言われています。(4

 

妊活ストレスに有効な事をしているかの違い

ストレスは確かに良くないから、ストレスをためないように

しようとか、考えないように過ごすという事はあるかと思います。

リセットしたらストレス発散したり、気ままに好きな事をして過ごす

ようにという事もあるでしょう。

ただ、妊娠率を高めるという点で研究で明らかにストレス軽減に

結果が出ているものはとても少なくカウンセリングや看護健康教育

などが有効性が高くなっています。(5

ただ、不妊治療中の痛みと苦しみはとても大きな問題

として認識されています。患者は治療を受けながらカウンセリングとサポートを

受けなければならないとまで言われています。

アメリカ生殖医学会も欧州生殖生殖学会も、不妊患者の

心理カウンセリングに関する正式な要件は出ていませんが、

心理的介入を取り入れることは有益であるという認識があるのです。

 

有効なことを取り入れながら、安心した妊活をしていかれるかの

影響はとても妊活が成功するかどうかに大きな差になっていきます。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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