認知行動療法で妊娠できるようにメンタルから変化

認知行動療法で妊娠できるようにメンタルから変化

妊活をしていくと苦しむのがメンタルです。

ネガティブなことを悶々と繰り返していると、

本当につらくなりますよね。意外だとも思われると思いますが、

こういった思考部分を変えていく取り組みが妊娠率を高めていきます。(1

妊活というと、サプリとか、もっともらしい温活はとても人気です。

ただ、効果があるかというと不明な部分も多く、また逆効果

という事すら起きています。

 

ストレスが不妊に関連

不妊がストレスに関連するという事は皆さん納得ですよね。

子どもができない悩みはとにかくストレスに感じます。

そして、不安と恐怖心なども感じるようになりますよね。

でも、ふとした時にもずっと妊活をことを考えているという事って

ありませんか?

仕事中も、家事をしていても、そして毎日が何だかつらい。

私たちには自動思考といって、頭の中には放っておくとどんどん

思考が湧いて出てくるようです。その思考がポジティブなら

放っておいてもよいのですが、ネガティブだった場合は

不調につながってしまいすし、とにかくネガティブほど繰り返して

反芻してしまいます。そしてストレスが不妊にも影響していきます。(2

 

ストレスへの介入は認知行動療法から

自分の頭に浮かぶ自動思考をとらえる事から始めましょう。

 認知行動療法の基本では、

自分を取り巻く環境から、自分が何を考えどう体が反応したかを

チェックしていきます。

 

  • 環境:自分にストレスをあたえた原因や状態を書く。例えば生理が来てリセット
  • 思考やイメージ:頭に浮かぶ思考やイメージについて書く。何で私ばかりがダメなの?
  • 感情や気分:「怒り」「悲しい」「つらい」「深い」「不安」などを表現
  • 身体の反応:体に現れる生理現象。「胸が締め付けられた」「放心状態」「頭に血がのぼった」なふぉ
  • 行動:ストレスに対して自分がとった行動。泣いたなど

 

こういった感じで、自分に起きた環境から、どういった

ストレス反応がおこっているのかをチェックしていきましょう。

また自分の思考癖なども客観的に分かるようになっていくといいですね。

 

妊活の不安は受け入れていくトレーニングを

認知療法の目的は「不安のコントロール法」を教えることではないと

いいます。一人ひとりが「不安と戦う」のではなく「不安を受け入れる」

態度を養うように導くためのものとなっています。

たとえば「わたしは不安感で怖い」という思考を、

「わたしは不安を感じてもいい。自分で危険や恐怖を誇張しているからだ」

という思考に置き換えていく。

そんな思考をワンクッション置いて考えていく結果、

不安の強さはやわらぎ、不安は少しずつ消えていくものです。

認知行動療法はどのように感じ、何をするかについて考えることの

重要な役割を強調する心理療法です。

参加者は、「私は赤ちゃんを産むことができない」、

「不妊症はすべて私のせい」、「夫は私よりも妊娠できる女性を選ぶ」

などの自動思考パターンの改善に取り組んでいくことで効果が出ています。(3

また、夫婦で表現豊かに記録していくことも夫婦の心身に良い影響が

でていきます。(4

 

 

まずは、みんなで同じ悩みを抱えている仲間と話し、

心理的な介入を受けていく心理的なグループ介入

抱えている悩みを打ちあけあってみるのもストレス軽減にはプラスです。

 

 

妊活心の基礎講座

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

プロフィールを詳しく見る

みなさんに読まれています

妊娠された方々も読んだ
「妊娠するための教科書」を無料プレゼント。
みなさんにお役立ていただき、
喜ばれたLINEメッセージです。

LINE登録はこちらから

トップに戻る

もっと知りたい