妊活ストレス 睡眠不足で自分だけがと一人ぼっち孤独感に

妊活ストレス 睡眠不足で自分だけがと一人ぼっち孤独感に

睡眠不足になるとメンタルの状態がよくなくなるのは有名で

何につけてもネガティブになってしまうという事が研究で分かっています。

妊活をしていると自分だけが、見方はいない、一人ぼっちだ、置いてけぼりだ

と思う事が多いというのも特徴になっているのです。

子どもができない事で、自分だけが取り残された気分ってなりやすいですよね。

私は流産した時にすごく思いました。

子どもが授かるまで結構寂しい気持ちも味わったなぁと思います。

妊活期間が長引いたり、不妊治療をしていくと夫婦間の温度差も出てくると

何だか頑張っているのは自分だけみたいな気分もより高まってしまうかもしれませんが、

この孤独感、一人ぼっち感みたいなのが高まってしまう原因として睡眠不足があります。

 

睡眠不足で回りが敵のように見えてしまう

カリフォルニア大学バークレー校の心理学・神経科学教授マシュー・ウォーカー氏と研究チームが先月発表した

最新の研究結果によると、人は睡眠不足になると表情を読み取る能力が低下するといいます。

ウォーカー氏のチームは、18人の健康的な成人に好意的な表情から敵対的なものまで

70種類の画像を見せて脳と心拍数を測定。また同じ被験者で、十分に睡眠を取った状態と、睡眠が十分ではない状態で実験を行っています。

脳の状態を測定した結果、睡眠不足の場合だと脳の感情を読み取る領域である前部島皮質と前帯状皮質が、

自分にとって好意的な表情か敵対的な表情かを区別できないことが判明したのです。

ウォーカー氏は、睡眠不足になると好意的な表情でも敵対的だと認識してしまう場合があるため

自分にとって好意的な人に対しても、脅威だ、敵だ!と思ってしまって、

良い関係を築けずにより孤立してしまう傾向にあると言っています。

なんだか一人ぼっち、妊娠した友達が敵に見えてしまう、なんだか自分に対してみんな

自分を傷つけてくると思い当る場合は、睡眠不足が原因になっているかもしれません。

 

一人ぼっちの孤独感のつらさ

何だか周囲からおいていかれている気がする。

夫は子供を欲しいというのに、行動は伴わず温度差を感じたり自分ばかりが頑張っていると

なんだか孤独感を何かにおいて感じやすいのが不妊という問題にもなっています。

友達の輪に入れない、何気なく傷つけられるのを避けるために誘いを断ってきたり、

不妊治療とのスケジュールから徐々に友達とも距離を置いてきたことで、

孤独感を感じる事も増え、何ともストレスがより高まっている傾向が出ています。

友人関係そのものが人生の質を左右するという研究や、メンタルに友人関係が大事なんていう

研究も多々あります。自分の味方や相談できたり、何気ない話で楽しめる人との距離が広かったり、

なんだかみんな自分の敵のように感じていってしまう事もポジティブに妊活をしていくには

避けたいところですね。不妊のストレスは大きいからこそ、

睡眠時間と質だけはしっかり確保していきたいですね。

睡眠不足で、本来は支えてくれるという人まで、敵に見えてしまうなんてもったいないです。

 

自分は支えられているという感覚が問題解決に

アドラー心理学では人生の問題のほとんどは人間関係だといわれています。

妊活の問題は子供ができない事かもしれません。しかし、

自分一人が頑張っていて協力が得られない、

職場の人から理解されない、同僚は妊娠してしまった、友達も妊娠して自分だけが

取り残されていると思っているストレスがより妊活がうまくいかない

悪循環にもつながっていきかねない部分でもあります。

自分が支えられ、パートナーとは良い関係が築けていると思えれば

子どもができないという悩みにも前向きに支え合いながら取り組めるという点もあります。

なんだか孤独を感じたり、周囲には敵が多いと思っていたら、まずは睡眠から整えていきましょう。

 

参考文献

眠いと敵が増える? 睡眠不足は人間関係にも影響  https://www.dailysunny.com/2015/08/17/hitoiki0817/

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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