不妊ストレス朝から不調だったら危険!心のケアで妊活しやすく

不妊ストレス朝から不調だったら危険!心のケアで妊活しやすく

女性 睡眠

不妊だとストレスをためてしまうし、感じない方が無理というくらいストレスを感じます。

人生においての重要度が高い上に、これから先の未来が不確かだとより不安を感じやすいため

赤ちゃんを授かれるかどうかという点はとても神経質になってしまう事ばかりです。

でも、メンタル的な精神疲労というのは死亡率を高めたり、喫煙よりも有害といわれるくらい

体にとってもとても良くない事なのです。

朝から不調だなぁと感じていたら精神疲労を抱えている可能性が高く、

やはり放置はとても危険です。

精神疲労回復のために心のケアをしていきましょう。妊娠しやすさに

心身共に健康的という事は大事な条件となりますよ。

 

精神疲労やストレスがどれくらい体に負担になるのか

ウェールズ大学の研究で精神疲労がどれくらい身体の疲労に影響が出てくるのかを調べた実験があります。

参加者を二つのグループに分けて、エアロバイクを漕いでもらってその後の疲労を比べると、

 

自然に関するドキュメンタリーを見てもらったグループより、

頭を使う作業を行ったグループ身体的な負担感を強く感じ、いつもよりつらいと感じる割合が高かったのです。

頭を使って色々考えたり、悩んだりといった精神的に疲れるような状態では、

体の肉体的な疲労度もよりつらいと感じてしまう上に、

早くにギブアップしてしまうという事がわかりました。

頭を使ってい場合は、15%も多く早くにギブアップしています。

 

頭を使って色々考えていると、疲れやすいのは、脳内では考え事をすると

ブドウ糖が使われ、アデノシンという物質が分泌されます。

このアデノシンはドーパミンの分泌を阻害させてしまうため、疲れた上に、

やる気が起きないという事を引き起こしてしまいます。

不妊ストレスを抱えていると、仕事でも日常、夫婦の性生活でも異様に疲れやすくなり

またやる気もおきなくなるという悪循環になってしまうため、非常に危険です。

 

不妊ストレスによる不調は朝に出やすくなる

寝る睡眠女性

自分のストレスの状態には、意外に気づきにくいものです。

ストレスをためていてはいけない、良くないと思っているとなおの事

自分は持っていないと思いこもうともしてしまいます。

ネガティブから回避したり、見て見ぬふりを気づかないうちにしてしまうやすいのです。

特に、やるべきことや時間に追われているときには心身が興奮してストレスに抵抗しているため、

疲労やダメージが蓄積していても、それらを自覚しにくいようになっています。

疲れた心身になおも気づかないうちに鞭を打ち続けながら辟易してしまうようにまってしまいます。

したがって、ポジティブに妊活をして妊娠しやすい健康的な体つくりをしていくには、

ストレス状態をチェックすることからです。

生活習慣や体に起きてきている変化を「事実」として確認することが大切です。

ストレスへのコーピングとしてまずは自分のストレス度を自分が確認してある事が大切です。

そのためのチェック方法はいろいろありますが、朝の体調のチェックからも気づけることはたくさんあります。

というのも、ストレスがたまると、自律神経のバランスが悪くなり、

睡眠に影響する深部体温の調整がうまくいかなくなります。

そのため、睡眠リズムや熟睡度に影響しやすくなるため、朝の体調や気分に変化が生じやすくなるからです。

 

ストレスによる睡眠の質で体調が変化する

たとえば、以前は毎朝すっきり起きていたのに、なんだか朝に目覚めても

なかなかすぐに体を起こすことができない、なんだか朝から疲れている、

このような変化に心当たりはありませんか?

ストレスに抵抗するためにさらに心身の緊張や興奮が続いてしまうと、自律神経が正常に働きにくくなります

そのため、夜は寝ているつもりでもしっかりと深い睡眠をとることができず、

疲労が回復しないまま朝を迎えてしまうことがあります。

 

書籍 スタンフォード式最高の睡眠では最新の睡眠の研究からわかってきたことは、

睡眠の質を左右するのは、入眠後わずかはじめの90分で勝負が決まるといわれています。

深部体温を下げて寝る時間にすっと入眠できるように

寝る前はリラックスできている事がポイントになりますが、夜は不安を抱えていたり

焦っているほど鬱々と考え事をし始めてしまいますし、

不安になるとスマホなどでネット検索をついつい始めてしまったりもしてしまいます。

そのためストレスがあるほど入眠のための良い行いが妨げられてしまいます。

 

睡眠の質で妊娠しやすさも変わる メラトニン

寝具整える妻

睡眠が不妊とどれくらい関係があるのか知っていたら、寝る事やストレスケアの重要性にも

気づいていただけるかもしれませんね。

睡眠は、寝ている体に体の修復をするホルモンが分泌されます。

成長ホルモンは細胞が受けたダメージを回復させる役割もあれば、

ストレスホルモンであるコルチゾールの値を下げる役割もあります。

抗酸化作用がたかく若返りのホルモンとも言われていますし、さらにメラトニンというホルモンも

分泌されます。このメラトニンというホルモンは、睡眠を演出するだけでなく、

活性酸素を抑制する抗酸化作用を有することが知られています。

メラトニンには脳内での抗酸化作用もあり、細胞を傷つけ、

老化の主因とされている活性酸素によって酸化してしまうのを防いでくれる働きがあります。

 

山口大学医学部産婦人科の杉野教授らは、

メラトニンの抗酸化作用に注目し、卵胞液中のメラトニン濃度と卵の質について、

さまざまな基礎研究や臨床試験の結果を発表しています。

 

【メラトニン投与で体外受精における受精率、妊娠率が上昇】

杉野教授らのグループでは、これまでの研究で、

以下のことを確認しています。

・排卵過程において、酸化ストレスが生ずると卵の成熟を妨げる。

・メラトニンが卵胞内で抗酸化物質として働き、卵を保護している。

・メラトニン投与が実際に卵の質を改善、受精率や妊娠率の向上につながる。

 

そのため、メラトニンの抗酸化作用は卵胞液中で卵を守っていると考えられ、

実際にメラトニンを摂取することで、受精率や妊娠率がよくなることを確認しているようです。

 

ストレスによって体に不調が出ていないかをチェック

朝の調子をチェックすることで、ストレス度が溜まっていないか、またストレスによって

睡眠が妨げられ朝からの体調が悪くなっていないか、

心身ともに不健康になってしまっていないかをチェックできます。

 

  • 起きる時間なのに、すっきり目覚められていない
  • 朝が来たと思うと、憂うつな気分になってしまう
  • 起床後はすぐに活動的になれずに、しばらくぼ~っとしている
  • 朝食欲が低下した、朝食を食べられない
  • 仕事や家事の効率が悪くなった
  • ギリギリの時間まで布団の中に至りギリギリ間に合うように出勤する
  • 以前より満員電車、通勤時間をつらく感じるようになった
  • 出勤しても午前中にはやる気が出てこない
  • 挨拶をしたり、人と話したりするのがおっくうになった
  • 効率的に仕事や家事が進まなず、手につかないとかミスが増えた

 

いかがでしたでしょうか。朝の気分や体調によって、抱えているストレスの度合いや

その影響に気づけもします。

特に日本は睡眠不足が深刻だという事が言われています。

 

寝る前のリラクゼーションが良い眠りと体調の回復に

 

増大するストレスは、心と体に実に大きな負担をもたらします。

あなたがプレッシャーを抱え不安に駆られているとき、

コルチゾールなどのストレスホルモンが放出されることによって全身が打撃を受ける可能性があり、

病気や高血圧、さらには制御不能な体重増加に陥りやすくなります。

一晩しっかりと休息を取ることで体はリラックスし、心は落ち着いてストレスが軽減され、

一日中冷静でしっかりした判断ができるようになります。

ストレスが招く睡眠不足

 

ストレスを抱えていると、朝に体調や気分が上向きになっていきません。

疲労を回復するための睡眠を十分にとれていないためである可能性がありためです。

そして、夜にしっかり睡眠をとって妊娠しやすくなるためには、

夕方から徐々に活動を減らしていき、夕食は早めにとって、

寝る前にリラックスした時間を過ごすことが大切です。

毎日何かに追われるように、気分が焦っていると、なんだかゆとりがなく気持ちも落ち着きません。

夜遅くまで起きていたりストレスを抱える生活を送っていると、

夜になっても副交感神経のスイッチが入らず、リラックス状態には導かれなくなってしまいます。

子どもができない不安、不妊のストレスに向き合い上手にケアしていくことで

心身ともに健康になっていかれますし、妊娠確率も高まったり、体外受精での妊娠確率が

高まるといった報告があります。

 

不妊ストレスのためのメンタルケア

夜の時間をたとえ自宅でゆっくり過ごしていてるようでも、

実はリラックスした過ごし方ができていない人は少なくはありません。

たとえば、ベッドに寝っ転がっても、頭の中では悩み事や気がかりな事がぐるぐる繰り替えし

考えて過ごしていませんか? また、寝る直前までパソコンやスマホでの情報検索や

動画の閲覧に夢中になり、過ごしてしまうという事もあるでしょう。

ストレスをためてはいけない、ネガティブになってはいけないそう思うとなおの事

心の中ではストレスは溜まってしまいます。

まず夜遅い時間に考え事をするのはやめられるようにマインドフルネス・瞑想などに取り組む

習慣をつくりましょう。早めのごはんとお風呂、寝る前のスマホやテレビからは遠ざかり

ゆるやかな音楽をかけて読書をしたりして副交感神経をゆっくり休める過ごし方を心がけていきましょう

 

マインドフルネスとストレス軽減

ストレスを軽減させるためのプログラムとして、

1979年にマサチューセッツ大学医学部に導入されたのがマインドフルネスです。

マインドフルネスの中心は瞑想となります。そこでは呼吸に伴うあらゆる身体感覚を意識します。

その中で自然に浮かび上がる雑念に気づき、それが心の中で変化していくのを見届け、自分の心に浮かんでくる

考え雑念への執着を手放していきます。

潜在意識で妊娠していくためのポイントになる部分です。

これを習得することにより、気持ちが安定し、ストレッサーへの耐性が高くなるうえに、

物事をやり遂げるためのエネルギーが産まれてきます。

 

読書とストレス軽減

イギリスのサセックス大学の研究チームによる実験で、読書にはストレス軽減効果があることが判明しました。

実験は心拍数の低下や筋肉の緊張緩和からストレスの軽減度合いを計測するもので、

読書による軽減度合いは68%と、とても高いのです。

方法はいたって簡単で、自分が好きなジャンルの本を、

難しいことを考えずに思いのままに読むというシンプルなもの。

そのため、不妊のこと、妊活の事から離れられる全く関係がないような本を選ぶと

ストレス軽減効果が得られるでしょう。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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